小林隆章

Last-modified: Sat, 12 Oct 2024 00:41:09 JST (30d)
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小林隆章(こばやし たかあき)は、駿台予備学校数学科講師。2号館,3号館,市谷校舎,大宮校,仙台校に出講。仙台校校長2021年度をもって駿台の定年60歳となり専任の肩書は外れた。

経歴 Edit

授業 Edit

  • ただ解答解説を行うだけではなく、ひとつの問題を突き詰めて考えることを大事にして、その問題から教えられるすべてのことを教える授業を展開する。
    • この授業スタイルが故に人気講師なのであり、あらゆる数学の定義・定理の理解を深めることができる。
    • 授業の丁寧さは駿台随一と言っても過言ではない。
    • 基本事項の確認から問題の着眼点やアプローチ、典型的手法のまとめ、解法のポイント、数学的背景や(研究)と題した問題では、テキストでは問われていない考察兼宿題、受験生の陥りやすいミスや注意点など、細部に至るまで徹底的に解説をしていく、基礎・論理に忠実な、情報量に富んだ非常に密度の高い授業を行う。これを難問の解説の際も行い、「いいですか〜、基本に戻るんですよ〜(王騎風)」と仰る。
    • 通期の50分授業では時間が足りないこともしばしばあり、講習のオリジナル講座ではさらに情報量が多くなる。夏期講習では問題の背景にある理論・原理を掘り下げ、冬期講習では問題の周辺にある関連事項を整理する。
  • 「どこまでが基礎なのか」「どこからは応用的な知識なのか」「どこからはその場で考えるべきなのか」という数学の構造を身に付けよ、と仰る。
  • 「いいですか、数学は言語ですからねぇ〜 計算ではありませんから。まあ計算も言語なんですけどね」
  • 基本から確認するので幅広い層に人気。応用発展的なことも受講者レベルに応じて突っ込むので極めて人気が高い。
    • 上級者向けの講座を多く受け持つ一方、XH(中級者向け)やここが知りたいシリーズ(初級者向け)まで扱っていることを考えると、雲幸一郎師、森茂樹師が最上位クラスの生徒のみを担当しているのに対し、師の受け持つ受講者層の幅が極めて広いことが分かる。
      • 仙台校ではXH教材を担当することもある。なお、同校では物理のA教材を小倉正舟師が担当したこともあり、初級クラスにしては豪華な講師が配当されていた。
    • 数学の苦手な生徒には小番師や鹿野師が勧められがちだが、師も十分お勧めである。しかし、比較的難易度の高い問題を「これは簡単ですね〜」と仰ることもある上、下手な質問をすると痛い目に遭うので、注意も必要。
    • 基礎~標準レベルの講座では基本的に「サブノート」と呼ばれる解答集が用意されており、このスタイルは他の講習でも踏襲されている場合がある。
  • 板書はカラフルで、駿台でも指折りの綺麗さ。板書のスピードも速く、かつ大量である。
    • 基本事項から発展事項まであらゆることを板書する。授業中に理解できないときはとにかく板書して後で復習しなさいとおっしゃる。
  • 板書スピードは、代ゼミの富田先生に匹敵する。
    • 数学はどんな簡単な問題でも書くことが勉強となるとおっしゃって、手を動かさずボーっとしている生徒には注意する。(だが、ぼーっとしていたらどの先生だって気になるのは当然のこと)
    • 板書がかなり速く、他の数学講師とは対照的に色も多用(白+色チョーク用途別5色)し、黒板の端から端まで余すことなく書いていくほど量も多いため、一部の生徒はついていけずに師のクオリティの高い授業を何割か無駄にしてしまうことがあるので覚悟が必要。
      • 1番大事な事項は黄色、その次に大事な事項は赤色で板書している。そのほかに、問題のアプローチはオレンジなどで書き、緑や青を使う時もある。
      • 講習会で延長すると板書のスピードが神がかり的に速くなるので覚悟が必要。その時、人によっては小倉師と並ぶもしくはそれ以上の速さだという意見もある。
      • 特に図やグラフは書くのが速いので見入っていると確実に置いていかれる。
      • 高速で書くが、図やグラフは非常に綺麗。特に空間図形の図は初めて見ると衝撃を受けるレベル。自分のノートに写そうとすると大抵上手くいかないので生徒がその間に板書についていけなくなることが多々ある。
      • しかし板書ミス、計算ミスもたまにある。(特に前列の生徒は)勇気を持って指摘しよう。本人も板書ミスがあれば指摘してほしいと仰ったことがある。
      • が、後述の発言集にあるようにミスを指摘されると「これくらいのミスはすぐに気付く」などと言い訳をする仰ることもある。
      • 板書ミスはすぐに気付かれることもあるが、計算が破綻するまで突き進むことも多い。
    • ただ単にそのまま板書を丸写ししただけでも内容・見栄えともに完成されたノートが出来上がる。だがそれだけで満足して終わらせないことが大切である。
    • 昔は全て板書していたらしいが、最近は付いて来れない生徒が増えたそうで一部プリントで補完することにしたそう。また、研究プリントの答え合わせの為に生徒が沢山質問に来るのを避けるため、答えもすべて予め示している、とおっしゃっていた。
    • 講習期間中は異常な時間数をこなすため(後述)、大量の板書に手が耐え切れなくなり、手がつってしまう。 そのため盲点などは板書量と時間軽減のためか、予め解答はテキストもしくは配布プリントに記載されてる上で、解説や流れ、ポイントのみの板書となるものもある(それでも板書量は多い)。
  • 講習期間中は異例の講習3階建て×数ターム+各講座延長(例として.入試数学の定石〈頻出問題解法パターン〉東大理系数学入試数学の盲点完成編〈予想問題の攻略演習〉)をこなす。講習期間中は師には殆ど休み時間がないが、それでも決して質問対応を断らない。
    • しかも、ただの3階建てでなく、大宮校3号館津田沼校を1日でまわる横断コースを断行する。タクシーで移動しているそうで、タクシーに駆け乗る師を見れることもあるだろう。その走りは若者のそれと同じである。こんな暴挙を走らずにこなせるわけがない。
      • 大島師から「断ればいいじゃないか。」と言われたところ、「スリルがあって楽しいじゃないですか。んぁ。」と仰ったとか。
    • 2016/17年度は、少なくともAからEの全てのタームで三階建てであった。本当に55歳なのであろうか。
    • 2018年度以降は負担軽減のためか、校舎移動を伴う三階建てはなくなった。しかし、三階建て自体は健在である。
    • 最近ではオリジナル講座をHG化した(盲点A,Bなど)。つまり毎日11コマ+αをこなす事になる。何故昔より負担が重くなっているのだろうか。
    • 2017年度直前講習では体調を崩しており、声を出すのも辛そうであったが、それでも30分以上の延長をキメていた。自分の体調より授業を優先する師にはもはや感動すら覚える。
      • 夜の授業や講習期間後半の授業では、授業開始時に疲れた様子が垣間見えるが、授業が進むにつれどんどん勢いが増していく。そしてそのまま延長に突入するのである。
  • 授業や板書では論理記号を普通に使う。(もちろん解説はする)
    • 論理記号を理解しようとしない生徒をよく思っていない。
  • 授業は延長することも多い。
    • 特に講習では延長に加え、前倒しが行われることも。どの講師にも言えることだが、延長の有無は出来るだけ事前に確認しておくとよい。
    • 市谷校舎において15分ほど延長した際、「ちょっと伸びちゃいましたが、ンアー授業の間の20分休みは延長する為にあるようなものですからね、いいね?」と言い放ち笑いを誘った。4限、6限のクラスでは、延長を気にせず授業ができることもあってか、師ものびのびしており、説明もやや丁寧である。
    • 浪人の2限から現役の授業が終わる夜9時まで休みなく授業が続く日もあるようだが、授業を雑に切り上げたりすることは一切せず、延長してまで時に大学レベルの数学の世界も見せてくれることがある。また、師にとっての僅かな休み時間も丁寧に質問対応をしてくださるなど、師の優しさが感じられるだろう。ここまで生徒思いな講師はなかなかいないのではないだろうか。
    • 仙台校SXクラス(2021年度のみSAクラス)においても4限に授業があるせいか、毎週15~20分程度の延長をする。
    • 大島師の試験会場での心構えの話でも、「コバタカだったらこの問題のポイントは何って言うか考えるんだよ!あ、でも試験時間オーバーしたらダメだぞ!」とオチに使われている。
    • 計算ミスをしても師が気付くことなく10行ほど板書が進むことも多く、これが授業延長につながるケースが多い。やはり板書ミスは早めに指摘する方が良いようである。
  • 授業内にテスト演習があるとテスト終了後一度回収して生徒の答案を見ている。
    • ただし、ある程度答案が書けているものは通しで見て、空白が多いものは飛ばしているようである。また、東大理系数学などの講習では回収しないこともある。
  • 2018年冬の難関大理系数学(仙台校)の初日は(75分のテスト演習の解説で休み時間が変則的になるため)タイミングが合わないとかいう適当な理由で120分ぶっ通しの解説をなさった。その日の帰り道ぶっ倒れて救急車で運ばれていった受講生がいたとか…
  • 通期テキストでは、前半の問題に時間をかけて基礎から徹底的に解説し、後半の問題は解答プリントを配り要点だけをまとめて一気に片付ける、という授業の進め方をすることがある。他の講師が1コマ2問ペースで進む中、師が1コマ1問以下のペースで進み、挙げ句の果てに「例年よりいいペースですね、えぇ、来週は6コマ目で6番の問題が終わりますから、追い越してしまいますね」などとおっしゃることがあると、駿台のトップ数学講師が数も数えられないのかと困惑してしまうが、完全に計画通りである。
    • 講習でも同様に、時間の都合上解説しきれない問題は要点だけを板書し、解答自体はプリントを参照させることもある。
    • その際に師は「プリントは板書だと思ってきちんとノートに取り直す、そしてプリントは捨ててしまうのが良い、いいね?」との旨を必ず仰る。実際にプリントを捨てるかどうかは別として、復習の際にきちんとプリントの内容はノートに清書した方が良いだろう。
  • 「答案を相手に伝わるように論理的に書く」ことの重要性を強調する。
    • 東大向けの講座、講習などでは日本数学会の「入試情報開示について」の要望書(平成11年)や東大のHPの一部を引用したプリントを配ることがあり、論理的に書くよう強調なさる。
    • 直前講習の答案作成法でも(講座のコンセプトからもわかるように)その点を特に強調する。
  • 授業が終わると振り返って黒板を見ながら、ドアを開けて爽やかに教室を出て行く。
    • ところが、ドアに鍵がかかっていたためドアを開けられずテンパってしまったことがある。
  • 空間図形や積分の範囲を得意とする(特に積分は通期授業でもしばしば受け持っている)。
    • 空間図形に至ってはかつて師の手がけた問題が東大の入試で的中したほど。東大の試験問題よりも師の作問の方が一工夫されており難しかったとか。
    • しかし、2017年度2018年度はX,Y教材の§4を担当するようになり、師が図形がらみの分野を担当するのはスーパー東大理系演習(SX〜SZ)の数学XZSしかなくなった。
    • 2019年度以降はX,Y教材の§3を担当するようになったので、文系では積分を担当することになった。
  • θのことをスィータ、パラメーターのことをパラメタと言う。
    • 「パラメーターとかパラメータとか書いてある参考書もありますが、パラメタ、が一番いい。これが英語の発音に一番近いんですね、いいね」
  • 直角は直径(チョッケイはチョッカク)」、「座標は距離に強く角度に弱い」「胃腸薬の原理」「DYK」など、解法のポイントになるような独自のことわざを持っている。
    • 出てきた度にしつこく言うので、回数を重ねる毎に照れ笑いしながらとても楽しそうにこれらことわざを言う師が見れる。
      • 特に胃腸薬の原理は気に入っているらしく、通期・季節講習を合わせれば10回ほどは言っている。見れば分かると思うが、とにかくかわいい。
      • 「直角は直径」は大昔のチャート式にも書いてあることらしい。なお、現在のチャート式については良く思っていないそうだ。
  • 早稲田の理工の問題を扱った際に、「早稲田の理工は東大の真似ばっかりしてますからね」と言い放ったこともある。早稲田に限らず大学入試における東大の問題の影響力は大きいものである。これについては、東大の教授が早稲田に流れていく事が多いのも理由であると仰った。
  • なぜか襟を立てて授業を行う。小顔効果のためだろうか。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 森茂樹師、雲幸一郎師などとともに難関大志望の受験生から広く絶大に支持されている超人気講師。
  • 駿台の専任講師であり,質の高さで知られる数学XSYSZSなどの基幹教材や研究教材、季節講習東大理系数学をはじめ、様々なテキスト作成のチーフとして活躍している。
  • 主にお茶の水校市谷校舎大宮校仙台校に出講。トップ講師の例に漏れず、担当コースは東大・京大・東工大・一橋大・医系コースといったレベルの高いクラスばかりである。
  • 駿台の講師公募採用2期という古株の講師である。同期は大島保彦師、坂井孝好師、西山清二師など。
  • 名前を略して「コバタカ」の愛称で親しまれている。
    • 駿台における小林タカアンドトシアキのタカの方である。トシは英語科小林俊昭師である。
    • 大島師や勝田師なども時折この呼称を用いる。
  • 誕生日は2月9日。そのため講義中数式を例としてあげるとき2と9を使うことがある。
    • 問題で2と9が出てきたときは、師の誕生日が2月9日だということを覚えておくことを勧めてくる。
  • 街で会ったら声を掛けてほしいとのこと。また、レストランなどで会った場合は奢っていただけるそう。
    • 通期で教えてある学生は名前までは覚えてなくとも、顔と出身校は大体一致してるそうだ。
    • 文系の生徒(又は卒業生)は声をかけてくれるものの、理系の生徒(又は卒業生)は暗いため声を掛けずに師の目撃情報をネットに書き込まれると嘆かれていた。(Twitterか本サイトであろうか。)
      プライベートに踏み入ることは決して書き込まないように。
    • もっとも、師とレストランで会うなど余程お財布に余裕が無いと不可能であろう。
  • 受験生時代は東大を志望、本部校舎3号館)午前部理1で浪人した経験があり、自身の体験をもとにノートの取り方などをアドバイスしてくださることがある。
    • ちなみ結果は「サクラチル」。しかし、浪人期、大学・大学院を経験を経てこそ、今の師自身がいらっしゃると言っても過言ではない。*1
  • 西山清二師、西岡康夫師、長岡恭史師とともに若手のホープ的存在だった(新進3N+K)。
  • 若手の頃は、「駿台数学科の若手実力派講師の中では、唯一(?)保守派に属している」と言われていた。*2
  • 1988年に、当時ベストセラーだった和田秀樹氏の『受験は要領』(ごま書房、1987年)を読み、暗記中心の勉強法にショックを受ける。
    • その影響からか、暗記数学とまでは行かないものの、入試数学の定石を意識的に整理するようになったと思われる。
    • ちなみに、長岡亮介師は同書の内容に反感を持ったらしい。
  • とある校舎の職員との会話によると、お子さんがいるそう。
  • 白のワイシャツに黒のスラックスという服装であることが多い。
    • なぜかシャツの襟を立てて授業を行う。小顔効果のためだろうか。
    • 十数セット同じものを持っている模様。
    • ワイシャツのボタンは必ず2つ開けている。上記にもあるAERAによればこれは暑いと感じているからだそう。
    • 非常に暑いときは黒いポロシャツも着ることがあるがその時も必ず2つボタンを開けている。真っ黒は暑くないのだろうか。
  • 香水のセンスがいい。
  • いつも数百万相当のロレックスの金時計を身につけている。
    • 頂き物なのだそうで、一日授業しても買えない程高価なものらしい。以前、仙台校の授業の際に付け忘れてしまい、慌てて取りに戻ったことがあるほど大切にしている。ある時、市谷校舎に忘れて帰ってしまい、なくなってるのではないかと不安であったが次週きちんと受け取ったとのこと。
    • 一日分の給料と数百万のロレックスを比べるほど、、、給料はいかに?
  • たまにコンピュータにまつわる話をする。
    • log(x)/xのグラフについて、「コンピュータに書かせたら如何に極大値が小さいか分かりますよ。ただ、非常に小さくて肉眼では分かりづらいからあえてこうやって大きく見せてるだけです。いいね。」など。
    • 大島保彦師によるとIBMからの誘いを断り駿台に入社したんだとか。
  • とても面倒見の良い講師である。また偶然にも早く教室前に来た時には、生徒と気さくに、そして笑顔で(まさにいつもの授業のような感じで)雑談されることもある。
  • 質問対応は生徒の理解度や質問のレベルによって大きく変わる。
    • 総じて他の数学講師(特に雲K師や森師)と比べて質問対応は良くないと評される。 
    • 師の授業のスタイルが板書にほぼ全てを示すものであることもあり、内容があまりに稚拙だと相手にされないこともある。もっとも、なんだかんだで結局どのようにすればいいかなど丁寧に教えてくれるという声も。少なくとも、通期の最初の授業において師は、質問がある際はただわからないことをただ聞くのではなく考えた証拠を持ってきた上で質問をしてきてほしいと仰っていた。
    • しかし、何度も通ったり、研究問題の答え合わせなどを持っていけば次第に対応も良くなる。ただ、計算系の研究問題は予め答えも示してくれているので、論証系の研究問題を見せに行くのがよいだろう。本人も、計算を見せに来ても僕の計算力があがるだけですから、と授業中におっしゃっていた。
    • 一部では女子生徒質問には丁寧に答えると言われているが、実際にはそんなことはない。研究問題や別解等にも真剣に取り組めば、男女問わず神対応である。
    • 結局質問対応の良さは、その生徒の誠実さ×質問内容のレベルの高さによって決まると思われる。
    • 質問のレベルに応じて、在籍クラスや出身校などを聞かれることもある。そして特に何か言う訳でもなく、そうですか、とだけ言う。(の割にはそのような細かい生徒の情報も長く記憶しているようである。)
  • 小林師専用の容量の多いチョークボックスを使用している。
    • 通期の授業では、休み時間に次の教室の前まで行き、学生にチョークボックスを教卓に置いておくよう頼んでいる。
    • とある授業において、3-4本くらいチョークを折った際、「ポキポキとチョークが折れるとですねぇ〜ストレスが溜まりますねぇ〜。」と仰っていた。
    • 仙台校においては師専用のチョークボックスは無く、他の講師と同様の物を使用している。校長なのだから用意して差し上げても良いのではなかろうか
    • 市谷校ではパンダやインコなどの動物のシールがたくさん貼られたチョークボックスを使われている。可愛い。可愛い動物たちに混ざって何故かガイコツのシールも貼られている。
  • 語尾に「~なんですね、ええ」「んぁ」「いい(ね)?」「むっ」とつくことが割と多い。
    • よく大島師がこれをネタにしてモノマネをする。
    • 「んぁ」と「むっ」は一問解説が終わると聞けることが多い。
    • 「んぁ」や「むっ」は特に意味のない本人の口癖であり、阪神の岡田監督の「おーん」のようなもの。
  • 体育会系であることを公言。
    • 学生時代は野球部に所属していたとのこと。
    • 教室に行くときは階段を使うことが多く、しかも一段飛ばしで登っていく。
      • 同様によく階段を上る某S師はわざわざ師の次の講義教室に来て「私が歩いていたらでthねー、若thぁを自慢するかのように追い抜いていったんでthよねぇ」とおっしゃっていた。本当に速い。
      • 「なんか色々言われていましたけど、私はネタを提供したわけなんですよねぇ。」(授業開始時)
  • 大学時代は麻雀三昧の日々を過ごしていたらしいが、大学院に推薦で入るほど勉強もしていたそう。
    • 「最近の生徒は麻雀しないから、確率に弱いんですよ」
    • 師の時代の早稲田といえば酒に麻雀に資格試験であった。
  • 毎年2/25には、その後すぐに解答速報の仕事があるにも関わらず、朝早くから東大本郷キャンパス前で待機し受験生に鉛筆を配る。通期授業を受けている生徒は意外に覚えているらしく,個人的に声をかけてくれることもある。なんだかんだで生徒想いである。
  • あまり知られていないが甲斐基文師や山口紹と師は仲良し。山の上のホテルで一緒に食事をしているようだ。山口師は、自身の授業時の誤りの訂正を小林師にさせたことも。
    • 他にも同じ数学講師の石川博也師とも仲が良く、一緒に帰る姿も度々目撃される。ちなみに現在は同僚であるが、石川師が駿台市谷在籍時にコバタカの授業を受けていた。
  • 駿台講師長岡亮介師に、受験生時代は生徒として習い、講師としても手解きを受け、論理記号を用いた授業スタイルなど、非常に影響を受けたとのこと。
    • 2017年5月に長岡師が出版した『総合的研究 論理学で学ぶ数学―思考ツールとしてのロジック』という参考書について、唯一受験生におすすめできる参考書だと絶賛していた。
      • 「2000円くらいですから皆さんにとっては高いかもしれませんが、専門書と思ったら安いですね、えぇ。私は買って一日で読み終わりましたから、分かってる人にはそんなに難しいことはないですが、大事なことが書いてあります。皆さんは一日では厳しいかもしれませんが、余裕のあるときか大学に入ってからでも買ってください。読まなくてもいいので、えぇ、買ってください(笑)」
      • なお、この参考書は長岡師が駿台講師時代開講していた「数学数学考究」という講座を書籍化したものだが、小林師は数学考究のような高級な内容を最近の入試傾向に合わせて扱うという狙いで盲点をやっているそうだ。
    • 恭史じゃないからね。東進の先生じゃなくてそのお兄さんです。」と強調していた。
  • 授業評価アンケート仙台校のSBクラスの生徒から「論理記号が多くて分かりにくい」という趣旨の意見を書かれた事がかなり癪に障ったらしく、その後の週の授業から前期最終講の1週前の授業まで毎授業必ず3回は論理記号について熱く語られていた。「このクラスで僕の授業が論理記号のせいで分かりにくくなるという意見がありましたがねぇ、論理記号すら使えない人は大学行く資格ないですからねっ!」
  • 人気講師にありがちな文科省の学習指導要領に対する批判はほとんどしない。
    • 数学の本質を重視する師の中で教えるべき事柄が学習指導要領に関係なく明確になっているからであろう。
  • 授業中、師の好きな女優を伺えるチャンスがあったが、「昔は良かったけど今はね~、何か言うと必ず書かれちゃうからね~」と言い、結局教えてくれなかった。このページのことであろうか。
  • 割と暑さに弱く、その日は計算に詰まったりもしていて「今日は暑くていつもよりも板書するのが明らかに遅いんですよ~。わかるんですよ~ンァ。」とのこと。ちなみに、その時のスピードは丁度いいなっていうぐらいだったり。
    • 夏期講習の際は、「暑いけど頑張りましょうね~」と言いつつ、暑さと忙しさのあまり疲れが顔に出ていることも。しかし、板書のスピードは速く、手を抜くこともない。
  • 水曜日は市谷校舎の浪人部門から3号館現役コースに移動して来るとき、お疲れの様子で講師室で寝ていらっしゃる。
  • 意外なことだが、「駿台式!本当の勉強力」の著者の一人であるにも関わらず、途中からエミールへの出講が無くなった。エミール立ち上げ時には出講していた。
  • 読書家であるが、授業の中でおすすめの本を紹介しようとして、作家の名前を思い出すのにかなり苦慮したあげく、諦めるというお茶目な一面もある。
  • 人を使った場合分けの問題で、なぜか人間でなくゴジラを登場させることがある。
  • 場合分けの問題で人を区別しないように指定してくる大学には、数学とは別の意味で問題があるので、受験しないことを勧めてくる。
  • 笑った際の顔が、ものまね芸人のコロッケに似ている事がある。
  • 声や喋り方が声優の古谷徹に少し似ている。
  • 猫が好きであるようだ。補助プリントによく猫のイラストが登場していた。
  • 難問を解くことをよく「格闘」と表現することがある。
    • YouTube駿台公式チャンネルに出演なさった際の動画のタイトルは「良い問題と出会い、一緒に知的格闘を」であった
  • 下記の発言集の通り、ナルシストキャラであり、大島保彦師にもネタにされる。

発言録 Edit

師の性格が良く現れ、ナルシスト的な発言が多い。また時事ネタを取り入れたギャグを真面目な顔をして発するのでウケも良い。

  • 仙台校現役フロンティアの1コマ目の授業中に突如「あっ、じゃ、ちょ、ちょっと休憩ね、んぁ」と言い放ってマイクを置いてはトイレにダッシュしたことがある。戻ってきた際には「ふぅ、えぇ、ま、こういうのをですね“ネイチャーコールズミー”と言う訳で、今年で講師歴35、ん?、36年目なんですけど、2回目ですね、んっぅ。あ、皆さんはダメですよ」
  • 「じゅじゅ…じゅ…数珠順列ってなんだかきゃりーぱみゅぱみゅみたいですね」「このように真偽をT,FT,F,T,T..そんな兄弟もいましたねっ」(普段はナルシスト系なジョークを飛ばすが、このように突如謎な発言をすることもある。)
  • 「このテキストは、非常によくできています。ちなみに僕が作ったんですけどね」
    • しかし、教科書に不備があった場合は、「このテキストの出来は悪いですねー。誰ですかねーこんなの作ったの・・・僕なんですけど。来年からきちんとした物を作りますねー。」と珍しく自虐をして生徒の笑いを誘った事もある。
  • 「今日は喉の調子が悪い。だから皆さんに僕の美声を聞かせられない」
  • (授業中に地震があった時板書に夢中で気付かず生徒の反応でわかり)「(笑いながら)集中してるとですね〜え〜こんなものには気付かないんですね〜ええ。みなさんもね〜本番ではこうならないといけません、ええ」
  • 「今はゴールデンウィークだけど、君達はいつでも休める。だけど大学に受かるために自分を律することが必要。いいね? 君たちはゴールデンイヤーみたいなもん」
  • 「君たち、ゴールデンウィークを羨ましがってはいけません。予備校には出席義務はないんですよ?ええ、ゴールデンイヤーにしたっていいんです。後々結果がどうなるかは知りませんが。」
  • こんなところ(お茶wiki)にちょっとでも延長するとすぐ書くんだから。そういう人は情報発信能力が無くて数学ができない人です。いいね?
  • 「転びそうでも転ばない、これは僕の特技なんだけど、いい?僕は絶対に転ばない。」「何が言いたいかって、要するに僕は運動神経がよかったんですね」
  • (板書ミスに自分で気がついた時)「こんくらいのミスは大して減点されない。この子は本質がわかってるなって、そういう解答書いてあるからね。こうやって自分でミスを発見するのが偉い、と。いいね?」
  • (板書の計算ミスが見つからない時)「計算間違うとね、数学出来ないって勘違いしてる人いるけど、計算はコンピューターにやらせれば良いんでね、その考え方が人間のやることなんですね。」
  • 「昔はここに入るのは隣の学校よりも難しかった」(3号館にて、都内私立進学高の卒業生でも落ちることがあったそう。)
  • 「早稲田も慶應も非常に良い大学ですよ。ただ最近の早稲田はちょっとしょぼくなってしまって、慶應の方が一枚上手かもしれませんね。僕が学生の頃は東大か早稲田かって言う程レベルが高かったんですけどねー、賢い人が早稲田に入って立て直してくれると良いんですけどねー。あ、ちなみに僕は早稲田出身です。ではお疲れ様でした。」(早慶理工数学最終講の挨拶)
  • 「壊れるようなものを作るほうが悪いんですよ。みなさんも将来は使う人の気持ちを考えて製造してくださいね」(黒板を叩きすぎたせいか指示棒の先が取れてしまったとき)
  • 「昔のファックスはこんな感じだったけど、最近のはこう、シャっと出来ますからね。だから本当はこれは"家庭用ファクシミリの原理"にしたほうがいい。いいね?」
  • 「えぇ~ロシアはね、えぇ、今ワールドカップやってますけどね、日本すごいですね(笑)」「ンァー皆さんはワールドカップ観なくていいですからね、代わりに僕が観ておきますからね、いいね?」(数学の確率過程「マルコフ過程」について、マルコフがロシアの数学者であることを説明した際)
  • 「僕が授業してる時間と同じくらい勉強すれば皆さんどんな大学だって行けますからね。僕色んなところで授業してますから。ンァ」(2022年度冬期入試数学の定石にて)
  • 「いい、名前なんてなんでもいいんです。昨日は日本がコロンビアに勝ったんで、"コロンビアの定理"で言うのがいいでしょうかね。 えぇ」(サッカーW杯の日本対コロンビアの翌日、角の二等分定理について名前なんてなんでもよく、自分で好きに名付けていいと言った際)
  • 「夏は暑いですが、任意の時間暑いわけではありませんからね。『∀暑い』の否定は『∃涼しい』ですからね、いいね」(前期終講時)
  • 「これは定石じゃなくて常識ね。」
  • 「ウォリスの公式を導出できないのは受験生でないのと同値」
  • 「理系は図形問題に強くなくてはなりません。んまあ~、図形が苦手な人はそもそも理系を目指さない方がいいんだけどね、いい。ですからみなさん図形には強くなって下さいね。」(図形問題解説時)
  • 「これは帰納法で…、これ昨日もやりましたよね(ちょっとはにかむ)」(2018冬季「入試数学の定石」にて)
  • 「こ↑こ↓」そういう趣味なのだろうか。

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*1 駿台予備学校 by AERA』(朝日新聞出版、2018年)
*2 『私の大学合格予備校作戦'91』(エール出版社、1990年)