東大理系数学/夏期講習
Last-modified: Wed, 28 Sep 2022 12:15:02 JST (248d)
設置校舎 
テキスト 
- 講義問題全15題掲載。毎年更新される。出典は難関大の過去問や東大実戦の過去問など多岐にわたる。
- 難易度は高いが、熟考するに値する良問が選定されている。「はじめに」に書かれている通り、入念な予習が求められる。可能ならば複数の解法によりアプローチしてみると良い。
- テスト演習の問題については、小林隆章師曰く、テキストの問題よりも難易度が低く、とっかかりやすい問題になっているそう。
- 講義問題1問につき過去問研究として東大の過去問が1問掲載されているが、必ずしも講義題の類題とは限らず、同一分野の中から解いておくべき過去問が掲載されているということもある。解説付き。
- 見た目では違う問題に見えるが、根底の部分で密な繋がりを感じられる。
- 2016年度までは、巻末の付録に29ヵ年分の理文両方の問題が載っていた。また、市販の書物で解答が確認できない古い問題のうち一部の東大らしい問題に絞って解説が付いていた。
- 2017年度からは巻末の29カ年分の過去問は5年分に削減され、代わりに東大らしい問題10題をピックアップしたページ(名称は『特徴的東大入試問題と解答』)が設けられた。解説だけでなく、考え方まで丁寧に記されている。
- 2018年度も同様である。なお、巻末の過去問は解答のみ記載されている。(青本等で詳細な解説を確認できるため)
- 2020年度も同様である。§1 図形,§2整数,§3確率,§4微積分,§5論理・論証で、各セクションには例題が1問ずつ配置されている。
- 2022年度は、§1図形,§2整数,§3微積分,§4論理・論証と確率 という形で確率分野が論証問題と同じセクションに配列されていた。
授業 
- 1~3日目はテキストの解説、4日目は3題のテスト演習(75分)+解説授業を行う。
- 雲孝夫師は4日目のテスト演習は90分に延長する。
- 良質なテキストと授業ゆえ、東大志望はもちろん、東大志望でなくても受講する価値のある講座。
担当講師 
- 同講座の各講師の出講校舎ならびに特徴を下記に記載する。
- 丁寧な授業進行のため、各日延長(~30分)、前倒し(〜30分)が起こるので注意。
- 図形、整数の分野の解説に時間をかけることになる。初日には2~3題しか進まないことも。
- 解説が追いつかない部分はプリントを用いる。例年講義問題2題とテスト演習の解説はプリントを用いることとなる。
- テスト演習については、自習として授業する時間を増やすかあるいはテスト演習を行うかを受講者の意見を聞いて決めている。基本的には皆自習とすることを望むので、自習になる可能性が高い。
- テキストの監修をしているため、過去問研究についても、その問題のテーマや注意点などを教えてくださる。
- 「つかみ取ろう」という各問題の要点をまとめたプリントを配布する。昔は板書していたが、板書量を軽減するためにプリントにしたそう。
- オンデマンドでも師の丁寧さはライブ授業と同等以上であるが故に、最終日のテスト演習が自習扱いとなり、講義題2題と演習解説はプリントでの対応となった。さらに、最後のコマはオンデマンドであるにも関わらず6分早く開始し、7分延長した。
- 2017年度のみ大宮校も担当。
- 小林師同様、一部の問題の解説をプリントで済ませ、その分1問1問を深く解説する。
- 授業中には勉強法や試験での心構えなどの話も多くためになる。特に夏期には「解いた問題の別解や類題をつくる」ことと、検算することを強調し、問題毎の別解の考え方や検算の方法なども丁寧に教えてくれる。
- 師の検算についての話を聞けば、計算ミスというのが単純な実力不足でしかないということが自覚できるであろう。
- 各日20分程度延長、テスト演習がある最終日は少し早めに終わる。なお最終日は問題の解説はしない。前述の通り「類題を作る」や「検算を要所要所でやる」と言った試験での心構え、また師がテスト演習中生徒の答案を見て気付いたこと等を話して下さる。
- 2020年度より担当。
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