駿台予備学校

Last-modified: Thu, 09 Mar 2023 13:26:03 JST (19d)
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駿台予備学校(すんだいよびがっこう)は、日本国内で展開している大手予備校である。

略称は駿台(すんだい)。

河合塾代々木ゼミナールと並んで三大予備校と称されていた。

概要 Edit

  • 昭和27年10月8日法人認可。
  • 旧称は駿台高等予備校。
  • 許認可の関係上、校舎によって学校法人駿河台学園、駿台教育振興株式会社の3法人のいずれかに属する。
    • 駿台予備学校は「学校法人 駿河台学園」が運営する専修学校または各種学校。
    • 「専修学校又は各種学校の設置のみを目的とする法人」なので法律上は「準学校法人」。
    • 駿台教育振興株式会社」が運営するものについては「駿台◯◯校」または「駿台現役フロンティア◯◯校」という。(Wikipedia参照)
    • アカデミー校(書類上、2020年度までお茶の水8号館に存在)と池袋校は駿河台南学園の運営だった。

特徴 Edit

駿台予備学校のここがすごい! Edit

  • 冬には予防注射を駿台で打ってくれる。
    • しかし案内には担当医が記載されていないので、不安になる生徒も多い
    • また、定員に達し次第、締め切ってしまう。
    • 2018年度は珍しくお茶の水校で締め切りが発生した。講習かよ
  • 合格実績がすごい!(以下参照)
  • 50分授業ゆえに90分授業の予備校に比べて集中力が続く。
  • 指定席制であるため席取りに気を使う必要がない。(自由席制を採用する予備校では、席取りのために開門前に並ぶといったこともある。)
  • センター対策が手厚い。通期のカリキュラムにセンター対策が組み込まれており、必要な人はしっかり対策、既に対策出来てる人は授業を切ることで自習の時間になるという優れた組み方になっている。
  • テキストが非常に優れている。他予備校では『的中』と大々的に取り上げるが、駿台予備学校では当たり前な事である、もしくは無意味であるとして一切取り上げられない。
    • 青パックでは「4年連続的中!」などと大々的に広告してるためいちいち入試問題とテキストを照らしあわせるのが面倒臭いのではという説もある。
  • 校舎とクラスによっては人気講師に習うことができる。もちろん中にはハズレ講師もいる。上のクラスほどいい講師であるというのは他の予備校も同じことが言えるだろう。
    かつては講師の代ゼミという決まり文句なるものが存在したものだが。(→駿台講師)
  • 担当講師によってはアカデミックな授業を展開し(特に人気講師に多いが)、大学にも通ずるようなワンクッションを入れてくれる。(例えば、数学では本質が分かるように工夫された授業、物理では微積分などを用いて物理学的な背景を交えた授業、化学では有機電子論を用いた電子で反応を語っていくような授業がそれにあたる。)
    • それらのアカデミックな授業展開は理解にも役立つが印象に残りやすい故に暗記にも役に立ったり、アカデミック故に誘導付きで入試の題材になったり、大きなメリットがある。
      (詳細は駿台講師
    • したがって数学理科に関しては大いに満足できると思われる。
  • 特に夏期講習の評判が良い。
  • 50分授業である点。悪い点のほうにも書かれているが、人間の集中力から考えれば50分が必ずしも悪いというわけではない。

短所 Edit

  • 50分授業河合塾をはじめとする他予備校の多くが90分授業を採用しており授業数は変わらないのであまり重要度の高くない科目の授業が他予備校に比べて多少お粗末になってしまう。
     →集中力の限界が50分という伊藤和夫師の見解によるものであり、演芸場のような●●ゼミナールと混同してはいけない。むしろ50分は長所である。
  • 間の休み時間が10分しかないため、トイレなどが混むと教室に入れなくなってしまうことがある。
    • お腹が痛い、などの時には致命的。あらかじめ担任か次の授業の講師に申し出ておくなりすると良い。
    • 実際、英語の長文などは50分で1題解説し終える事はごく稀。2〜3週に渡って解説が行われるため復習のしにくさやまどろっこしさを感じる人もいるかもしれない。そこに嫌悪感を覚える人は河合塾を選ぼう。1コマでしっかり解説を終えてくれる。
  • ティーチングアドバイザー(TA)をさも名物であり河合塾より優れていると言わんばかりの宣伝をするがお茶の水校の場合非常に使い勝手が悪い。
    • 校舎によって教科に偏りがあり、その上校舎が点在しているため朝予約をとろうとしてもなかなか厳しい。
    • コースによっては地歴科目のTAは前期後期で2.3回しか受けられないことも。(人数とローテーションの関係で)
  • 早慶文系向けの講座は河合塾と比べると弱い。例えば、英語の超長文対策。
  • 日本史世界史は現役、浪人コース共に通期の講義ではカバーされない範囲があり(文化史や戦後史など)、季節講習に丸投げ状態である。
    • 例えば日本史なら文化史×2・戦後史・史料対策が必修であり、これらで10万近く取られる。高卒生なら実質学費に強制+10万されているようなものだ。
    • 社会重視の文系なら河合塾が良いかもしれない。
  • 1クラスあたりの人数が多すぎる。(一部校舎)そのため席の間隔も狭く感じることも。
  • 指定席ゆえに視力が悪い人は大教室で後方の席になると、黒板が見えにくい。
    • その場合は教務窓口で「オペラグラス」を貸してくれる。(また教務に事情を話せば前方の席に固定してもらえる。)
  • 確かに実績は良いが母数が多いのも事実ゆえ、駿台に入れば大丈夫という思考に陥りがちになる。(データによると母数は河合塾の方が多い。)
  • アカデミックな授業ゆえ、受験勉強に余裕がない人は入試に間に合わなかったり、理解できるレベルを超えていたりするものもある。
  • 下位コースや下位クラスを中心にハズレ講師がいる。
  • カリキュラムが多い。
    • 問題集で演習などの時間の確保がなかなか難しい。授業は基本6コマ(3時まで)入っており、そこからセンター対策や理科社会の授業があるので演習時間はあまり取れない。自分でできる、先生が合わないなど感じたら潔く授業をきる方が良い。(だが、実際にはあまり成績が良くない生徒が自分で出来るとか勝手な勘違いをして切ることの方が多い。講師や教材にしろ自分にしろ、正しいと思い込んで行動することが最も危険である。)
  • 椅子の座面が後傾している。ずっと座っているとお尻が痛くなる。なお、自習室の椅子は質が良い。
    腰痛持ちはクッションなどを持ち込むと良い
  • 講師にもよるが、一部に左翼的な雰囲気がある。特に日本史科は顕著であり、人によっては気分が悪くなるかも。
    • 言論界・学術界には伝統的に(?)世間一般より左翼的な人が多い。日本史科以外は他予備校とそれほど変わらないと思われる。
    • こうした思想の偏りやそれを講義で主張することにを批判的な講師もいらっしゃるようではある。
    • 学生運動が盛んだった時代に、アカデミアの本流から外れたそれらの参加者が予備校講師に転身した過去がある事も一因かもしれない。現在でもベテラン講師陣の中にはデモなどの運動に参加している方もいらっしゃるようだ。(もちろん過剰に偏った思想のデモには参加されていないだろうが。)
    • 南京大虐殺や慰安婦問題に関しては日本は謝罪すべき、天皇制廃止、安倍政治反対といったことがよく主張される。人によっては証言や文書といった根拠を提示しながら話をされるので、一種の演説会のようになることも。
      • 何にせよ、自分で考える姿勢が大切。何も考えずに鵜呑みにしたり、反発するようなことは好ましくない。(講師もよく考えて判断するよう仰る方が多い)
    • 当たり前ではあるが、全講師が左翼的であるのではなく、中には極めて右翼的な講師もいる。
  • 悪い意味でニュースで報道される時がある。

出身者 Edit

駿台予備学校/卒業生を参照。

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