駿台文庫
Last-modified: Sun, 11 May 2025 10:28:51 JST (39d)
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各書籍詳細 
- 大学入試完全対策シリーズ(青本シリーズ)
- 東大入試詳解シリーズ
- 京大入試詳解シリーズ
- 共通テスト対策シリーズ
- 駿台文庫以外の関東駿台講師陣の著作は→講師著作
- 関西の駿台講師の著書について詳しく知りたい方は→「駿台大阪校wiki:駿台文庫
」、「駿台大阪校wiki:講師著作
」
概要 
特徴 
- 「学参業界の岩波」と称されるほど格式高く荘重な出版社と言われている。悪く言えば権威主義的なところがある。
- 著者にイギリス文学者の奥井潔や筒井正明、物理学者の山本義隆など駿台内外?の多彩な学識者が名を連ねる?。そのため、出版物の内容は高度で、大学教養レベルまで踏み込んだ解説をしていることも多い。
- この傾向は古い出版物に多く見られる。
- 近年は編集方針が変更されていて、入門書や中学生向けの参考書も出版している。
- 最近ではレイアウトが、従来の白地に黒字といった無機質な感じから強調する箇所を目立つようにするなどカラフルな工夫がなされるようになった。
- 全体的に安価で薄い本が多く、取り組みやすい。厚い場合には解答がかなり充実している。
- そのため、公式には絶版となっている書物でも書店によっては販売されている場合もある(いわゆる流通在庫)。郊外の大型書店に多い。
- もし、好きな講師の本が絶版だったとしても書店の在庫検索を使うと見つかる場合がある。
霜栄の回収本はそうはいかないのでご注意です。 - 今日こんな制度を導入しているのは駿台文庫と
案の定岩波文庫の二社のみだそう。内野博之師曰く「小さい本屋の寿命を縮める」らしい。
- 正方形の内接円に正三角形が内接しているという
今時中学受験でも見かけないであろうほどシンプルなロゴマークは、ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図をモチーフにしたものらしい。*4 - 代表者には駿台の幹部が就任することが多い。
- 校正が全く機能していない(参照
)。
- 他の出版社と比べると、良質な参考書が非常に多い。一軍枠になるものが多いということである。
もちろんハズレもあるのだが。- 具体例は枚挙に遑がない。人によって若干良書の基準は異なるが、以下の書籍は、レベルと目的・用途さえ合っていればほぼ万人受けするし、最優先で取り組むべきであるといえる。これらは大当たりなので、買っておいて損は無い。
どういうわけか、上位層向けのマイナーものに多い。 - 最近はそうでもない。特に英語は他の出版社に対してかなり遅れをとっている。
駿台がブラックすぎて講師に執筆する暇がないのだろう- 『英文読解の着眼点 言い換えと対比で解く』
- 『英文和訳の着眼点 タテとヨコの意識づけ』
- 『東大英作の徹底研究』
- 『ハイレベル数学の完全攻略』
- 『数学の計算革命』
- 『現代文読解力の開発講座』
- 『現代文解答力の開発講座』
- 『古文解釈の方法』
- 『新・物理入門』
- 『新・物理入門問題演習』
- 『化学頻出!スタンダード問題230選』
- 『原点からの化学』シリーズ
- 『新理系の化学』シリーズ
- 『新理系の化学問題100選』
- 『化学 記述・論述問題の完全対策』
- 『生物用語集』
- 『生物 記述・論述問題の完全対策』
- 『生物 遺伝問題の計算革命』
- 『生物 新・考える問題100選』
- 他社の参考書と比較すると、本質を追究して、なるべく深く突っ込む傾向が強い。なあなあで終わらせてくるものと比べると圧倒的に価値があるため、地方の上位校志望者には非常にありがたい。
- 具体例は枚挙に遑がない。人によって若干良書の基準は異なるが、以下の書籍は、レベルと目的・用途さえ合っていればほぼ万人受けするし、最優先で取り組むべきであるといえる。これらは大当たりなので、買っておいて損は無い。
- 良書と言える参考書が絶版(あるいは正確な表現では出版社品切れであるが)になったものも多い。
- 近年の著作であれば、以下の書籍であろう。
- 『現代文読解の基礎講義』(後に文英堂より新版が出版された)
- 『「読む」ための英文法』(後に研究社より『読解のための上級英文法』として増補改訂版が出版された)
- 『超パラグラフリーディング 基礎マスター編』
- 『新数学 Plus Elite』シリーズ(後に『数学の受験教科書』シリーズとして増補改訂版が個人出版された)
- 『物理の分野別問題集』シリーズ
- 『お医者さんになろう』シリーズ
- 『一読でわかる世界史B講義』シリーズ
- 近年の著作であれば、以下の書籍であろう。
- デザイン・レイアウト・タイトルがかなり発展途上。
- これを示す例として「読むための英文法」が挙げられる。この本は駿台文庫で絶版になったあと、内容はそのままにデザインと名称だけ変更し研究社から出版された結果、書店に平積みされるような人気の参考書になった。
- 同じようなことは中野芳樹師著の「読解の基礎講義」にも言える。
こんな名著を絶版にまで追いやったのは正気の沙汰ではない。 - 参考書戦国時代と呼ばれる中で、他社は内容だけではなく、デザインにも工夫を凝らしている。なぜ駿台文庫だけ改善がみられないのであろうか。
会社を畳みたいのか? - ただし2024年度の新課程対応への影響で、一部書籍のデザインが改善された。例として「ハイ完」や「化学頻出230選」、「原点からの化学」など。
レベル別特徴及び対象者 
入門 
- 基礎レベル。新しい科目を学習するにあたり、基本的なことを抑えたい人向け。
- 丁寧に解説がなされており、独学で充分に取り組める。
基礎 
中級 
- 教科書レベルを習得しており、問題演習をしたり、より深い知識を習得したりしたい人向け。
- 私立大志望や国立大志望に適している。
上級 
- 標準的な私立大や国公立大レベルの問題が解ける、難関私立大・難関国立大志望に向け。
- 取り組む時期は高3・高卒生、学習がとても進んでいる高2生に最適である。
- 上級レベルは学習対象者を選ぶため、難関私立・国立大志望全員が取り組む必要はない。
- 国語の『近代文語文 問題演習』は文語文が出題される上智や早稲田大文化構想、一橋志望向け。
- 世界史の『テーマ別 東大世界史論述問題集 〈改訂版〉』は東京大志望(+意欲的な一橋志望)向け。
- 同レベル帯の類書と比較しても、優れているものばかりである。
- 『ハイレベル数学の完全攻略』>『やさしい理系数学』
- 『新理系の化学問題100選』>『化学の新演習』
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