駿台文庫

Last-modified: Sun, 23 Jun 2019 11:59:32 JST (58d)
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駿台文庫について Edit

  • 駿台文庫(すんだいぶんこ)は、大学受験予備校の駿台予備学校が直轄する出版社である。
    • あくまで出版社名であり、文庫本のシリーズや駿台の記念図書館ではない。
    • 予備学校で使用するテキストを作成する「教材編集課」、駿台模試を作成する「模試編集課」、主に高等学校や書店で販売している学習参考書および問題集を作成する「編集課」がある。
    • 一般書店販売向けの書籍以外に、高等学校・中学校採用向けの書籍の編集・販売も行っている。
    • 大学入試過去問題集のいわゆる青本はここから出ている。
  • 「学参業界の岩波」と称されるほど格式高く荘重な出版社と言われている。悪く言えば権威主義的なところがある。
    • 著者にイギリス文学者の奥井潔筒井正明、物理学者の山本義隆など駿台内外の多彩な学識者が名を連ねる。そのため、出版物の内容は高度で、大学教養レベルまで踏み込んだ解説をしていることも多い。
      • この傾向は古い出版物に多く見られるが、近年は編集方針が変更されていて、入門書や中学生向けの参考書も出版している。
    • 最近ではレイアウトが、従来の白地に黒字といった無機質な感じから強調する箇所を目立つようにするなどカラフルな工夫がなされるようになった。
  • 全体的に安価で薄い本が多く、取り組みやすい。厚い場合には解答がかなり充実している。
  • 出版業界ではメジャーな委託制でなく、書店から出版社への返品が出来ない買取制*1を採用しているらしい。『英文解釈教室』が飛ぶように売れた頃の名残だとか。(霜栄師談)
    • そのため、公式には絶版となっている書物でも書店によっては販売されている場合もあるいわゆる流通在庫。郊外の大型書店に多い。
      もし、好きな講師の本が絶版だったとしても書店の在庫検索を使うと見つかる場合がある。
    • 今日こんな制度を導入しているのは駿台文庫案の定岩波文庫の二社のみだそう。内野博之師曰く「小さい本屋の寿命を縮める」らしい。
  • 代表者には駿台の幹部が就任することが多い。
  • 関西の駿台講師著作の書籍は「駿台大阪校wiki:駿台文庫」にも詳しい解説があるのでそちらも参照するとよい。

沿革 Edit

  • 同社から最初に出版されたのは鈴木長十伊藤和夫基本英文700選』である。
  • 駿台補助教材(駿台受験叢書)→駿台高等予備校副読本(駿台受験叢書)→駿台予備学校副読本(駿台受験叢書)→駿台受験叢書→駿台受験シリーズとシリーズ名が変遷している。
    • 補助教材や副読本の名の通り、かつては単独では使いにくい本が多かった。
    • 1997年に、駿台受験叢書駿台受験シリーズにリニューアルされた際は、シリーズ名の変更に伴い、リニューアル後の増刷分は、全く改訂していない同じ本にも関わらず、ISBNコードが違う別本扱いされた。
  • 当時、台頭してきた『実況中継シリーズ』(語学春秋社)に代表される講義本に対抗して、『駿台レクチャー叢書』が出版された(ごく初期はハードカバーだった)。
    • 駿台レクチャーシリーズに改題を経て、現在は駿台受験シリーズと統一されている。
    • 図書目録に予告のあった新田克己師の『基礎から説く物理』(仮題)は、結局、出版されなかった。
    • 関谷浩師の『古文解釈の方法』の仮題は『ビジュアル古文解釈』だった。

各書籍詳細 Edit

センター対策シリーズ Edit

外部リンク Edit

駿台文庫HP

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*1 出版業界用語で「買切」