数学YS
Last-modified: Tue, 05 Jan 2021 17:07:23 JST (55d)
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監修講師(テキスト作成) 
小林隆章を中心に、森茂樹、雲幸一郎、長崎憲一、鹿野俊之の総勢5人により作成。
使用コース 
- スーパー東大文系演習、スーパー東大文系、スーパー京大文系、スーパー一橋大
- スーパー東北大文系、スーパー北大文系集中、スーパー難関国立大文系(集中) (仙台校、札幌校のみ)
- 関西でも使用されている。こちら
を参照のこと。
構成 
前期
- §1 ベクトル 三角関数と図形
- §2 図形と方程式 数列 指数・対数
- §3 整数 最大最小 微分と積分
- §4 方程式と不等式 場合の数 確率
- 講義問題解答
後期
- §1 ベクトル 三角関数と図形
- §2 図形と方程式 数列
- §3 整数 最大最小 微分と積分
- §4 方程式と不等式 場合の数 確率 指数・対数
- 講義問題解答
特徴 
- 前身は数学YT。
- 文系の上位スーパーコースで使用される。
- §1から§4に分かれており、週4コマ4人の講師が分担して講義する。
- 前期は根本的かつ基礎的内容ではあるが、後期になると難度は上がり国公立入試の過去問で構成されるようになる。
- 数学の根幹をなすのがこの数学YSであるから、数学の学力向上のためには、このテキストをいかに使いこなすかにかかっていると言っても過言ではない。
- 吉原修一郎師「研究教材はそんなに力入れてやらなくてもいいけど、前期のYSはホント徹底的に復習してな。」
- 「データの分析」の範囲は本教材では一切扱われず、前期の文系数学Sの範囲となっている。
- そのため、通期授業ではセンターレベルの穴埋め問題しか扱われず、私大・2次試験問題の高難度の踏み込んだ内容は一部の研究教材を除き通期ではほとんど学べない。
- ちなみに数学XSや数学ZS同様、高3スーパーαのテキストと共通問題が多く、数学YSは高3スーパーα文系数学と対応している。そのため、上位互換の参考書としては、長崎憲一師著の『数学I+A+II+B 上級問題精講』(旺文社)が挙げられる。
前期 
- 予習のための自習問題20題×4セクション、講義用問題20題×4セクションの合計160題掲載されている。
- 前期の内容は数学が得意な文系にとっては容易に感じられるものが多い。前期は基礎に空いた穴を探して補修する期間である。
- 「予選決勝法」、「存在領域」など難関大の文系数学必須ポイントが網羅されているのでしっかりと取り組むようにしよう。
- 左ページには予習のための自習問題が、右ページには講義用問題が掲載され、下部の余白には公式などが掲載される。
- 公式がヒントになっている点に雲幸一郎師は苦言を呈している。
- 小林隆章師曰く、前期YSを完璧にすればどこの大学でも合格点取れるとのこと。
- 関西の数学科からの評価も高い。
後期 
- 講義用問題22題×4セクションの合計88題が掲載されている。
- 予習のための自習問題や公式などはなく、見開きに2題ずつ講義用問題が掲載されるシンプルな構成。問題によってはページ下部に前期YSの参照ページが記載されている。
- 予習問題がない分、後期テキストは薄い。
- 問題数の都合上「指数・対数」はセクション4に移動している。
- 理系ほどではないが、前期テキストとの難易度差は激しい。
- 数学の苦手な人は後期になっても時々前期テキストのとき直しを行い確実に前期分を定着させよう。
参考文献 
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