小倉正舟

Last-modified: Mon, 19 Nov 2018 22:13:50 JST (29d)

小倉正舟(おぐら まさのり)は、駿台予備学校物理科講師。2号館,3号館,市谷校舎,横浜校,津田沼校,東大進学塾エミールに出講。

経歴 Edit

  • 駿台予備学校で浪人。
    • かつて市谷校舎にあった午前部理3αコースに在籍していた。
  • 東京大学教養学部前期課程理科Ⅰ類から進学振り分けで理学部物理学科に進学。
  • 東京大学理学部物理学科卒業。
  • 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。
    • 修士論文は『2次元液体ヘリウム3の比熱の理論的解析』
  • 元 Z会 東大マスター 物理科講師。
  • 元 GMS医学部進学会 物理科講師。

授業 Edit

  • 森下寛之師や山本義隆師と並び、本質を追求する授業スタイルで知られている。
    • 担当する講座からもわかるように森下師から実力を評価されており、信頼を置かれていることが窺える。かつて山本師の代講を任され、復帰後の山本師に小倉師が代講したなら大丈夫だと言わしめるほど。場合によっては、山本師や森下師以上に深い内容に踏み込むこともあり、相対論や量子論との関係を交えた解説をすることもある。
    • 徹底的に基礎を求め、例えば力学ではどのような問題でもまず、力学の第一原理から考える。未来予言という言葉を多用(恐らくZ会講師時代の影響、Z会の選抜クラス担当講師も、物理学の目的は未来の予言であると断言)し、とかく時間追跡をすることに力を注ぐ。 「未来を予言」というフレーズは坂間勇師の口癖であった。
  • 駿台の他の物理科講師同様、微積分を躊躇無く使う。
    • あまり定性的な議論はせず、数式でどのような現象が起こるのかを示してくれる。
    • 実は口頭では定性的な見方や身近な例え話もかなり分かりやすくそして面白く説明してくれているので、ノートを取りながらも聞き逃さないようにしたい。
  • 担当クラスのほとんどは上位コースであり、授業も基本的には中上級者向けである。
    • お茶の水校で東大理系演習コースや京大理系コース、東工大コース、及び高3Sα物理を担当している。また、2016年度通期からは市谷校舎でも最上位コースに出講。2014年度までは仙台校物理Aの授業も担当していたこともあるとはいえ、基本的には授業内容もクラスにあわせたハイレベルなものである。
    • 担当講座及びクラスから上級者向けの講師という印象が深いが、かなりの基礎から掘り下げて説明して下さる。その為、物理が結構苦手な人であってもどうにか授業に喰らいつき師の板書や重要な発言をしっかりメモさえしておけば、後日そのメモを見返した時に基礎から応用へと移ってゆく過程が非常に鮮明に写し出されていることに気付ける。このことから授業自体は物量的に大変だが、そこさえ問題ないと考えられるならば実は苦手な人にとっても良い講師である。
  • 延長は多め。
    • 前期Part2では他の講師が補講を組む中、師は板書速度と延長で補講を組むことなく終わらせる。また前後期とも、終わりに近づけば近づくほど板書速度は速くなる。講習では延長は必至で、後半2日はHG講座でも1時間延ばすことも。高3Sα物理での延長具合は同じ時間帯にやっている福井紳一師といい勝負とのこと。森下師を上回る延長具合のことも。いかに師の授業の密度が高いか分かるであろう。
    • 2コマ続きの2時間目では、20分休みのうち10分以上潰すことが多い
      • 「あと10分くらいやりたいなぁ、って思うね、これから最終回まではね、20分休み、ってのはちょっと無い、ってことになるからね」(2018年6月上旬)
      • 「あぁれっ、今日はこの時計少し早くなっていますか?」(2018年5月上旬)
      • 「残り5分だけど(元の20分から)10分休みを減らすと15分(残り時間が)あるという見方にもなるんでね(笑)佳境になってきたので…」(2018年6月上旬)
    • もちろん4時間目でも10分、またはそれ以上延長する。
      • (授業終了のチャイムが鳴り)「なんでここで授業終わってくださいって言わんばかりにチャイムって鳴るんですかね…」(10分後、再びチャイム)「今僕には何も聞こえませんでしたよ」(さらに10分後、3度目のチャイム)「もうね、ここまで来たらね、堂々としていきましょう」(結局この日は授業が通常より35分伸びた)
    • 夏期の物理特講では毎回30〜60分ほど延長する。
      • 「ちょっとだけ延長するからね、ちょっと(この後50分延長した)」
      • 「この講座は18時間講座、ということで…」
      • 「ハイグレード講座って…確か18時間くらいでしたよね」
      • (2018年度のある期間で、台風のために1日目が休講となり、同時間帯にやっていた12コマ講座が4コマ×3日にされたが16コマ講座である物理特講は空き日に振替となった際に)「この講座はHGなので後に1時間追加できないんでね…まあ延長するんですけど」
    • 分野別攻略の授業では、チャイムがなってから「あ、この時計はいささか進んでいるということで...」といって30〜40分延長した。
  • 17年度に3号館高3スーパーα物理にて、22時目前まで延長したことがある。20時10分から100分以上ぶっ続けで講義したことになる。
  • 津田沼校の現役クラスは開始時間が他校舎より遅く、高3スーパーα物理では、終了時刻も21時10分と、3号館よりも10分延長時間が短縮されてしまうが、それでもいつもで21時35分、酷い時で21時55分まで延長する。しかも数値計算を省いてこの延長である。
    • しかし延長がほぼ無い時もあった。その時は1時間につき1問進んでいた。
  • 駿台一早口である。
    • 森茂樹師と同じように、頭の回転に口がついていけなくなっていく模様。滑舌はよいのだがそれ以上に回転が速く口の限界を超えることがしばしばある。授業が進むにつれて加速していく。
  • 授業中での第一人称は僕、生徒はあなたである
    • 『じゃあね、あなたね…』のように、やや生徒に問いかける形の授業である。このとき板書しない重要事項を仰ることが多い。
    • 授業中はほとんど黒板しか見ず、生徒の方はあまり向かない。だが、決して無機質ではなく、師の暖かみ(人間的な意味で)感じられるだろう。
  • 板書はきれいでかつ大量。
    • 1回の授業での情報量は駿台でも1,2を争うレベルで多い。進行がものすごく速い授業となる(目安は小林隆章師以上)。ただ師の場合言ったことはほぼ全て板書に残してくれるので、速さに食らいついてさえ行ければ聞き逃してもノートを見れば大抵は補完できる。
    • 板書は図や必要に応じて色も交えたり正確に段落分け・改行を行い、黒板でも非常に整った字を書くので見やすい。字は比較的大きく後ろの席でも見えるがそれゆえ消されるのもやや早い。
      • 基本的に色チョークはオレンジ、黄色、緑、赤を使用する。よって色ペンは4色ほどあればよい。滅多にないが青、紫など他の色を追加で使用する場合がある(電気回路の際に使用した例がある)。
    • もちろん板書量が多いのは、「復習時に詰まることがないように」とよく考慮された丁寧な記述が施されているからに他ならない。
    • これほどの板書をして腕がつったりしないのだろうかと思うが、他の物理科の人気講師が長身で細身(山本師や笠原師など)な人々が多い中師は長身でありかつ中々たくましい腕回りをしている。(通期の6月辺りや夏期講習で薄着になったときに運が良ければ確認できるかもしれない)
    • ( (注) )、( (注) )おわり、ゆえに(楕円で囲む)、なぜなら(楕円で囲む)などの略号を使う。たまに板書している本人も( (注) )が多すぎて( (注) ) の終わりが分からなくなってることがある。
      • 因みに山本師は<<注>>を使っている。
      • ( (注) )おわり は省略されることが多い。( (注) )が連続する場合は、自分で何か印をつけておいた方が良いかも
    • 黒板の分割数は多めで、4~6分割ほど。そのためノートは2段組みにして使うとよい。
    • 予習や授業計画はしてるようだが、メモ等を見ることは無く、基本的にテキストとチョークのみを手に授業を進めていく。ゆえ、進度は速く、板書は多い。2015年の物理特講Ⅱにおいて、師曰く「予習では紙1枚に収まるけど、授業ではそれがなぜかこんなにも膨らんじゃうんですよね」と発言した。
    • 電気の範囲で電荷の記号であるqを使うとき、筆記体がどう見てもgにしか見えない。 最もこの二つの英字が同時に出てくる問題は早々ないので特に弊害は無い。
      • が電荷を帯びた2物体に関する問題で電荷が小文字のqで表されている時は非常に紛らわしくなる。
    • ノートの目安
       通常時高速時
      ノートを広めに取る人裏表4枚/h裏表5枚/h
      普通くらいの人裏表3枚/h裏表4枚/h
      ノート2分型の人裏表2枚/h裏表3枚/h
       
      • なお、低速時は-1枚h 超高速時は+1枚/h。
      • 特に枚数が多くなるのは、図が多くなるコンデンサーと計算が多くなる運動量の回
    • 通期で習っている人は、今後の人生でどんなに早い授業を受けても対応できるようになるだろう。
  • このように、師の講座では板書が1日でルーズリーフ10枚分ということはよくあるので、ノート1冊では収まらないと考えておいたほうが良い。初めからルーズリーフにしておくのが吉。
  • ノートを2分型にしている人でも、通期8周目で1冊が終わろうとしてる人が多いようである。そのため講習で初めて師を取る人は、初めからルーズリーフにするか、40〜50枚以上のノートを使うことが望ましい。特にHG講座の場合は、少なくとも30枚のものは避けた方が良い。
    • 2分型にしていない人で、どうしてもノートにしたい人は、ノートを何冊かに分けるか、80〜100枚クラスのノート1冊にした方が良い。どうせそこまでではないだろうと高を括っていると収まり切らず痛い目に合うかもしれない。
  • 雑談を挟むことはほとんどないが説明の途中途中に生徒の笑いを誘うような発言をすることが多い。ツボに入ると置いて行かれるので注意。
    • マシンガンな喋りで授業が進んでいるのにも関わらずさらっとギャグやネタの連呼を時々するため生徒に気付かれないこともあるが、気がついてしまった生徒は笑ってペンが1分程止まってしまう。師曰く「クラス全員が大笑いするより、1人2人が気付いて笑うようなギャグを言いたい」とのことなので、目論見はおおよそ成功しているように思われる。
    • 例えば、固有振動で「黒板をたたくと振動が起こるでしょ...。あ、起こらないか...」や「エネルギーはありまぁす!」「秋葉原の変な電気屋で貰えるネジ」気球で「気球から荷物を下ろすと気球は浮かぶ…そこで乗っている人は気付くんですね、あれこれどうやって降りればいいの?」光波では「像が出来るゾウ」とか
    • 物理Sのテキストは最後虚像と崩壊で終わるんですけど、皆さんは現実を見失わず崩壊しないようにしてください。」(終講のあいさつ)
  • 2018年度の高3スーパーα物理にて、地震が発生した時師はすぐには気付かず、生徒の反応を見て地震のことを認識した。その時師は机の下に隠れる時のあのポーズを教壇上で実演して見せた。その姿が何気に可愛く、教室は笑いに包まれた。
    • その後師は「僕ここ最近まで仙台校に行ってたんですけど、そこで昔地震あった時(震災前らしい)エレベーターが止まって疲れているなか階段使わないといけなかったんですよ」と普段はされない雑談をした。その後「みんな僕が気付かなかったら逃げて下さいね。あ、でも僕しか認識してない地震もありますけど。疲れている時ね」と言って更に生徒の笑いを誘った。
  • 「原点」と「減点」を同じアクセントで発音するため、「ここにOって書くと減点ですね」と仰っているように聞こえる。
  • チャイムの鳴る1,2分前に来て教室の外でスタンバイし、チャイムと同時に教室に入ることが多い。
  • 普段は設問になってないことまでじっくりと学習し、本番ではきかれたことだけ答えるようアドバイスしている。
    • 復習をする際には、例えば、エネルギー保存則で解いたときは時間追跡をしてみる、実験室系で解いたが重心系で見るとどうなるか計算してみる、など「問題研究」を直前までしっかりするようにと仰る。解いた時間の2倍の時間をかけてでも、納得できないところを残さないようにとのこと。そして、試験のときは、聞かれたことだけを答えるように(=問題研究をその場でしないように)と仰る。参考にされたし。
  • 師は固いチョークでないと書きづらいらしく、間違えて柔らかいチョークを持ってきてしまったとき、固いチョークをわざわざ授業中に事務の方に持ってきてもらった。その際、事務の方が柔らかいチョークを大量に持ってきてしまった為、ツッコミをいれていた。
  • 振動を説明する際黒板を叩いてみせる
  • 「質量の意味の現れ」に敏感である
  • 波動の問題で変位を表すのに空間の座標軸であるyを用いるのに否定的である。問題に設定されていてもψに書き換えることが多い。
    • テキスト作成者の森下師に,yをψに変えるように仰っているらしい。だが森下師は面倒だから変えたくないとのこと。
    • ちなみに、数学科の森茂樹師も領域の問題などで理由なくab座標などを使うことに否定的である。両師とも物理学専攻なので、次元に対する意識が厳格なのだろう。(数学科出身の雲幸一郎師などはあまりこだわりはないようだ。)

担当授業 Edit

通期

その他

人物 Edit

  • ストレートでサラサラな黒髪が特徴。他の物理科講師の例に漏れずよくジーンズをはいている。
  • スモーカーであり、授業後にタバコを吸いに行ってることもある。
  • 授業中には「~~がですねコンコン、~~になるわけでコンコン、~~がコン、~~ですコンコン」というように何度も咳払いをし、咳き込むこともある。たまに心配になるレベルにで咳き込む。
    • 2015年の通期のある授業で風邪明けだったらしく、いつも以上に咳をしていたが、咳にも負けず喋り続けようとしたため、途中で声が裏返ったり出なくなったりしたことがあった。
  • 折れたチョークや手から滑らせてしまった黒板消しを床に落ちる前にキャッチする特技を持っている。また、この時に自分の手元に残っているチョークの方が短いとそちらを置いてキャッチした方でサラサラと板書を続ける。キャッチに失敗して笑いを誘うことも。
  • 授業中はほとんどしか黒板見ていないため表情を見ることはあまりできないが、クラスリーダーによると実際はとてもニコニコしながら授業しているそうだ。
    • 生徒は板書に必死だが、よく見ると目はニコニコしている。特に師の散髪直後を見ると分かるが、意外と童顔でつぶらな瞳である。
    • 物理選択ではない生徒によると、大抵微笑をたたえて教室から出てくるとか。エレベーターを待っている間にクラス担任と談笑することすらあるようで。授業中の師からはあまり見られない一面である。
  • 学生時代には山本義隆師の授業を受けていた模様。
  • 東工大と東北大の青本の物理の執筆者で実戦模試作成にも携わる。
  • 森下師から絶大な信頼を寄せられている。学生時代の専攻分野も近く、物理に対する考え方が近いようだ。
    • 東大の解答速報も森下師と二人で作っているらしい。2017年度の速報では森下師のミスに小倉師が気付かず、そのまま誤りを発表してしまったようだ。
    • 森下師と飲んでいても、話題はほぼ物理の教え方になるらしい。森下師の講義ではしばしば小倉師と話したことに言及される。
      • 「やっぱり仕事とエネルギーの話はちゃんとやらないとって小倉先生と決めたんだよね」「(波動の変位について森下師が触れる際に)小倉先生はこの記号(ψではなくyが使われていること)はおかしいって言うんよ。確かにそうだけどね、僕は真面目じゃないからそのままにしてるんよ」
  • 全国模試などの出題も担当することがある。解説に大量の番号付きの式が並んだ詳細な補足が付いているものは師の書いたものの可能性が高い。基本的にヘビーであるが、復習することで力が付くようになっている。
    • 「これはさすがにキツんじゃないの?って言ったんだけどね、いいんですって言うから、いいのかあってなったんだけど、やっぱり難しかったなあ」(小倉師作問の全国模試について、森下師のコメント)
  • Z会東大マスターコースでは、矢野直文と人気を二分していた。
  • 音に敏感。板書中黒板を引っ掻く音がすると驚くことが多い。また2015年通期のある授業で教室のドアから風が入り音が鳴ってた際に、教務を教室に呼んだことも。
  • 学生時代は野球をしていたらしい。また、巨人ファンである。小倉師への信頼の厚い森下師が唯一苦言を呈するのがここである。
  • 10年ほど前、齋藤英之師に、授業中の生徒の視線が怖くて黒板の真ん中か後ろの壁しか見れないと相談したことがあるらしい。そのためか、授業中前を向いているときは視線を少し上にやり、こちらと目が合うことはない。
  • 地味にSなようである。
    • ある授業で生徒がトイレに行っていいですかと言ったところ、数秒悩んでから「あ、はいどうぞ」と言い、その後で「もしここで"ダメです"と言ったらどうなるのか気になりますよね〜、こう言う話をある先生としたことがあるんですけど〜」と満面の笑みでおっしゃっていた。勿論クラスは笑いに包まれた。
  • 黒板の下の方に書くときは足を大きく広げ股関節の柔らかさをアピールしてくる。
  • 結婚していて、子供がいる。ちなみに娘である。
  • 愛称は「おぐおぐ」
    • 「黒板と喋っている人」と言われることも。
  • 「を」の字を見るとゲシュタルト崩壊を起こすらしい。
  • 2017年度まで仙台校に出講していた。
  • よく授業中に「○○するのは虚しい限りなんですよね」を連発する。これも受けを狙っているのだろうか。

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