講師陣/化学科
Last-modified: Sun, 01 Dec 2019 12:09:04 JST (14d)
化学科講師陣一覧 
西日本のみに出講する講師は西日本のみに出講する講師を参照してください。
あ〜お 
相原恵、安立雅治、池永友亮、石井光雄、伊勢義仁、大川忠、沖暢夫、小原英樹
か〜こ 
景安聖士、神林宏征、北田真吾、樹葉瑛士、國兼欣士郎、黒澤孝朋、小山貴央
さ〜そ 
た〜と 
な〜の 
は〜ほ 
ま〜も 
や〜よ 
わ〜 
化学科の特徴 
- 数学、物理と共に、理系に特に強いといわれる駿台の中核をなす教科のひとつ。問題を上手に解くことと、化学の本質を説明することをバランスよく講義する点に特徴がある。
- 生徒が混乱しないよう配慮しつつ必要ならば大学の知識も使い化学の本質を説明するが、深く突っ込み過ぎはしないので混乱せず理解が深まり、かつ問題を解くことにも時間をかけて講義するので授業は常に実践的でもあり、そのバランスを追及した授業は生徒に広く支持されている。
- 数学科同様駿台の強みとも言える講習陣を有し他の予備校に比べても有名講師の数や質に関して頭一つ抜けているといっても良いだろう。指導方針は時に本質を重視しつつ基本的にオーソドックスであり、学問としての化学と受験としての化学を両立させた絶妙のバランスがとれた授業方針が特徴。
- 他予備校ならトップに立てるような講師がひしめいており、講師の層は厚すぎると言っても過言ではない。下のように分野・レベルごとに異なる講師が人気になるのは、全分野を分かりやすく教えるのは当然と見なされているからである。
- 各教科の中で一番若手世代も安泰と言える。
- 上位講師はいつ引き抜かれてもおかしくない。実際、2018年度からは井龍秀徳師が他予備校と兼任するのでは無いかと危惧されている。
- 化学科においては関西化学科の影響力が関東でも絶大である。
- まず、テキストの編集は関西が主導している。
化学科の高卒生用テキストで最上位クラスのテキストである「化学S」は関西化学科の重鎮石川正明師が編集し、ハイレベルクラス用の「化学H」は関東の大橋憲三師と関西の星本悦司師が編集している。
講習のテキストも関西編集のものが複数ある。- ちなみに、「駿台のテキストは、化学の基本となる原理や法則の本質を理解しそれを実際の試験に適用・応用できる本物の学力を養成するための授業を展開するという目的を達成するために、時には高校教科書の範囲を踏み越えてでも理解がきちんとなされるよう編集している」と、中村雅彦師が編集意図をHPで解説している。
- もっとも、実際の授業では、理論を理解させかつ問題の解き方を教授する講師と、解き方を中心に教授する講師とが混在している。それぞれの講師方の立場から、日々熱い授業が展開されている。
- 映像授業も他教科と比べ、関西講師が受け持つことが多い。
- 大橋憲三師や沖暢夫師、黒澤孝朋師など『化学S』を批判する講師や、関西教材を公然と批判する増田重治師などもおり、関西化学科に全面的に屈服したわけではない。
- 逆に『夏からの無機化学』など関東制作のテキストが関西講師陣にボロカスに言われることもある。
- まず、テキストの編集は関西が主導している。
- 特に関西の石川正明師は、駿台外でも有名な受験化学の一種の権威で、駿台のカリキュラムや指導内容などにも師の考え方が影響しており、石川正師抜きに駿台の化学科を語ることはできない。
- 関東においては、他の科に比べて若手の人気講師の割合が高いのが特徴である(といっても30代後半〜40代前半だが)。
- 若手人気講師を端的に言えば『理論の吉田・橋爪、無機の景安、有機の増田』である。
- 他にもいい講師はたくさんいるが、分かりやすさはもちろん、講義の専門性、充実さなどの面で特に際立って人気な人を挙げるとこうなるという声が多い。
- 若手人気講師を端的に言えば『理論の吉田・橋爪、無機の景安、有機の増田』である。
- しかし、増田重治師は授業スタイルの変更に伴い人気を落としつつある。
- 今までは講師評価が最高評価ばかりだったが、3,2,の評価がちらつき始めているらしい。
- また、上の若手四天王ほど有名ではないが、高野辺康介師は近年、東大、京大、現役Sαの各コースの担当が増え、駿台に実力を認められてきている講師である。
- 一番将来性がある科目かもしれない・関東では比較的世代交代が上手くいっているという声も。
- 一方、ベテランの有名講師としては中村雅彦師・沖暢夫師などがあげられる。
- ただ、この2人は高度な授業ゆえ、苦手な生徒にとっては少々難しいかもしれない。
- 現在の関東化学科で中心的な役割を果たしているのは中村師である。
- 上記にもある通り、ベテラン講師の中には関西の方針に反発する声もある。
- 中村師は中立派のようで、特別批判することはない。
- 駿台では講師間で学習方針の確認をするための定期的な会議が行なわれるそうで、そこで毎回東西で意見が対立するらしい。尤も、どの科目も多少の意見の相違はあるはずだが。
- なかでも、関西の石川正師と、元々は関西No.3の講師で後に関東に移って来た細川豊の確執が、今日の駿台化学科人事にも影響しているとまことしやかに囁かれている。
- 化学科は他の教科と比べてプリントを配布する講師が圧倒的に多い。ただその扱い方は講師によって全く異なるので注意。
- 少し不思議なことであるが、数学や物理に比べて東大卒の講師が少ない。もちろん、講師の実力に学歴はあまり関係ない。むしろ、東大の数学科や物理科を出ても予備校講師になるしかないということが悲しい事実なのかもしれない。
- 化学科の講師陣は酒癖がとんでもなく悪いらしく、講師の間では「エタノール科」と呼ばれているらしい。
- 代官山メディカルという医学部予備校の講師を兼任している講師が多い。
歴史 
- 過去の関東の駿台化学科は、東京大学と兼任していた綿抜邦彦師退職後、長年に渡り小倉勝幸師、三國均師、石川峻師らが牽引していた。
- それぞれ「考える化学 小倉、書く化学 三國、覚える化学 石川」と評された。
- 当時の駿台化学科は色々言われているが、三國師で基礎を徹底的に理解し、石川峻師で重要事項を覚えて、小倉師で考える力を付ければどんな難関大学も合格できるものであった。
- 特に三國師の指導は当時の化学難民を多く救っており、参考書、指導法は後世に強い影響を与えた。
- 三國師の著書はオーソドックスな良書で、当時、圧倒的なシェアを誇ったが、独自の画期的な方法論等があったわけではなく、英語の伊藤和夫師とは異なり、後進への影響力は弱いという意見もある。
- 不思議なことに、現在の化学科には、三國、石川峻、小倉三師の正当的継承者が存在しない。この三師に習っていたOBはかなり多いはずだが、自分を含めて皆、ヤクザな受験業界でなく、普通に就職、又は研究の道に行けたのか、喜ばしいことなのかもしれないが、ちょっと寂しい。
- とは言っても、わかりやすい参考書が普及した90年代からは、理解→暗記→思考の系統だった流れを求める中級者が増加し、これらのニーズを満たせる有名講師が駿台では関西の石川正明師以外には関東には存在しなかったのは弱点と言われればそうかもしれない。
- しかし、それも鎌田真彰師、福間智人師の出現で解決される。
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