三國均

Last-modified: Tue, 13 Nov 2018 09:47:13 JST (8d)

三國均(みくに ひとし 1934年 - 2005年9月)は、元駿台予備学校化学科講師。元化学科主任。理学博士。

経歴 Edit

  • 東京理科大学卒業。
  • 東京工業大学大学院修士課程修了。
    • 専門は物理化学。
  • 東京大学教養学部基礎科学科助手、横浜市立大学講師を歴任。

授業 Edit

  • 奇を衒わないオーソドックスな授業で人気を博した。
  • 講義内容は著書『化学入門』『標準問題精講』(旺文社、三訂版まで)で垣間見ることが出来る。
  • 板書は化学入門のダイジェスト版であった。
    • 板書内容を著書にしたので表現が逆である。
  • 優しく語りかけながら、ひたすら板書する授業で、受講生は講義中、ノート取りに終始したため、石川正明師の「考える化学」と対比的に「書く化学」とも呼ばれた。
    • なお、関東駿台化学科で三國師と双璧だった小倉勝幸師も「考える化学」と呼ばれてた。
  • 反面、上級者にはやや物足りなく、80年代当時の東大理系コースや医系コースの学生の中には、特待生として代々木ゼミナールにも籍を置き、師の講義をカットして、大西憲昇氏を受講する者も少なからず見られた。
  • 『難関校突破のための 化学特講90』(旺文社)、およびその改訂版である『特ゼミ 大学入試 三國の化学』『特別講義 精選化学IB・II問題演習(応用編)』を見ればわかるように、決してハイレベルな講義や理論的な解説ができなかったわけではない。
  • 有機化学の数辞の説明で、「テトラポット」を「トテラポット」とわざと言い間違えるのは、師の数少ない持ちネタである。

担当授業 Edit

  • 90年代半ばまでは、
    3号館の午前部理1α〜東大理系スーパーの全クラス、難関国公立クラスの上位2クラス
    市谷校舎の午前部理3α〜医系スーパー、午前部理3β~医系ハイレベルの上位2クラス
    八王子校の午前部理特〜東大理系スーパー、早慶理系スーパーを担当していた。
  • 新宿校の東大理系スーパーに出講した年もある。
  • 1993年に札幌校が開校した1年間だけ、通期で出講していた。その時の相方の講師が、鎌田師だった。
  • 90年代後半からは、
    3号館の東大理系スーパーの下位クラス、京大理系スーパー、
    四谷校の医系スーパー、
    八王子校を主に担当していた。
  • 冬期講習の「化学特講」(三國師が教材を作成)は、無機分野の難問対策で東大受験生に人気があった。

人物 Edit

  • 化学者(物理化学)。
  • 元化学科主任教授。
  • 現在に通ずる受験化学の方法論を確立した人物。
  • 初級者や苦手な人に人気があった。
  • 顔や雰囲気が北野大氏に似ていた。
  • 若き日の石川正明師にもぐりで受講生を獲られた師が激怒して、石川正師の関東へのレギュラー出講を止めさせたという伝説がある(ただし、真偽は不明)。
  • 石川正明師編集の分厚い関西教材の導入には、最後まで反対していたとも言われている。
  • 旺文社の大学受験ラジオ講座にも出講し、講義がカセットテープ教材として市販されていた。
  • 最晩年は授業中に「手が痺れる…」と溢していた。

著書 Edit

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