石川正明

Last-modified: Sat, 10 Nov 2018 06:00:31 JST (11d)

石川正明(いしかわ まさあき、1949年 - )は、駿台予備学校化学科講師。
詳細は「駿台大阪校wiki:石川正明」を参照のこと。

経歴 Edit

  • 滋賀県大津市生まれ。
  • 滋賀県立膳所高等学校普通科卒業。
    • 生徒会長を務めた。
  • 京都大学工学部工業化学科卒業。
  • 京都大学大学院工学研究科博士課程(?専攻)修了。
    • 工学博士。

人物 Edit

関西の講師なので、ここでは関東に関わりあること中心に述べる。

  • 駿台化学科の象徴である。
    高卒生用の「化学S」、夏期講習の「化学特講Ⅰ」、冬期講習の「化学特講Ⅲ」などのテキスト作成者。
    関東の生徒にもよく知られている。
    • かつて、関東での知名度がまだ低かった頃は、有機化学演習で有名な石川峻師と混同する学生が少なからず見られた。
  • 現在の駿台化学科のテキストが分厚いのは師の影響である。
    • それまで問題のみ掲載された薄いペラペラのテキストを使っていた三國均師、関藤裕司師などの関東地区の長老講師たちは、分厚い関西教材の導入に頑なに反対していたという。
      一方で、小倉勝幸師は師に(テキストの厚さ云々は別にして)比較的、好意的であったとされる。
  • 駿台文庫から出版している一連の著作物などでよく知られ、駿台に限らず受験化学における権威である。
    • 師を有名たらしめた『理系の化学』は、元々、校内生用の副読本で、関東ではお茶の水校に近い丸善お茶の水店でのみ販売されていたが、1985年にようやく市販されるようになった。
  • 大学の教養課程にまで踏み込んだ説明を受験指導に取り入れた第一人者。
    • 特に、有機化学では高校の教科書の様な説明ではなく、電子を使った本質的ないわゆる「有機電子論」を説明に用いる。
      「有機電子論」を教える講師が駿台で少なくないのは、石川師の影響によるところが大きいだろう。
  • 現在教鞭をとっている講師で影響を受けている人は多い(俗に言う石川チルドレン)。
    関東では、(今は辞めてしまわれたが)かつて1番の人気講師であった鎌田真彰師や、現在、関東に出講する中では井龍秀徳師や坂田薫師が講義を受けていたそうで、講義内容にも影響が感じられる。
    • ちなみに、関西では彼の弟子を公言してる講師だけでも4人ほどいて(前述の石川チルドレン)、公言してなくても彼の影響下にある講師は多い。
    • ただし、師の方法は、基本的に大学では普通に勉強することが中心なので、師と同じ方法で教えるからと言って師に同調しているとは限らない(この点は物理で微積分を駆使する故坂間勇師や山本義隆師と共通する)。
  • 基本的には関東には出講しないが、オンデマンド授業で師の授業に触れることが出来る。
    また、秋の京大突破レクチャーでは2号館に出講されるので、関東でも生授業も受講できるチャンスがある。
  • 夏期と冬期には、教員セミナーのためにお茶の水校自体には頻繁にいらしている。
    お目にかかるチャンスはあるかもしれない。
  • 若手時代(1983年頃)はレギュラーでも市谷校舎に出講し、高校生クラスも担当していた。
    • 当時の合格体験記によると東京でも全科目中人気No.1で、講義はもぐりで溢れていたらしい。
    • 当時の主任講師だった三國均師担当のクラスからも(師の講義を切って?)もぐりが多発したことが師の逆鱗に触れ、レギュラー出講がなくなったらしい。
      • 三國師との確執云々は噂に過ぎず、当時、開設された名古屋校出講のためとの説もある。
    • 石川正明師ご本人に伺ったところ、「レギュラー出講するために新幹線で東西移動するのは疲れたから止めた。」とおっしゃっていた。
  • 広島校開校当初は出講されていたが、現在は京都校、京都南校、大阪校、名古屋校のみの出講である。
  • かつて(レギュラー出講しなくなった以降)は、季節講習の時だけ関東地区にも出講し、「化学特講Ⅰ(計算問題)」、「化学特講Ⅲ(有機化学)(夏季)」、「化学特講Ⅲ(有機化学の完全征服)」、(三國均師に替わり)「東大化学」を担当。中でも「化学特講Ⅰ」は必ず締め切りになっていた。
    • 井龍師曰く、「石川先生って講習期間中は朝昼晩連続で授業やってたらしいんだよ。それって1日の半分以上、いや人生の半分は教壇に立ってるってことじゃね?俺には真似できんなー」
    • ある年の直前講習では、(関西では考えられない)数名の受講生しかおらず、その数少ない受講生を見た師は、ふてくされるどころか「おまえたちは俺の(本当の)教え子だ!」と逆に感激なさったらしい。
  • 今や長老の部類に入り、一種の権威なのだが、偉ぶるところはまったくない。
  • 白髪ふさふさで、関西弁の訛りがとても愛嬌のある、かわいらしいおじいちゃんである。
  • 授業中の説明も、高度ではあるのだが、無味乾燥な化学の印象を払拭するような、ユーモラスな例え話や、面白おかしく記憶に残りやすいキャッチフレーズもたくさん言う。
    • 例:「テンテンエッチ君」「強烈テンテンエッチ君」「カルボニル基はスーパースター」「親切おじさん」「コラおじさん」

【参考文献】

  • 石川正明(2017)「駿台予備学校とともに歩んで」, 『駿台教育フォーラム』第31号, pp.?-?, 2017-08, 駿台教育研究所.

著作物(いずれも駿台文庫Edit

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