西村能一
Last-modified: Fri, 24 Feb 2023 02:17:10 JST (27d)
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西村能一(にしむら のういち)は、駿台予備学校化学科専任講師。2号館,市谷校舎,横浜校,浜松校に出講。
経歴 
- 1973年5月29日生まれ。
- 神奈川県横浜市出身。
- 1996年、明治大学理工学部応用化学科卒業。
- 逗子開成中学校・高等学校専任講師(1997 - 2003年度)。
- 順心女子学園高等学校*1講師(2005?年度)。
- 代々木ゼミナール化学科・個別指導スクール講師(2004 - 2005年度)。
- 駿台予備学校化学科講師(2004 - 年度)。
- 昭和女子大学現代教育研究所研究員(2019 - 年度)。
授業 
- 授業の始まりに「よろしくお願いします」と生徒と挨拶する。授業が終わるとき、残りのコマがあれば「休憩しま~す」、最後のコマであれば「ありがとうございました」といって教室を出る。
- 挨拶前には、「はい、じゃあ姿勢を正して。」と仰る。
- 綺麗な板書とプリントによる基本からの丁寧な説明、元高校教諭らしい受験レベルを超えない授業。
- 特に『化学H』の受講者からの評判が良い。
- 裏を返せば、駿台らしい深くつっこんで授業するタイプではない。
- 師が作成したプリントに師の板書を書き込む形式で授業は進められることが多い。
- テキストの演習問題のほかに、師が用意したプリントでCODなど補足の問題を解くこともある。
- 板書は綺麗にチョークで色分けされていてみやすい。
- プリントとリンクさせている丁寧な板書である。
- ただし、板書の書くペースは速いので置いていかれないように。
- 授業内容の関連事項やその時に思い付いたことについても口頭だけで済ませずに細かく黒板に書いてくれる。
授業進行のペースはやや速め。若干延長することもしばしば。 - そのため、化学を苦手とする生徒は、知識の整理をする間もなく授業を進められると感じるかもしれない
特に講習期間中は、授業を10分前倒しで行ったりする事もある。 - 授業中は早口である。
- いいタイミングで雑談をしたり、笑いを取ったりする。
- 生徒が眠そうにしているときをうまく見計らって雑談をしているようにみえるとの声も。
- 雑談するくらいなら、もう少し深い内容まで教えて欲しいという声も。
- 通期授業では、毎週授業開始15分くらい前から小テストを行う。
- 提出は任意。
- コメント欄があり、そこにコメントを書くとほぼ確実に丁寧に返事を書いてくださる。ちなみにコメントは、化学のことだけでなく雑談でもよく、どんな内容にも反応してくださる。
- 質問には丁寧に応じてくれる。
- モル計算の解説も非常にわかりやすい。
- モル計算が苦手な人は師の授業をとってみるといいかもしれない。
- 計算の際には、単位を重要視する。
- 熱化学ではエネルギー図を駆使するスタイルを勧める。
- 師の真骨頂は何と言っても有機の構造決定や酸化・還元の授業であろう。
- 有機の授業をしている師は非常に楽しそうである。
- 更に酸化・還元、無機では枚数は多いがプリントがよくできており、覚えやすくするために行う雑談や語呂合わせの受けがいい。
担当授業 
通期
- 化学特講Ⅰ(横浜校)
- 化学特講Ⅲ(お茶の水校、市谷校舎、横浜校)
- 化学頻出計算問題の攻略(横浜校、オンデマンド)
- 夏からの無機化学(お茶の水校、横浜校、オンデマンド)
- 夏からの有機化学(横浜校)
- 【短期集中】有機化学演習(横浜校)
- 高2スーパー化学(お茶の水校、横浜校、オンデマンド)
オンデマンド
- 入試化学へのアプローチ(気体)
- 入試化学へのアプローチ(熱化学)
人物 
- 著書が多く、校外生の知名度も高い人気講師。
- 通期の授業では、宣伝なのか自身の講習の時間割を伝えている。
- なお、一般的な社会人には考えられない程、休みのないスケジュールであった。師によると「我々予備校講師は労働基準法の適用外なので(笑)」とのこと。
- 以前は1日で藤沢→あざみ野→横浜と校舎移動をした日もあったんだとか。駿台講師の1日は過酷なものである。
- 講習では前倒し・延長をすることもある。
- しかし、なぜか内容の濃い授業が期待される化学特講で時間を余らせたことがあるらしく、これについては「何かが抜けている」と声がある。
- 関東地区の多くの校舎に出講していた。
- 教材や模試の作成・編集にも携わっている。
- 『高2スーパー化学』、夏期講習『夏からの無機化学』、冬期講習『頻出化学総仕上げ』、直前講習『化学頻出テーマ演習』『横浜国大プレ化学演習』のテキスト・テストを作成している。
- 『夏からの無機化学』は主に関西の講師からボロクソに言われている。
- 意外にも、高校生クラス、講習の有機化学のテキストは編集していないらしい。
- オンデマンド『入試化学へのアプローチ 気体』、『入試化学へのアプローチ 熱化学』を担当。テキスト作成もしている。
- 全国模試の問題作成も手がけている。
- 2015年第2回全国模試の炭酸電離の問題を作成。とある私立医科大の問題を見て思いついちゃったんですよねーと研究授業で仰っていた。
- 2016年第2回全国模試では有機化学を担当。辛味の成分カプサイシンである。
- 非常に若く見え、お兄さんのような印象を受ける。
- ラーメンズの小林賢太郎や森山未來に似ていると言われる。
- また、ファッションにはこだわりがあるらしく、おしゃれである。
- 髪もよく似合う茶色に染めている。
- 最近髪は黒くなった。
- 柄物のシャツを着ていることが多い。
- 2014年度の後期途中頃から、喉のためにヘッドマイクを使い始めた。
- マイクにつけるスポンジの色は、その日の服装とコーディネートされているので、師の授業を受ける際にはぜひ注目していただきたい。
- 本人曰く、駿台で勤め始めてから無遅刻無欠勤なのだとか。
- 熱が38.0度を超えたら欠勤するつもりだとも公言なさっている。
- 温厚で、あまり怒らない。
- 授業中に寝ている生徒を見つけると教壇を降りて起こしに行く。授業を再開するときにも挨拶の際に寝ている生徒がいないか必ず確認し、寝ている生徒がいた場合には近場の生徒に起こすように頼む。
- もっとも、授業の復習を怠っていたあるクラスの生徒たちには、きちんと注意をする事もあった。
- 面倒見が非常によい。
- 勉強面・日常生活面において、どんな些細なこともきちんと話を聞いてくださる。
- ある年の横浜校での最後の授業では、クラスの人全員と握手を行った。(師が自ら、やると言い出した)
- ある講習でも同様の事を行なったことがある。
- 師の似顔絵が印刷されたお手製の合格守りのシールも配布された。
- これらの行為については、師を好む生徒からは特に批判はなかったものの、良い先生アピールをここまでするのもどうかという意見もあった。
- 通期の最終講では、試験におけるポイントを述べる他、最後まで勉強し続けた生徒を褒めた上で、「受験勉強で終わることのないように」と伝えている。また、受験に失敗しても、置かれた場所で1位をとる勢いで勉強に励むよう仰る。
- 生徒の顔覚えが良く、自身の受け持つクラスの生徒に会うと話しかけて下さる事がある。
- よく下の名前を、「よしかず」と読み間違えられるらしい。
- 流行に敏感である。
- 今日では水素水への言及が多く伺われる。
- 左手薬指に金色の指輪をはめており、子供さんもいる。
- なお、娘さん2人の模様。お子さんとの仲は良いらしい。
- 昔はパイロットになりたかったらしいが視力が悪いためなれなかった。(なお、現在は矯正視力でもパイロットになれる。)
- 師は話すと細川豊や清宮義幸ほどではないが『NE☆』という音が沢山入ってくる。最初は『NE☆』が多い!!と思うかもしれないが、いつしか慣れるので不思議である。また、師のテンポをこの『NE☆』が作っていると思われる。おそらく『NE☆』で区切られていなければ更に速いペースで授業が進行して生徒は辛くなる。
- 横浜生まれ横浜育ちだからか、横浜ベイスターズのファンであるようだ。
- 以前より横浜ベイスターズがCSに出ることになったら、1週間ベイスターズのユニフォームを着て授業すると公言なさっていた。
- 2016年度は横浜がCSに出ることが決まった際、師は1週間限定で本当に横浜のユニフォームを着て授業なさった。
- 2015年度は7月ごろまでベイスターズが1位だったにも関わらず、8月ごろに最下位まで転落したため、夏期講習のアンケートに「先生、生きてますか?」と生徒に書かれたことも・・・。2021年度は最下位。
- 「今は調子いいけど、そのうち順位落とすのが我らがベイスターズなんだよね〜(笑)」と発言した事がある。
また、師はスポーツが好きらしく授業中の雑談の話題に上る事もしばしば。 - タイガースの負けが続いていた頃、「ベイスターズはタイガースの連敗を止めてくれるはず!」と言ったことがある。
- 2018年度からマラソンにハマっているそう。
- 代々木ゼミナールには師と入れ替わるように在籍している西村淳矢先生がいらっしゃる。
- 二人とも同時期に中経出版から参考書を出しており、非常に紛らわしい。
- 2019年度から2021年度まで、関東講師にしては珍しく関西(京都南校)にレギュラー出講していた。
- 2022年度は新たに浜松校に出講する。
- 新型コロナが流行していた当初は、マウスシールドを用いて授業をしていたが、「マウスシールドに感染を抑える効果はない」という報道を受けて、藤沢校近くの業務スーパーに売っていた1枚8円のマスクを用いて授業をするようになった。
- 最近は、KF94なども使用している。
著書 
学習参考書 
- 『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(西村能一・黒澤孝朋 中経出版、2013年6月15日)
- 黒澤孝朋師との共著。
- 『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(西村能一・黒澤孝朋 中経出版/KADOKAWA、2015年2月25日)
- 中経出版のKADOKAWAブランドカンパニー化後の増刷。
- 第1刷…中経出版、第2刷…中経出版/KADOKAWA、第3刷…KADOKAWAだが、単なる増刷で同内容。
- Amazonではなぜか「中経出版」版が単行本、「KADOKAWA」版が文庫になっているが、判型も同じである。
- 『化学基礎 早わかり 一問一答(大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2014年7月30日)
- 『化学 早わかり 一問一答(大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2015年8月2日)
- 『大学入試 化学反応のしくみが面白いほどわかる本』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2016年4月14日)
- 『直前30日で9割とれる 西村能一の 共通テスト 化学基礎』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2020年10月22日)
一般書 
- 『科学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(西村能一 著 KADOKAWA、2020年9月26日)
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