化学特講Ⅲ(有機化学)

Last-modified: Fri, 18 Oct 2019 00:21:38 JST (1d)
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化学特講Ⅲ」は夏期講習冬期講習があります。
夏期講習化学特講Ⅲ(有機化学)」のページです。
冬期講習化学特講Ⅲは「化学特講Ⅲ(有機化学の完全征服)」を参照してください。

概要 Edit

設置校舎 Edit

 自由が丘校柏校を除く全校舎

テキスト Edit

  • テキスト作成者は星本悦司
    • 北山一→鎌田真彰( - 2010年度)→星本悦司(2011年度 - )
    • 2006年度の鎌田師移籍後も5年間はそのまま使用された。
    • 星本師が、かつて市谷校舎で開講していた特設単科「有機化学の攻略」のテキストが元になっている。
    • そのうち、増田師作成になるのではないかと言われている。
  • テキストは異常なほど分厚い。驚きの390ページ。
    • 市販の参考書を凌駕する詳しさで大変良質。わからない時の辞書としても機能する。
    • 演習問題は10題、自習問題は約60題収録されている。
    • テキスト後半には、完全な初心者向けの知識やトレーニングのページまであり、まさに至れり尽くせり。
  • 欠点は、分厚いにもかかわらず索引がないことや、誤植が多いことくらいだろう。
  • ただ、星本師編集になってからは、電子論はあまり重視されていない。
  • ちなみに、2016年度までは、100ページ予習を進めるよう前書きにあり、この初日の予習が終わらないのであれば授業についていくのは少し厳しかったが、2017年度のテキストからこの記述は削除された。

授業 Edit

  • レベル:5-8
  • 有機の前半分野(脂肪族・芳香族)を扱う。
  • HG授業である。
    • 授業は内容の濃いものとなるが、その分授業でやることが多く、HGながら授業展開は早いので注意。
  • オススメは増田重治中村雅彦吉田隆弘小原英樹黒澤孝朋
    • この5人は有機電子論を用いた授業を行う講師であり、彼らの授業を受ければ有機電子論を用いた有機の基礎からの説明を聞くことができる。学習指導要領にとらわれない駿台らしいアカデミックな授業を受講できるのでオススメである。
    • 板書派なら中村師・吉田師、黒澤師、プリント派なら増田師・小原師で取ると良い。
  • 関東勢の多くの講師はテキストは問題を見るくらいにしか使用しないので、問題ページだけコピーして持っていくと軽くて良いかもしれない
  • 超難関大学向けの授業ということもあり、また高卒生であれば有機は後期に授業があるので、受講する必要有とするか無とするかは、人による。
    • 受講しなくてもいいという意見には以下のようなものがある。
      • この講座自体が東大、京大、東北大など有機最難問を出す大学を志望する生徒向けとなっているのでそれ以外の大学を志望する人にはオーバーワークかもしれない。
      • 有機は後期Part2でやるので、高卒校内生はほぼ受講する必要がない。
      • 現役Sα生も前期と内容が被るので、前期の復習に注力すべきとのこと。(吉田師談)
      • 前期の高3スーパーα化学のテキストの方が難しく、内容も被っているため現役Sα生は取らなくて良い。それよりも前期の復習をちゃんとやってほしいとのこと。毎年そうは言いつつもかなりの数の生徒が化学特講Ⅲを受講し、ほとんどの生徒は「前期授業とほぼ同じだった」と言うとのこと。(中村師談)
      • 実際、高3Sαは前期で天然有機と高分子化合物まで終わらせるのに対し、この講座は芳香族までしか扱わない。
      • ただ講座の問題数は過剰すぎるくらい多いので、そこは高3Sαとは違う。
    • 受講をすすめる意見としては以下のようなものがある
      • 東大、京大、東北大など有機最難関大学を志望する人で後期からでは間に合わないと思う人は受講してみるのも一つの手だろう。
      • 既に有機分野の基礎的な知識(有機電子論に関係なく)がある程度理解できていて、費用的、時間的に余裕があるならば、十分受講を検討する価値がある。こういう人の場合は、夏からの有機化学や映像授業の「有機化学」よりこの講座を取るとよい。
      • 有機化学を体系的に学び、しっかり基礎力をつけたいなら時間のある夏の時期に固めとくのも良い。
  • 夏からの有機化学化学特講Ⅲ(有機化学)どちらをとるべきかでも意見は割れている。多少の背伸びはしてもよいという意見のほうがやや優勢ではある。
    • 有機は苦手だけど得意にしたいと考えるのであれば夏からの有機化学橋爪健作増田重治で受講した方がちゃんと基本的なところも確認しつつ、無理に受講した特講Ⅲよりも最終的な学力の到達点は高いのでおすすめ。
    • 一方で、特講Ⅲに関しては他の特講と違い、よほど苦手でない限り夏からの有機化学より特講Ⅲのほうがよいという声も多い。
      • 分量に負けず準備学習を徹底できれば初心者でもしっかり付いて行け、一通りこなすことができれば少なくとも有機の前半分野(脂肪族・芳香族)は完全攻略できる(しかしこの場合、他科目の学習時間の相当量を犠牲にすることになる)。
  • 構造決定だけをやりたい等であれば「【短期集中】有機化学演習」を受講することが好ましいという声もある。
    • だが、それならわざわざ講習を取らないで、駿台文庫の「有機化学演習」を購入して解く方が時間やコストパフォーマンス的には良いかもしれない。

担当講師 Edit

小原英樹
お茶の水校市谷校舎池袋校千葉校津田沼校仙台校を担当。

  • いわゆる石川チルドレンの一人。
  • 師のページを見ればわかると思うが、独特の関西系のノリがあるので、それが苦手な人は避けた方が良い。授業も少しクセがある。
  • プリントはPCで書いた文字と手書きの文字が点在するので少し読みにくいことがある。
  • 小原師はハイレベルクラスでは後期通期授業で電子論を用いた解説を行わないので要注意。小原師から電子論で有機化学を習いたいなら当講座を取るべき。

黒澤孝朋
お茶の水校吉祥寺校大宮校を担当。

  • 中村師や増田師ほど深く突っ込んだ有機電子論を用いた反応機構の解説は行わないが、反応機構を納得して理解することに十分な電子論を用いた解説を行う。
  • 師は問題を早く解くことを意識して講義をするので、問題解説ではどのようにして時間を短縮しながら問題を解くかを見せながら解説する。
  • 適度に反応機構の理屈を理解して、構造決定問題をどう解いていくか習いたい人におすすめの講師

増田重治
お茶の水校立川校を担当。

  • 「有機の増田」と称されるだけあって、化学特講Ⅲの担当者と言えば師と言われることも多い。
    • 井龍名義時代は担当校舎の全授業が締め切ることが当たり前で、教科を超えて取りにくい講座の一つだった。
    • 現在はそこまででもなく、残席も結構ある。それでも校内生受付の段階では締め切り、増設になる。
  • 90ページ近い膨大なプリントを配布して授業を行う。高校生が理解出来るギリギリのところまで大学範囲を織り込んでおり、非常に質が高い。市販では到底手に入らないだろう。
    • いつも通り、話している内容のほとんどはこのプリントに書かれている。より理解するための図や関連事項を板書や口頭で示すので、適宜余白に書き込めば良い。
    • 基本的にテキストは問題解説以外で使わない。
    • 2019年度よりB4刷からA4刷になった。
  • 極めて高度な授業故、受験範囲を相当に凌駕している。点数がある程度取れるのを前提として、根源の理解をスッキリさせたい・深い理論を渇望している生徒には化学を統合的に考えるための非常に良い手助けとなる。一方で、化学そのものがまるっきり苦手な人・有機化学をゼロから始める人にとっては、相当厳しい内容となる。
    • 師自身が認めているが、京大以外でこのレベルの見方が求められることはない。東北大・東大であっても参考になるというレベルである。
    • なので、自分の志望校がどの程度の有機化学を出題するのか理解した上で授業に臨むのが一番良いと師は仰っていた。もし基本的な内容に限られるようであれば、この講座の受講価値、特に増田師で受ける意味は無い。むしろ時間の無駄になりかねない。
      • ハイレベルコースの生徒が「有機は井龍で完璧だぜ」などと言っていたが、そんなことは全く無かったという話もある。有名だからといって安易に選択するとかなり痛い目にあう授業なので注意。
  • 電子軌道関連、特に混成軌道や共役・共鳴の解説に初日全てを費やす。
    • 2018年度は,駿台化学科の方針や,時間が足りないためだとして、混成軌道の考え方の説明はなされなかった。これを目当てに受講した生徒もいたであろうに...
    • 一方、2019年度は混成軌道について例年通りの詳しい説明をされた。2018年度はかなり不評だったらしい。
      • 「君たちやらないと怒るじゃんかよ〜」「めっちゃクレームきて怖かったの」
  • また構造決定の手解きも丁寧に説明してくださる。増田師が言うところの「推理」のプロセスである。
    • その分、問題解説はかなりの早さ、人によっては雑に感じるほど瞬時に終わってしまう。一つ一つ丁寧に解説してもらいたい人には向かないかもしれない。

中村雅彦
お茶の水校町田校を担当。

  • 師の授業に限って、構造決定が出来るようになることに主眼が置かれた講座ではない。
    普段、高校では反応を暗記しておけ知っとけと言われる有機化学反応を理屈を知って理解していく講座であると前もってお話される。
    • 講義問題には重点を置かない。解答プリントを配布し、それを用いて主に口頭で説明して終わらせるレベル。その分反応機構の説明が濃い。
    • その割には、講義問題の他に補充問題、宿題を配布する。
    • いつも通り師の特徴である共役酸共役塩基の説明もある。
  • 問題の解き方を重点にしたいのなら他の講師を検討した方が良い。
  • なお、自分が話す内容は、大学で習ったのを焼き直しして話すだけらしい。
  • 何事もなければ普段通り温厚であるが、居眠りすると一回目はただの注意。それに懲りずに居眠りを続けると退出するよう言われるので注意。
  • 延長はほぼない。あっても5分から10分程度。

吉田隆弘
お茶の水校横浜校を担当。

景安聖士
お茶の水校横浜校を担当。

石井光雄
立川校を担当。

西村能一
あざみ野校藤沢校を担当。

  • 有機電子論は扱わず、高校の授業の延長線上のような講義を行う。初級~中級者向け。
  • はっきり言って『夏からの有機化学』との差がない。

首藤大貴
札幌校を担当。

  • 2019年度から当講座を担当することになった。
  • 若手ながら評判も良い。他講師の選択肢がない場合でも安心。

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