須藤公博

Last-modified: Sat, 10 Jun 2017 11:01:12 JST (190d)

須藤公博(すどう きみひろ)は、駿台予備学校日本史科講師。1号館,2号館,3号館,池袋校,横浜校に出講。

経歴

  • 1971年、東京都生まれ。
  • 明治大学政治経済学部政治学科卒業。
  • 慶應義塾大学大学院(経済学研究科)修士課程修了。
  • 慶應義塾大学大学院(経済学研究科)博士課程単位取得退学。

授業

  • 日本史科の人気講師の一人であるが、後述するようにアクが強いので師に拒絶反応をしめす生徒もすくなくない、賛否両論ある講師である。
    • 講習のコマ数がかなり多く、オリジナル講座ももっていて、通期の授業はともかく講習のコマ数は権力だけでは多くもてないので、実際に集客力があることはたしかである。
    • 宣伝してるから生徒が受講するという意見もあるかもしれないが、宣伝すれば必ず集客できるわけではなく(だったら教務は苦労しない)、ある程度の実力があることはたしかであろう。
  • 生徒アンケートで「東日本の全教科全講師のなかで満足度ナンバーワン」が10年以上続いていると吹聴している。(本人が言っているだけで,真偽は定かでない)
  • 表面的な知識の詰め込みではなく、背景知識や経過等にこだわり、歴史的事項の実感的・リアルな理解を求める。
  • オリジナルプリント・テキストは随所に工夫が凝らされ、生徒からの評判も高い。
  • 授業のペースはかなり早い。
    • 9.5割がたの時間は歴史的重要事項は赤・受験上のテクニックは青と2色のペンを用い自身作成のプリントに線を引かせつつ進行する。残りの0.5割は板書で主に図であり、時には寸劇も演じ、生徒の理解を助ける。
  • 提示される知識は膨大。
    • なので、しっかりとおぼえられればどんな私立大学の問題でも解けるようになるだろう。
    • が、すべて覚えようとするとパンクするので、知識よりは授業の論理展開の理解に意識をむけよう。
    • 須藤師の授業に限らず、真面目にやっている生徒の中には、膨大な知識量にパンクする人・大学でやるような深い学習にはまりこんで肝心の受験対策がおろそかになる人がいるので、1年を棒に振らないように取捨選択はしっかりとすること。知識に優先順位をつけること。
  • 通期では特設単科日本史ブロック整理法」も持っている。
    • この授業は、出題頻度の高い基本史料の音読を行うなど、徹底的に生徒を鍛えるいわゆるスパルタ授業である。
    • 長きに渡って開講されていている。
    • 一定数の受講生を長く維持している人気講座だがクーリングオフが多いという噂もまことしやかにささやかれている。
  • 講習で担当する講座数はかなり多い。「冬期と直前の講習のギャラだけでサラリーマンの平均年収の二倍を超える」と仰っていた。
    • 日本文化史、戦後史などの基幹講座のほか、複数のオリジナル講座、早慶大日本史、東大日本史なども担当。
    • 特にオリジナル講座は痒いところにも手が届くようになっていると評判。
      • もっとも、批判的な見方をすれば、オリジナルが多いということは1つや2つの講習の授業だけでは十分に教えられない・伝える力がないということのあらわれなのでは、ということにもなる。
      • 上記の批判に対する反論として、「勝田師も通年で英文法の授業をもってかつ講習でも英文法の授業をもってるがそれも伝える力がないからなのか。おかしな理屈じゃないのか」という声もある。
      • 反論への再反論として、勝田師の持っている講習の文法オリジナル講座は1つに対して須藤師は5個も6個もある。その多くは内容の重複も多いからやはり勝田師と比べても伝える力がないもしくは伝える気がない(信者に多くとらせたい)との意見がある
  • 大学別対策講座では、その大学の過去の入試データの分析に基づく授業を展開しその大学に要求される要点を提示する。また、入試問題作成に関わりそうな教授の専門分野から作成した予想問題を配付する。
    • もともとは野島博之師が駿台にいたころよくなさっていたことで、野島師と関係がある須藤師もそれにならっているのだろう。塚原師もこの手法と似たようことはする。
    • 「ただし、30年前に一度だけ早稲田でだされた史料を最頻出とするなど、そのデータも疑問点が残る」という批判もある。もっとも、予備校講師の「頻出」は注意喚起のための方便である(河合塾日本史石川)。
  • ごく一部の講習を除いてほぼ全ての授業で延長をする。
    • 延長時間は、40分から120分。休み時間をチャイム通りに10分取れると思ってはいけない。
    • また、講習会では師の授業の次の時間帯に別の授業を入れるのはやめておいた方が無難である。大島師もたまにこのことをネタにする。
  • 講習などでは職員でもクラスリーダーでもない素性がよく分からない人がプリントを配っていることがある
    • 師が自分で雇ってお給金を払っているバイトらしい。
  • 事前に申し出れば論述の添削は快く応じてくれる。進路相談にのってくれることも。
  • 師に否定的な生徒(アンチ)が発生する要因として以下のようなことがあげられる。授業内容よりも師のアクの強さに対する拒絶反応・批判であることが多い。
    • 理不尽な説教をするケースがあり、また時に尊大な態度がみられる。
      • 講習の宣伝の結果時間が足りなくなると、無能で理解力がない生徒が多いから話きれなかったと怒る。
      • とある年度のLB後期初回では師の授業の受け方ルールの説明をしなかったが、後期から入ってきた生徒が授業の勝手がわからないので、他の講師の授業を受けるように普通に授業を受けていると、名指しで怒鳴り付け退出させたことがあった(ちなみに怒鳴られ追い出された人物は無事東大に入学した)。この強制退出事件について、「駿台は教育機関だから追い出して当然。ルールを守れない人間はどうせ受からない」と師はおっしゃっていたが、事情もしらずに一方的に怒り、授業を提供するというサービスを拒否するこの対応に、当該生徒に対する同情の声が集り、また、須藤師に対する不信感がクラス内に醸成された。
      • 自分の授業のアンケートで文句言われた時に、「k城(個人情報のはずの学校名)の生徒がいたら伝えてくれます?文句は直接いいにこいよって」 と言ったとも。
      • 2014年後期の授業で、寸劇に付き合わせた生徒に悪ふざけでビンタしたこともある。この件に関して、駿台も警告を出した模様。
    • 幼稚な寸劇に生徒を参加させる・須藤師が生徒に馬乗りになったりする。
    • 事前にお願いしないと添削、相談等は一切受け付けてくれない。講習の際も同様なので校外生は注意を。
    • 稚拙な講習の宣伝を時にする。
      • 講習会が近くなると宣伝が多くなる。受けないと落ちるとよくおっしゃる。
    • 史料を絶叫させる。生徒全員を前に立たせて大声で喚かせる。(同じ校舎で講義をもつ講師からクレームが出されることも少なくない。)
    • 受講する上での細かなルールを守らせる。
      • ペン回しをしない、ほおづえをつかない、欠伸は手で押さえてする、ペンをカチカチとノックしない、右手にシャーペン、左手に赤ペン青ペンを持つ(左利きの人は左右逆で良い)などの受講上のルールを授業前に提示し、守らない生徒に対しては退室を命ずるなど厳しい。
      • ただし、きちんとルールも守り、かつメモを取るなどきちんとした態度で授業を受けているうちは怒られることはない。
    • 須藤師が東大関係のコース・授業をもってることに関しては不満の声がある。
      • 理不尽な説教や怒鳴るといった傾向が他コースより一層強いようで、そもそも受講する気がしなくなる。
      • 高卒生は夏期講習直前に膨大な宿題(穴埋めプリント50ぺージ分。夏期に覚えて、その後試験をやる年も)が配布されるが、受験生(特に東大志望)には日本史以外にもやることがあるということを全く理解していない模様で困る。
      • たしかに授業そのものは論理的におこなわれ、その点で須藤師の授業が劣っている訳ではないが、駿台の講師ならば誰でも背景知識や経過にこだわるので、駿台当局はある程度講習で集客力があるからといって須藤師にこだわるより、池知正昭井之上勇今西晶子大木伸夫各師など他コース・他校で東大コースをもってる講師にかえてみてもいいのでは、という声もある。
      • 「師の理解とは主に私大型の(文字を暗記するための)理解であり、東大など国立型を担当する講師の論理的なそれとは多少異なったものである。」という声もある。が、暗記一辺倒の授業では決してないという声もある。
    • 師の提示する予想問題があたらないという批判もある。
      • 直前期なのに延長もかなりあってどうなのかと思った上に、師の提示した予想が当たることもなくかすりさえしなかったので残念、という受講生の感想もある。
    • また、講習会の担当オリジナル講座は過大、誇張表現があるという指摘も。
      • 師に否定的な人は、「師の語るようなうまい話で受験が上手くいくはずがないのは冷静になって考えれば誰でもわかることだ。受験生はどんな時も冷静さを失ってはならない。暗記は地道な努力の積み重ねであることを忘れてはならない。だまされないこと」と言っている。
      • 師にあまり批判的でない人は、「例をあげればきりがないが、講座をとれば得点力があがる・記憶の定着がすすむ、という趣旨の講座宣伝文を書いてる講師は多いので、須藤師だけその点で批判するのは筋違いなのでは」と言っている。
      • また、テキストがしっかりしてるのだから問題ないとの意見もある。
  • なお、須藤師の東大系授業に関する肯定的な意見としては以下のようなものがあげられる。
    • 講習では「論述の答案は、読めば問いが分かるものが一番良い」という考え方の元、知識の羅列でない答案・問いにきちんと対応した解答を試験時間内でつくれるようになることを重視して授業してくれるので実践的。
    • 講習では問題作成者の問題意識をうかがうため、東大教授の本の内容をこまかく話してくれるので、ちゃんと聞くと知的に面白い。
    • 東大プレ日本史演習でも一定数の生徒は受講していて、支持する生徒も確実にいる。
  • なぜか早慶大日本史演習の担当がない。
    • ちなみに、師は現役最上位クラスである高3スーパーα日本史(担当は福井紳一今西晶子)とエミール(担当は今西晶子)を担当していない。
      • この点から考えると福井師の後継としては須藤師と今西師が上がっていると考えられる。しかし、須藤師の東大コースの担当はLBであることを考えると、今西師であると考えるのが妥当であろう。
  • 近年、師の講座の1つ必ず締め切り講座となっていたが、2017年夏期講習では締め切りにはならなかった。

担当講座

通期

  • 日本史の最終チェック講座はすべて担当、一橋・京大を除くすべての大学別プレを担当。
直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

人物

  • かなり左寄りである。
    • 他の駿台講師と同じく、授業中に猛烈な安倍晋三批判を繰り広げる。「日本で唯一止まっても良い心臓(晋三)」と揶揄するなど、かなり短絡的な言い方でケチョンケチョンに貶すことが多い。
    • 授業中にクラス全員で憲法9条を大合唱させて問題になったこともある。
    • 学生運動に関わっていた関係で明治大学からは立ち入り禁止処分を受けている。
  • 浪人時代福井師に師事しその縁で駿台で予備校講師に。
    • 福井師とともにデモに参加するため早稲田の試験をサボったことが師の口から語られている。
    • もっとも今では、講習の宣伝の際など福井師の方法論を批判することもある。
    • 福井師も須藤師のやり方には不満があるようである。
      • 福井師は須藤師のことを弟子のように接するというよりは単に上司と部下の関係程度にあつかっている一方日本史科の田部師とは強く師弟関係を築いている、という見方をする人もいる。
  • 夏期講習日本重要通史日本古代・中世史徹底整理現役生のための日本史教科書攻略法(原始〜江戸編)、現役生のための日本史教科書攻略法(明治〜戦後編)、私大日本史論述演習はCORE講座ではあるが、担当が師しかいないため実質的なオリジナル講座である。だが、テキスト内容は通期テキストや他の季節講習教材とほぼ被るので「手抜き」などの批判の的となっている
  • 以前には東進ハイスクールほか複数の予備校で教えていたが現在は駿台に絞っている。
  • 趣味は仏像鑑賞と日本酒。
  • 次期日本史科主任は自分だと言っていた時期がある
  • 高卒クラスの入学案内の講師紹介に「闘いはここから。闘いは今から。 緊張感の中にも温かさと楽しさをもって、未来への日本史を一緒に学びたい。」と書いている。
    • 「闘いはここから 闘いは今から」という歌詞が、がんばろうという労働歌(かつて労働運動や学生運動が活発だった時代、デモや大会でさかんに歌われた曲)にある。偶然なのだろうか、それとも影響を受けたのだろうか、あるいはパロディなのか。
  • おそらく駿台でもっとも季節講習の出講とオリジナル講座の受け持ちが多い。(2017年夏期講習の受け持ち講座数は23)

著書

  • 愛と欲望の日本史-思わず話したくなる意外な真実- (1999,祥伝社)
  • まるわかり日本史-図解で分かる時代の要点- (2000,永岡書店)
  • 夜つくられた日本の歴史-人気予備校講師の放送禁止講座- (2001,祥伝社)
  • 日本史用語集ちゃーと&わーど
  • 家系図から読みとる日本史 (2003,駿台曜曜社)
  • 日本史頻出わーど問題集 (2005,駿台文庫,共著)
  • 日本史の意外なウラ事情 (2007,PHP研究所)
  • 名門大学入試問題で知る「反」日本史 (2013,講談社)