日本現代史徹底整理
Last-modified: Fri, 11 Sep 2020 18:48:41 JST (172d)
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設置校舎 
市谷校舎を除く全校
テキスト 
- 編集は福井紳一師。
- 福井師入魂の一冊。
当然のことながら、文部省検定済みである(?)。
授業について 
- レベル1-8
- 夏期・冬期に実施される。通期では時間の都合上扱えないので、校内生の必修講座となっている。
- 2017年度よりハイグレード(HG)講座となった。
- 第二次世界大戦後の1945年から菅内閣までの、政治・経済・外交史を扱う。
- 「日本史・世界史・政治経済の内容がごちゃまぜになっているので、戦後史を学んだあと政治経済の問題を解くと、結構解ける」と福井師は仰る。
- 大学入学後でも社会科学系では役立つことも。
担当講師 
- 初日,2日目に戦後史の大きな流れを説明し、その後細かな事項を説明する。
- 授業がはじまって40分ほど戦後の日本の悲惨さを語られるが講義内容が戦後史だけあって普段の左翼談義よりも重みがある。思想的で良い。
- 師は、この講座の予復習時に、
野島博之師の『謎とき日本近現代史』(講談社)自著『戦後史をよみなおす』(講談社)および『戦後日本史(講談社+α文庫)』(講談社)を読むことを薦めている。- 「これは明治時代の復習だけどな…」と言い、戦後史以外の内容にも触れる。
- 特定秘密保護法など、様々な法律の問題点なども説明してくださる。特に自民党の憲法改正草案の問題点を指摘することが多い。
- 設置のコマによるが、HGになる前は、最大で3日目までは1時間近く、最終日は2時間以上延長した。
- 昼が日本史特講Ⅱ、夜がこの講座という設置のパターンが多い。
- 師は一橋大日本史を担当していないが、戦後史は毎年一橋が出題するので「一橋今年ここだったねぇ!」というリアクションのあと出題者の吉田裕名誉教授や中北浩爾教授の専門分野についても語ってくださる。
- テキストは基本的に使わない。史料や図を見るだけに留まり、授業自体は師が作成したプリントを使用する。
- 延長することを前提に授業が進められる。そのため、延長を嫌う人は受けない方が無難。
- 但し授業開始時か授業中に、延長した上での終了予定時刻を師がおっしゃられ、実際にその時間にほぼ合わせて授業が終了するので、いつ終わるかわからない、という状況は発生しない。
- HG講座になってからの延長時間は20〜70分程度。
- 師が担当するどの講座でも言えることだが、アクは通期より強く怒鳴ることもある。しかし、授業自体はかなり計画的であり、師自身が大学院で経済学(専攻は国際金融)の研究をしていたため、師のホームグラウンドとも言える戦後経済史は、非常にわかりやすい。
- 今生きている時代に一番近い「戦後史」というテーマを語る上で、須藤師が掲げている「未来への日本史」に基づいて、師が考えていること・伝えたいことを生徒に向けて話す時間が授業の所々にある。
- その話をどう取るかは個人によって違えども、歴史というものがどれ程人間にとって密接に関わりあっているものなのかということと、師の授業への想いを真近で感じることはできるだろう。
お茶の水校を担当。
- 授業はプリントで行われる。初日に分厚いプリントの束が配布される。テキストは持っていく必要がない。
- 通常授業のようにプリントを穴埋めしなければマズイという事はない。
- 授業は上記2人程の延長はないが各日20分くらいの延長はする。
- HG講座になってからは、通期でやった近代史の復習も含んだ授業内容になった。
- 師曰く「私は別にHGじゃなくても困らなかったんだけど、折角HGになって余裕が出来たので」。とはいうものの、そこまで近代史の復習はしない(戦後史の前提としての復習はあるが)。
- 受講者層は早慶志望か一橋志望が多い。普段講義を受けているからであろう。
- 一橋は第三問が戦後史からの出題なので本講座と一橋大日本史を両方受講するとよい復習になる。
- 超現代史になると所々で師のコメントが入る。
- (9.11のテロを知った当時)「あー。新しいタイプの戦争はこれだな、と思った」
- (トランプがWTOから離脱すると発表した際)「トランプすげーな、って思った」
- (国鉄民営化について)「あ、これは地方の鉄道を見捨てたんだなと。地方の鉄道がどうなろうが国は知らんぞって事なんだなと思いました」
- 様々なハプニングが起こる。詳しくは師のページ参照のこと。
- 最終講ではこれからの日本の未来について一言でまとめられる。おそらく師はこの一言が言いたくて授業をやっているのだろう。
- 学習態度に対する厳しい言葉はあるもののそれは至極真っ当なものであり、クセがない上に論理的でわかりやすい授業を行う。言わずもがなだが、教科書と組み合わせることで、十二分に効果は発揮される。名が広く知れ渡っているわけではないが、隠れた良講師。国立・私立志望双方の生徒にオススメ。
立川校を担当。
町田校を担当。
あざみ野校を担当。
津田沼校を担当。
- 延長は全くしない。
- 授業スタイルは通期と同様。
- 冬季のみ開講される。
- 通期の続きの位置づけなのでノートは通期のものの続きで良いだろう。
- 通期と同様、延長する。
柏校を担当。
- 戦後の文化史まで仕上げる。
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