日本文化史(近世・近現代)
Last-modified: Wed, 23 Aug 2023 19:31:26 JST (478d)
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設置校舎
概要
- レベル:3-8
- 夏期講習および冬期講習に設置されるCORE講座。通期では文化史を扱わないため、現役・既卒ともに必修講座とされている。
- 夏と冬のどちらで取ってもよい。講師によっても推奨時期が異なる。
- たとえば福井紳一師は夏期に日本文化史(古代・中世)→冬期に本講座のパターンを推奨しているのに対し、須藤公博師は夏期のうちに日本文化史(古代・中世)と本講座を両方取ってしまうことを勧めている。
- 夏と冬のどちらで取ってもよい。講師によっても推奨時期が異なる。
- 各々の学習計画や成績を考慮すべし。また、多少負担は大きいが自習も不可能ではない(特に私大では最終的には知識量勝負になってしまう分野のため)。
テキスト
- 福井紳一師監修。
- 日本文化史(古代・中世)のテキストに比べて政治史の内容も多く、通期テキストと同じ年表や地図の付録も収録されているためかなり分厚い(全345ページ)。
- 掲載内容が濃すぎて、テキスト編集者の福井紳一師ですら「このテキスト使いにくいんだよなぁ~。まぁ書いてるの俺なんだけど。」と仰るほど。したがって、「文学」「思想」など文化のジャンルごとに付箋やインデックスをつけたり、目次を参考に一覧表にしたりして使いやすいように工夫すべき。
- 上手く使えば、その網羅性から「文化史事典」のように機能する。
- テキストには陶芸・彫刻・絵画などの写真が掲載されているが白黒なので分かりにくい。自分で日本史図説を購入したりググったりしてカラーのものを見てみることをお勧めする。
- 大きめの写真を提示する講師もいる(福井師など)。
- テキストの写真を使わず、図説を持ってくるように指示する講師もいる(大木師など)。
- 巻末の世界遺産一覧を見ると、1998年の奈良の文化財以降表記されていないため、20年以上改訂されていない可能性がある。
授業
- 織豊政権期の文化~戦後の文化を扱う。
- 日本文化史(古代・中世)と本講座を異なる講師でとると両講座の「つなぎめ」の分野が手薄になりがち。要注意である(だからといって同じ講師でとったほうがよい、ということではない。各講師の通期の担当範囲を参考にして決めてもよいだろう)。
- 本講座のオンデマンド授業では、ライブ授業をそのまま収録しているせいか、または福井紳一師の授業延長が長すぎるせいか映像が途中で途切れる。(映像が途切れた後も、重要なことを沢山仰っているだろう)。このことも考慮して、対面授業にするか、映像授業にするか決めた方が良い。
担当講師
夏期
- 福井紳一(横浜校、オンデマンド)
- 田口康孝(お茶の水校)
- 須藤公博(お茶の水校、池袋校、横浜校)
- 白木宏明(お茶の水校、自由が丘校、津田沼校)
- 池知正昭(吉祥寺校、千葉校、柏校)
- 大木伸夫(立川校)
- 渡辺今日子(町田校)
- 角田和孝(大宮校)
冬期
- 福井紳一(藤沢校、オンデマンド)
- 塚原哲也(お茶の水校)
- 須藤公博(お茶の水校、池袋校)
- 樋山憲彦(立川校)
- 渡辺今日子(町田校)
- 角田和孝(大宮校)
- 沼尻正(横浜校)
- 井之上勇(千葉校、津田沼校)
- 池知正昭(柏校)
- 下に主な講師の授業の特徴を記載。
- 授業の最初に扱う時代を概観し、そのあと各文化の解説に入る。
- 文化史だけでなく、時代の全容理解に必要な土地制度史にもさっと触れる。
- 近現代思想史は師の専攻分野でもあり、かなり根源的な部分までさかのぼってわかりやすく解説してくださる。「人々に対するあたたかい目」という師の基本姿勢と熱意を体感できるだろう。
もちろん毎回40分~60分程度延長する。
- 冬期限定。塚原師を受けたい場合は夏期で他講師で取らないように注意。
- テキストの内容にかなり不満のようである。
- テキストの内容をコンパクトにまとめた穴埋めプリントを配布しそれに基づき授業を行う。穴埋めの用語はセンターレベル。
- 私大っぽい細かい知識というよりは、初めに各文化ごとに概観を解説し、教科書〜センターやや難レベルのものを扱っている。
- 京大文化史はこれで十分。
- 順番は前後するものの師の実力強化書と同じ流れで授業が進む。復習時にもかなり役立つ。もちろん授業なので強化書以上のものは手に入る。
- あまり延長せずに終わる。
- この講習の補完で文学史講習の授業を開くことがある。
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