宇野仙

Last-modified: Mon, 20 Apr 2020 23:45:44 JST (1139d)
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宇野仙(うの たける)は、駿台予備学校地理科講師。3号館,立川校,大宮校,横浜校,仙台校に出講。Juken7客員講師。

経歴

  • 1978年1月20日、北海道旭川市生まれ。
  • 元 キーエンス社員。
  • 元 Z会東大進学教室講師。
  • 河合塾地理科講師。

授業

  • 地理を暗記ではなく論理的に理解させる授業を行い、どこが覚えるべきで、どこがそうではないのかをはっきり教えてくれる。
  • 特にセンター系の授業では必要最低限の知識で問題を如何に解くか教えてくれる。
    • センターの地域調査の解説は、地図と資料の両方から徹底的に情報を引き出して解いていくところから、知識での確認、社会人時代の経験なども踏まえてのコメントまで、圧巻である。
  • 良い意味で地理の大枠をザックリと捉えた上で教えてくれるので内容を吸収しやすい。
  • 地理が苦手な人にはおすすめの教師だと思われる。
  • 地理科では一番有名である。
  • 補助教材として、知識や用語をまとめた「宇野プリ」(「宇」を○で囲っている)を配布してくれることが有る。
    • 注意書きとして、「師の前で破り捨てることは厳禁(但し、大学受験合格後は師の見えない場所にて廃棄してもかまわない)」が有る。
  • 質問には気軽に答えてくれる。頼めば授業テキストの論述の添削もしてくれる。
    • もっとも、多くの予備校で授業を行うため本人はとても忙しく、遠くの地域(主に仙台や札幌)への移動がある際は質問を受け付けない場合がある。
  • 口癖は「個人的には」「ふーんだと思いますけどね」「参考にして下さい」
    • また、見返しの時間やプリントのオリジナル問題をやってもらう時に発する「では、どうぞ」の言い方も特徴的。
    • 「では、どうぞ」のあと、教壇をウロウロする。
    • 「『宇野そんなこと教えなかったぞ』とか言わずに考えてみろって」と言って説明を始めることも。
  • 解説の際、問題文や選択肢をまず丁寧に読んで下さるので頭に入りやすい。
    • 誤っている選択肢を読んだら必ず、「いえ」と否定する。
  • 板書は一コマの授業につき黒板一面を意識しているらしい。授業中に板書を消すことは他の地理科に比べると少ない(地理科で板書が最も多いのは、おそらく井上宏昭師)が、かなりカラフルで密度の高い丁寧な板書なので、そこそこ速くノートを取らなくてはならない。
    • 季節講習では板書量も多くなるので、一面では入りきらないことも多い。通期でも板書量が多めな回もあるので注意しよう。
  • 一橋大対策のプロを自認しておられるが、河合塾に出講していた際は会議ではあまり自らの意見を発していなかったとのこと。
  • 後期の地誌分野は時間と分野の都合上補講を組むことが多く、尚それでも早足の授業になるのでしっかり集中して授業にのぞもう。

担当授業

通期

人物

  • 長年に渡って駿台の弱点と言われていた地理科に現れた希望の星。西の岡田了一郎師と並ぶ地理科の超人気講師である。
  • 若手の人気講師で、東日本の様々な校舎で教鞭をとっている。
  • 若手の為か出講校舎が幅広く、毎週ほぼ東日本縦断状態である。
  • 季節講習はほとんどの講座で満員になるほどの人気講師である。
    • 冬期の「東大地理」は10時の受付でも締め切った。
    • 冬期講習の「完答を狙うセンター地理Ⅰ〈発展編〉」「完答を狙うセンター地理Ⅱ〈難問編〉」「東大地理」直前I期講座の「地理FA-センター直前チェック-」ではそれぞれ別種類の宇野仙オリジナルグッズが配布される。これは美術を学んでいる師の教え子にデザインしてもらっているものであるそうだ。
      • オリジナルグッズは各講座で全て異なっている。元日の授業では、その日限定のグッズが配られるため、宇野仙オリジナルグッズを2つもget出来るのでお得である。
      • 英語科の大島師と古文の関谷師は宇野仙オリジナルグッズをコンプリートしているらしい。
      • 初めは200個発注すればよかったが、増設により今は2000個も発注しなくてはならず、(全て自腹のため)奥さんからも「お金かかりすぎ」と言われている。
      • 師の似顔絵が入っていることが多い。
      • 「お願いですのでヤフオクに出すのだけはやめて下さい。恥ずかしいので。」
    • 生徒の歓心を買うために景品を配布するのは好ましくないという意見もある。
    • しかし、日頃から給料の低さを嘆き生徒からも人気のある師が歓心を買うためにわざわざここまでやっているとは考えにくい。むしろ完全なご厚意だろう。
      • ちなみに、ある生徒が大学内でグッズを使うと、駿台出身の他の生徒に声をかけられて新しい友達ができたんだとか。思わぬ役立ち方だが、役に立てるのは非常に嬉しいと仰っていた。
      • 2019年度在庫処分のため夏期講習でも配布。
    • 参考に、2018年度夏期講習の師の担当スケジュールを示しておく。

      ウノセン

      期間AMPMNT
      7/16完答を狙うセンター地理(夏期編)(大宮)
      C期間夏のセンター地理B(仙台)地理論述(仙台)
      7/27完答を狙うセンター地理(夏期編)(大宮)
      D期間夏のセンター地理B(立川)夏のセンター地理B(お茶の水)
      E期間東大地理(お茶の水)地理論述(お茶の水)夏のセンター地理B(お茶の水)
      8/1完答を狙うセンター地理(夏期編)(お茶の水)
      G期間夏のセンター地理B(大宮)夏のセンター地理B(お茶の水)
      Q期間夏のセンター地理B(仙台)
      K期間夏のセンター地理B(浜松)
  • 授業中に30分くらい使って講習の説明をする。そのとき配られるプリントに師が担当する授業の日程が全て載っているので、参考にしよう。センタープレも師がどの日程を担当するかが書かれている。
    • 2018年度はまさかのセンター前日の担当であった。
    • 「多分、受講者ゼロだとおもうんですよね。」と言っていたが、たくさんの受験生が集まった。流石、人気講師である。
  • 通期授業でも、もぐりが大量にでたことがあるほどの人気ぶりで、師の担当していないクラスの学生からは不満の声が上がるほど。
    • 2014年、もぐりが50人ほど発生した。その際、教務も黙認していた。
    • その影響からか、2016年度の授業は小さい教室で行われるようになった。
    • 2017年度のある授業では、複数クラスの合同の結果、教室がちょうど満員になるらしい。
    • 2019年度3号館では61号教室がほぼ満席になるくらいもぐりが発生。
  • この多忙さの中で東大添削の採点もこなしている。
  • 初学者にもわかりやすい論理的な解説で生徒からの評判はとても良い。
  • 聞きやすい声で、大きくはっきり喋る。イケボである。
    • 声や雰囲気が声優の山寺宏一に似ているという声も。
    • 文章を読み上げる時は何故か玉音放送のような喋り方になる。
  • パッと見好青年で真面目そうだが、笑いをさそう発言も多い。
    • 一見真面目な感じの男性であるが、通常授業の雑談時には結構ハッチャケる。
    • 雑談として新幹線等で芸能人に会った話をすることがある。
      • 新幹線通勤の話をする際に、グランクラスに乗車されている小林隆章師を、グリーン車で見た芸能人や政治家より素晴らしい方だと讃える事がある。
    • 他の予備校でも教鞭をとっているので、雑談などでも他塾の事情を持ち出す事がある。
    • 具体例を示される時や雑談中に企業名や個人名を出す際にはイニシャルをアルファベットに置き換えて述べられる。
      • 例:Sゼリヤ、G座コージーコーナー(時々「LG電子」など伏せられない社名も言って笑いを誘う)
  • 軽く毒舌な一面も持ち合わせている。シャレにならないようなネタを持ち出すことも。
    • 授業に出てくる地域の短所をネタにしたり、慶応出身のためか早稲田の問題をネタに(悪く言えば批判)することが多い。
    • 駿台講師陣の中では若手であるが、それを話題にした時は「皆さんもお分かりの通り駿台にいるのはジジバ(ry」といったことも。
      • とは言っても同じ地理科の大久保師や阿部師を「大御所」と呼んで尊敬しており、特に阿部師に関しては授業中にも度々名前が出る。
    • 通期や講習のテキスト(主に関西駿台地理科作製)については構成や記述を批判することがある。
      • 皮肉たっぷりに「相変わらず駿台のテキストは素晴らしいですから…」と言ってからテキストの説明をすることも多々ある。
      • この駿台のテキストはとても素晴らしいですから…、この表を見てください。黒すぎて何もわかりません。
      • 「もう少し頑張っていただきたい」ということも。
      • 毎年の抱負は「他人の批判をしないこと」だそう。永遠の目標なのかもしれない。
    • センター試験実戦問題集についても批判している。
      • センター試験実戦問題集は知識偏重で現在のセンター試験にそぐわない・直前期には解かないほうがいい、実戦問題集でなく過去問を解くほうがよいと薦めている。
      • 師は「マーク模試や実戦問題集の問題はレプリカにすぎず、問題の精巧さは過去問には敵わない。」と述べている。
  • 地誌分野の授業では、各国別地誌を見ていく際に重要度の低い国は「〇〇、サヨナラ」とスルーすることがある
    • かつてマリちゃんという女の子に振られた過去があり、「マリ、サヨナラ」と言うと思い出すらしい
  • 駿台講師の中には、バツ1バツ2に留まらず、バツ4バツ5といった猛者がいると暴露したこともある。
  • 毒をはいたり冗談をいったりする一方、時に真面目に生き方や社会について語る事も。
    • 通期では面白い冗談も言う一方で自身の人生経験に基づいた話をしかるべき時期に話してくださる。
    • 後期の授業ではほぼ一コマまるまる使って自身の高校時代の話をする。毎年、決まった時期にしているとのこと。
    • 駿台に大学院出身者が多いことについて、師の時代は就職できず大学院に行くほかない人が多かったとおっしゃり、社会経験を積むバイトもせず勉強しかしない大学生が増えている事を憂いておられるようである。
  • 予備校講師以前は営業マンをしていたとのこと。
    • 日本でも1番高い平均年収の有名企業であるキーエンスで勤めていた
    • 余談だが、営業成績は常にトップ10に入っていたらしい。入社2年目にして夏のボーナスが(同期が80万ほどだったのに対し)250万だったそうだ。
    • 元営業マンだからか流暢かつ飽きさせない話運びをする。
    • 営業マンの際に実際に工場に出向いた経験から工業について詳しい話をなさることもある。
  • 若くして既婚である。
    • モルディブへの新婚旅行の際、宿選びで奥さんと揉めたらしいが、「多少無理してでも奥さんの要望を優先した方が今後の為だ」という先輩講師のアドバイスのもと、高めの宿に宿泊した。結果、予想以上に素敵な場所だったらしく、本人も大満足のようである。
    • 2016年度の講習の際に奥さんから授業中どのような話をしているのかと尋ねられ、このサイトを見せた、との話をされた。新婚旅行の宿選びは奥さんへの多大なる配慮があってのことだとおっしゃり、当サイトに記述したと思われる校舎生について「書き込むのは自由だが、嘘はやめて欲しい」と半笑いで主張された
  • 時給350円(2016年からは50円upの400円)、年収150万円らしい(つまり実際はその10倍)
    • 解説の際に「日本人は宇野以外所得が高いですから...」と言うこともある。
  • 原発の再稼働には反対の立場である。
  • 学生時代に代ゼミで宮下典男先生に教わっていた。
  • 高校時代は、入学式で北海道大学を目指せと進路部長(代ゼミの伊藤美徳師)に言われたことに反発し不良であった。
  • 2016年度までは池袋校にも出講していた。
  • 2019年度より横浜校に出講。
    • 市谷校舎にも出講して欲しいとの学生の声も多いが未だ実現には至っていない。
    • それに伴い浜松校の出講がなくなった。後任は井上宏昭師。
  • 浪人した際に、1年目で失敗したら料理人になるつもりでいたとのこと。
  • なんとこのサイトを見ているらしい。
    • 曰く「宇野は改変してませんよ。」。
    • ちなみに、駿台大阪校wikiの師の項は半可通のマニアが恣意的に編集して凍結しており酷い出来である。
  • 数学科吉原修一郎師とは古くからの友人らしく、講師室ではよく談笑されている。吉原師も「勤勉で信頼できる友人」として度々授業中にお話しされる。

著書

学習参考書

  • 『改訂版 地理B 早わかり 要点整理(大学合格新書)』(宇野仙 中経出版/KADOKAWA、2019年6月28日)
  • 『大学入学 共通テスト 地理B 集中講義(大学受験 SUPER LECTURE)』(宇野仙 旺文社、2020年2月5日)

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*1 倫政選択、3号館で受講
*2 3号館で受講