生物★トリプルミラクル

Last-modified: Thu, 18 May 2023 00:28:04 JST (337d)
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朝霞靖俊オリジナル講座季節講習)】

設置校舎 Edit

概要 Edit

  • レベル:3-8
  • 大半の期間で締め切られることもある超人気講座。
  • 以下は2018年度講習パンフレットより。意味がわからない。

    ★知識力がゆらいじゃってる君にミラクル!
    ★記述力に自信をもてない君にミラクル!
    ★計算力を猛烈につけたい君にミラクル!
    ☆「苦手を得意に」する講義と「得意を完璧に」する教材で三位一体の実力養成!
    ☆暑い夏に、熱い講義で、アツくなる800分(+α)!
    (☆冬の寒さを情熱で吹き飛ばす800分(+α)!)

特徴 Edit

  • 前身の「数理で考える生物 Neue Schangrila」から数えると20年以上開講されている伝統講座でもある。
    • 上記の旧名からもわかるように、“考察”という言葉に振り回されがちな生物の問題を、主に化学数学の視点から客観的に紐解いていくというのが趣旨の一つである。
    • 数学が苦手な人でも充分理解出来る。朝霞師曰く「そもそも数学が得意だったら生物なんて選びませんよね」
      • 新課程への移行により、遺伝や浸透圧の面倒な計算分野はめっきり減ってしまったので、数学的な授業はあまり展開されなくなっている。
      • 一昔前まで、生物の難問といえば無駄に重い計算かほぼ化学の問題と化しているかのどちらかであった。“数理で考える”コンセプトはその時代の名残である。急速な生物学自体の発展により多様なテーマの問題が出題されるようになったが、やはり変わらない根幹に対して通じるところは多く、このコンセプトを学ぶ意味は十二分にある。
    • だからといって長い問題文を粗雑に扱うのではなく、丁寧に読解しそこから問題の背景・生物学的意義を炙り出すのも一つの必須能力として養う。これがもう一つの趣旨である。
      • このための課題こそ、当講座の特徴でもある、多読用問題である。数々の入試問題からリード文だけが掲載されており、問題は一切ない。ただただ読むだけ。しかしこの読むという単純な行為は非常に実りがある。受ければその真価がわかるだろう。
    • 講座の雰囲気としては化学の特講シリーズに近いだろうか。
  • 受講生の幅は意外と広い。東大京大医学部は元より、旧帝から海洋大・農工大志望までいる。
  • この講座には“ミラくん”というマスコットキャラクターがいる。色んなところで受講生を応援してくれる。
    • マスコットなのにミトコンドリアに襲われたり電気を流されたり結構酷い目に合っている。

テキスト Edit

  • 朝霞師作成。毎年少しずつ改訂される。
  • テキスト+講義参考書の二部構成。
  • テキストは授業で主に扱う問題と解説中に参照する関連内容が掲載。
    • 事前に配布され予習するのはこっち。
    • 夏冬ともに講義問題30題前後、短文記述問題150題、多読用問題約50題。
    • 主に中堅大学~東大京大など難関大学の過去問から問題が選出。一部創作もあり。
    • テキストの冒頭には「取扱説明書」と銘打って、家電用品の注意書きのように授業についての注意事項が記されている。なかなかにネタ性が高い。
  • 加えてテキストの倍の厚さはある「講義参考書」が当日に配布される。
    • むしろこちらの方が内容が濃く、様々な場面で重宝するだろう。
    • 内容は各分野の総まとめ、膨大な量の計算問題、短文記述・多読問題の解答解説の三つから成る。
    • 各分野の総まとめは師が通常授業で使うプリントとほぼ同内容。
      • ミカエリス・メンテンの式など、市販の参考書には載っていないが大学受験でよく問われる分野・話題のことも詳しく書かれている。
      • もし通期の担当講師が合わなかったらこれを入手することで補填するのも良いだろう。
    • 巻末付録として勉強法・解答作成法に関する師の提言が掲載されている。
    • 毎年、初日にこの参考書だけ貰って消える人がいるが、講義問題の解答・解説は掲載されていない
    • なぜか講習開講前に校舎で閲覧出来るのはテキストの方だけ。当日までのお楽しみ。
  • 加えて日に二、三枚ほどプリントも配る。講義問題の解答と、解説に使う図や途中式が記されている。授業中は大変忙しい。

授業 Edit

  • 朝霞師の授業を通期で受けている人にはわかるだろうが、かなり進度は早め。
    • 極端に苦手な人は無理せず『生物頻出問題』の方が良いかもしれない。
    • ただ知識がない等の理由で避けてしまうのは少し勿体ない。特に現役生はこれで飛躍的に生物が伸びる人も多い。
  • 元から(HG)講座ではあるが、ほぼ連日30分以上延長する。テキストにもその旨は記載。
    • 従って、この講座の後には授業を入れない方が良い。
  • 上にも書かれているが、予習の問題量が尋常ではない。全教科合わせてもこれほどの予習を求められる講座は無いだろう。
    • 授業直前や当日に用意するのでは到底間に合わず、夏一杯かかる人も多い
      • このこともあってか一番遅いタームの講座は締め切ることが多い(夏期の場合、例年F期間)。余裕がある人は早めのタームにすると良いだろう。
    • 取扱説明書には「テキストを受け取ったら、即予習!」とある。
    • なお、全問題を予習する必要はないのではという声も一部受講者の間にはある。無論、全て予習するに越したことはないのだが、講義問題と多読問題を終わらせておけば充分授業は理解可能で、得るものは存分にある。むしろ短文記述は復習に使った方が効果的かもしれない。

夏期講習 Edit

  • 主に細胞、代謝、遺伝子を取り扱う。
  • 冬に比べると“問題への取り組み方”を意識した授業内容となっている。

冬期講習 Edit

  • 冬はタイトルの最後に「#」が付いている。
  • 発生、動植物生理を中心に扱う。2018年度から生態系と進化分野にもしっかり触れるようになった。
  • 夏ほど延長しませんと取説に書いてあるが、夏ほど延長することもある。

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