講師陣/現代文科
Last-modified: Fri, 11 Dec 2020 21:23:42 JST (81d)
現代文科講師陣一覧 
西日本のみに出講する講師は西日本のみに出講する講師を参照してください。
あ~お 
飯島好文、池村伸二郎、伊藤博和、稲垣伸二、今井愛子、岩科琢也、内野博之、岡井光義、尾形まり花、小川香月
か~こ 
加藤平八郎、川端隆之、喜壽屋仁志、北村隆、小池翔一(小池ひろえ)、小杉信吾
さ~そ 
た~と 
な~の 
は~ほ 
ま〜も 
や~よ 
わ~ 
渡邉吉久
現代文科の特徴 
- 関東現代文科は主任制を廃止しており、看板の霜栄師、重鎮の内野博之師が筆頭である。
- 関東の駿台は、同内容の反復と対比に注意しつつ本文を意味のまとまりごとに区切っていきながら文章全体の趣旨を大きくつかむことを指導の根本にすえている講師が主流派であり、その典型例が看板講師の霜栄師である。
- また、霜師と肩を並べる実力者として内野博之師がいる。
- 師は近年の現代文に対する高校や予備校の指導の仕方に批判的な目を持ち、読むことと解くことは同義であるという立場から、細やかな読解と設問の細部まで読み込んだ精緻な解答で生徒からの熱い支持を受けている
- 双璧を成す霜師・内野師に加え、実力のあるベテラン講師としては多田圭太朗師、清水正史師、岡井光義師、喜壽屋仁志師がいる。多田師は癖のない丁寧な記述対策故に上級者からの支持が厚く、清水師は早稲田対策の第一人者である。
- 現代文という科目の特徴とも言えるが、「読み方」と「解き方」どちらを教えるかの比重は講師によってかなり異なってくる。また、名講師であっても両方の指導に卓越している訳ではない。以下は代表的な例である。
- 現代文科は代講が立たないほど人手が少ない状況になっているという。(多田師談)
- このためかどうかは不明だが、既に還暦を迎えている二戸師や平野師などが出講している。
- 霜師も2018年に還暦を迎えた。
- 現在は基本的に文学部の卒業生でないと採用しないらしい。書類選考の段階で切るとか。(平井師談)
- 過去には建築学科出身の吉成学師などがいた。
- そんな訳で東大法学部卒の林修師が仮に駿台に移籍しようとしても落とされるであろうと平井師は雑談として話していた。
- 一方で関西では文学部哲学科や法学部出身の講師を多く採用している。
- 東大現代文の解答速報や青本は、昔から
ネタにされる批判されることが多い。
- また、霜師を筆頭とする関東現代文科と、中野芳樹師を筆頭とする関西現代文科では読解の方法の点で差異がある。
- 関東の現代文の方法論は、イイタイコトや同値・対値など、術語自体は少し癖があるものの、実際は河合塾などとさして変わらない極々オーソドックスな、奇を衒わない正統派の読解法である。
- 一方、関西では、中野師の方法論を踏襲・意識する講師が多く、その中野師の方法は、河合塾や関東の駿台のそれとは少し毛色の違うもので、精緻でシステマティックな方法である。
- 一説には、同じ文学部卒の人間でも文学専攻か哲学専攻かで異なるのではないかと言われる。
- たとえ方法に差異はあっても、関東の霜師や内野師あるいは若手の講師などへの生徒からの信頼は厚く、また関西でも中野師をはじめとして池上和裕
師*1など様々な講師が指導にあたり締め切りも多く出しており、東西問わず駿台への信頼は厚い。
- 関東と関西で読解法が違うとはいえ、どちらが合うかは人による。どちらも長所、短所がある。
- 関東式の場合、最大の長所としては全体の構造を素早く掴めることが挙げられる。問いの解答領域を絞る際にも大変有効。
- 短所としては、あくまでもマクロ的視点(対比や言い換えなど)、文章内容に重きが置かれるので、解答作成の際にはかなりしっかりと文章を読み込んでおかねばならない、という点が挙げられる。特に比喩表現の説明問題など、論理的構造を問いの中心としない設問などではそれが顕著。
- また、解答作成能力も講師により差がつきやすくなってしまう。もちろん、十分合格できるだけの解答が紹介される場合が殆ど(特に多田師や内野師は解答に関しては非常に高いクオリティを誇る)であるが、稀に疑問を感じてしまうような解答を紹介される講師もいらっしゃる。
- 「読解や内容説明は良いとしても、根拠拾いの段階になると大抵の講師の説明が甘い」「内容説明に比重をおき過ぎており、ある程度一貫した解答法を教えてくれない講師がいる」という声もある。
- 「読めれば解ける」という方針から内容説明に時間をかけ、解答法などは一切話さず解答プリントをチャイム後に配って終わりという講師も一定数いる。
- こうした授業はアカデミックなものになりやすいのだが、いかんせん問題の解説が甘い(もしくは全くない)ため、生徒から不満の声が上がることも少なくない。
- 疑問点があれば遠慮なく聞きに行こう。
- 関西式の場合、最大の長所は文章中の表現から論旨を正確に摑み取れ、読解が解答に活かしやすくなる点である。
- 基本的な設問パターン(言い換え問題や理由説明など)による解答法も体系化されたもので、生徒も真似しやすい。また、表現に気を配るので比喩表現問題でも威力が発揮される。
- 短所としては、ミクロな視点に重きが置かれがちになるため、初心者は全体の構造を無視してしまいがちであることである。ただし、中野芳樹師はきちんと全体にも目を向けていくよう仰っており、読解法をある程度マスターしておくと全体の構造も考えられるようにはなる。
- 「ルールが多すぎる」「過度なルール化ではないか」という声もあることにはある。
- 全体的に、
東大・京大の青本の評価の違いを見るに、解答の精緻さに関しては関西の方に軍配が上がるだろう。
- 原因は全くわからないが、やたら声が小さい講師が多い。
- なお、東西トップの霜栄師と中野芳樹師がそれぞれ他予備校出身であることから、「現代文が弱点だった駿台が、他予備校からトップ講師をスカウトした」と誤解する風潮があるが、両師とも「他予備校出身ながら、駿台でも結果的にトップになった」のであり、駿台が引き抜いたわけではない。早稲田ゼミナールでの霜栄師はトップ講師ではなかった。
- 某師曰く、
少々気味が悪いレベルの鷲田清一信者が相当数いるらしい。
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