清水正史

Last-modified: Thu, 02 Feb 2023 02:03:48 JST (443d)
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清水正史(しみず まさし)は、駿台予備学校現代文科講師。1号館,池袋校,大宮校,横浜校,柏校に出講。

経歴 Edit

  • 早稲田大学第一文学部卒業。

授業 Edit

  • 実力的には霜栄と遜色ない。手法も同じであり、自覚しているのか、現代文の参考書は霜栄著作を使うように強く勧めている。師自身にも著書があるのに、である。
    • 2018年4月には、2020年度から始まる大学入学共通テストに向けての記述対策問題集を駿台文庫から霜栄と共著で出している。
    • 関西の現代文講師は清水師のことを「裏のS(Simizu)」と呼んでいるという(つまり隠れた強キャラみたいなもん)
    • ちなみに「表のS」は皆んなご存知、ミスター現代文こと、この人である。
    • 筆者の主張と筆者が批判する一般論との対比と同値を重視している
    • しかし、師が受け持つ、お茶の水1号館のEX現代文演習ではクラスの7割が授業を切っているため、あまり関東では評判は良くない(1限初っ端から演習授業だからかも?)。
    • 但し、漫然とした口調で解説を進めるため眠くなるという声も…。
  • 授業の始まりと終わりに深々と礼をする←今はしない。
  • 大抵の授業は前回の授業の流れの復習から始まる。
  • その後、おもむろに「写す人は写してください」と言って板書を始める。
    • 板書で本文の要点をフローチャートに表し、関係性や論理関係を図示する。
    • 読み・解く際に必須のポイントが図示され、師の作成したテキスト内で復習が出来るようになっている。
    • 板書には師作成のポイント集との対応番号も一緒に板書されるので復習に便利。
    • 板書後、テキスト本文に入り、口頭の説明と板書を利用して、生徒と同じ目線に立って前から順に文章を読み進めていく。同値と対立と因果関係を意識的に追って行っている。
    • EX現代文演習の授業では演習中に板書をはじめ、演習後は休み時間挟んですぐに解説が始まるため、板書をのんびりとする時間はほぼない。
  • 丁寧に説明してくれる分時間がかかり、大抵5分~10分延長する。
    • チャイムが鳴ると共に「もちっとだけやらして」と言って授業を延長し、最後に「すいませんでした…」と言って教室から出て行くのはもはや恒例の流れ。
    • 授業が終わり、出て行く際は話しながらドアに向かっていく。「文章の同値関係を意識していこうということでした。えーどうもスイマセンデシタ...(爆速退室)」
    • 「すいませんでした…」は口癖のようで、質問に行った際も話が終わると何故か謝罪される事がある。
  • 難しい言葉は平易な言葉に言い直し、比喩的表現は師自身の知識から具体例と演技を使って学生に分かってもらえるよう説明するなど工夫を凝らす。
    • 本文中で重要な箇所は、何度も同じ言葉か言い換えた表現を繰り返して説明するので本文の理解は進みやすいが、人によっては冗長に聞こえてしまうかもしれない。
    • 具体例を演技で表現する時サラッと人によってはツボをつく類の面白いことを言うことが多い。
      • 「幼児が言語を習得する時言語で世界を分節化する。」 →幼児「ねぇねぇこれってブーブー?」大人「ちがうよこれは車じゃなくておっさんって言うんだよ」
      • 「『うそぶく』っていうのは嘘をつくことじゃなくて強がる、っていうニュアンスです。『オ、オメェ… 早稲田なんがだァ、ら、楽勝なんだがんなァ』っということですな」
      • (人権宣言に関する文章の説明中に)「ここに書いてある『うたう(謳う)』は"sing"じゃないですよ。『♪じんけ〜ん せ〜ん〜げ〜ん〜っ』ていうことじゃないですからね」
    • また説明中にいつも体全体を使ったジェスチャーをする。特に手で大きな円を描くジェスチャーは数分に一回くらいやっている。これ自体にどのような意味があるのかは不明。
    • 生徒が十分に理解できたと思われるのに何回も説明を重ねることがあり、また回数を重ねる毎にジェスチャーが大きくなっていくので、終いには生徒が噴き出してしまうこともあった。
  • 選択肢一つ一つの絞り方も、口頭説明ではあるが一つ一つ丁寧に検証する。
    • 授業を受けているうちにかなり現代文での根本的ミスが減らせる。
  • 丁寧な授業故に最後の方は眠くなってしまうが、通期だとそのキャラとコミカルな動きが面白いので理系クラスでも出席率はそこそこ良い。
    • プリントを配るときの独特な動きに吹いてしまう人が多数出現。
  • 黒板の端から端までを前後に歩きながら喋る。
    • 有志による調査の結果、教卓の中心から端までの往復を1往復とした場合、一時間で116往復をしている事が判明した。流石に歩きすぎである

担当授業 Edit

通期

出講なし

出講なし

出講なし

直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

出講無し

2017年度は夏期・冬期・直前講習の出講がなかった。なお、センター後に行われる校内生向けの2次・私大演習授業には担当授業あり。

人物 Edit

  • 早大現代文の第一人者。
    • お茶の水地区の早大対策を一手に請け負ううえ、質の高さで知られる早大現代文研究の作成も手がける。
    • ただし季節講習の担当がないのがかなり残念。
  • 駿台ベネッセマーク模試の現代文の作問を担当しているほか、平井師曰くすさまじい量の模試作成に関わっているそうで、師がいくつ関わっているのかを尋ねたところ関わっていない模試から数え始めたとか
    • 模試作成を優先するためか普段の師の人気に対し講習への出講が極端に少ない。
    • 時に関東現代文科の方針に批判的な関西現代文科でさえ、清水師の実力は勿論のこと、師の作問方針に対しては賛辞の言葉を送ってらっしゃる。
      • 小泉徹師曰く、「自分が尊敬する数少ない現代文講師の一人」「中野さん(中野芳樹師のこと)もスゴイですがね、清水さんは本当に職人です。センター国語を本当によく分かっておられる。」
      • 清水師の作問はほぼ全て過去問に則って忠実に作られているらしく、それが高評価に繋がっているのだとか。
      • 事実、模試と過去問とで問題の質の差が一番激しい、と言っても過言ではないセンター現代文においては過去問に則った学習をすべき、という意見を持つ講師は圧倒的に多い。
  • 通期で配るプリントには問題の解説、読解のポイント集、勉強法、さらには入試出題傾向まで書いてあり充実している。
  • 常にニコニコしながら喋る。解説の時でも笑顔を欠かさない。
  • 質問や相談にも親身に接してくれる。
    • 質問に行っても気さくに、小さなことでも丁寧に説明してくれる。
    • 特定の大学や学部の対策、自習方法に関する相談も受けつけている。
    • 本文要約を見せにいくと、学生の要約文ではどのポイントが不足しているか、言葉上のズレ、繋ぎ方はどうかなど、学生の解答を編集する形でじっくりと説明してくれるため要約力や読解力がかなり上がる。
    • 質問の列は空いていることが多いので意外に穴場かもしれない。
    • 講師室で質問応対の後は、額を机にくっつけて「お疲れ様でした」と言って学生を見送る。頭を使いすぎて疲れているだけなのかもしれない。
  • 自分のしたミス(教卓から落ちてコケる)への言葉がなかなか出てこなくなっていた。
  • 授業中歩きすぎて足がつった
  • 板書代わりのプリントを配って余りを回収する時の動きがちょっとかわいくみえる。
  • 授業中読み間違えなどするとにこやかに自分で頬をビンタすることがある。
  • 言い間違えを繰り返すとジャンプして仕切り直す。
  • 更に物凄く重大なミスを犯した場合は突然心臓発作を起こしたようにずっこけることもある。
  • 列の人数を数える時全身をカクカクとリズミカルに動かす。見てると段々とクセになる、など。
  • また、老眼なのか文章を読んでいる最中は眼鏡を上に上げて裸眼で読むが、読み終わったあともその状態のまま歩き回っている。そして暫く歩いているうちに眼鏡が勝手にずり落ちて元の位置に戻るが、師は終始無反応。謎である。
  • その剽軽な語り口とは裏腹に、文章を書くと小説家のような巧みな言い回しに少し厳し目な主張で全く別人のようになる。
  • 手に扇子を持ち、それを落語家のように巧みに扱う。
    • そもそも喋り方・口調が落語家っぽい雰囲気を醸し出している。
    • ある授業では半分くらいに開いた扇子をスマホに見立ててスワイプやタップの真似をしていた。
  • チャイムが鳴ってから遅れて教室に到着するとき、真顔で廊下を恐ろしいスピードで駆けてくる。
  • 高校時代仲が良かった友人と一緒の大学を目指していたが、その友人が上智の推薦を貰ったことをきっかけに、「なら俺は早稲田に行くぞ!!!」と早稲田に決めた。
  • 大学生の頃、灰色と黒の服しか着なかったために「無彩色の男」と呼ばれていたらしい。
  • ある時突然「けものフレンズってアニメがありますけど…」と言いながら例え話を始めたことがあり、意外にもアニメ好きなようである。
  • ある授業で解説の際に生徒にマジギレする演技をした事があるが、普段の師とは豹変し口調も目つきも余りにもマジであったため、本当に教室内の生徒に切れているのだと殆どの生徒が勘違いしていた事があった。その後いつもの笑顔に戻って「皆さんこれで私が本当に怒っていると思って頂けたのであれば、私の演技が上手く行ったという事でありますが…」と語り出し、生徒一同が「マジギレじゃなかった…」というホッとした空気になった。
  • 某師曰く師はかなりの酒乱らしく、現代文科の講師数人で飲みにいったところ文学者のことで論争になり、熱くなった師が持っていたビールのジョッキを机に叩きつけて粉砕したことがあったそう。普段の師からは想像できない。
  • 接続語の「もちろん」「だが」を使って逆説を説明するときに、ニコニコしながら「あの女が嫌いだ。もちろん美人とは認める。だが性格悪すぎ。」というとんでもない文を例に挙げて説明した。
    • あとあと我に返って、「あんまり良い例じゃあないけど…」と言っていた。
  • 校舎で配布されている小冊子「早稲田大学合格物語」において、早大志望生への「駿台講師からのメッセージ」欄に文章を寄稿している。
    • 他に勝田耕史師、須藤公博師、松崎弘信師が寄稿しているのだが、清水師は他3講師が具体的な早稲田の入試問題の特徴を挙げつつ受験生へエールを送っているのに対して、問題の特徴を一切挙げずただただ早稲田の魅力をユーモアを交えながら述べている。とても異彩を放っている文章であるが、早稲田大学を志望している人は是非一度読んでみてほしい。

早大生になるということ、それは…

現代文科講師 清水 正史

早大生は貧しい。私は電車賃140円が惜しくて池袋まで毎回歩いた(徒歩40分)。早大生はモテない。私の同級生の女はみな他大学の男とつきあっていた。早大生は地味だ。私は灰色と黒の服しか着ずに〈無彩色の男〉と呼ばれていた。早大生は……
私は早稲田の悪口を言っているのだろうか。否。魅力を語っているのだ。——早稲田は所持金ゼロでも過ごせるところだ。彼女なしでも肩身が狭くないところだ。流行など気にかけずにすむところだ。誰もが思うように生きられるところ、大切なものは金でも見栄でも他人の思惑でもなく、〈自由〉なのだと教えてくれるところだ。
早稲田へ行こう。

駿台予備学校 早稲田大学合格物語2016-2017 p21「4. 駿台講師からのメッセージ 〜早大を志望する皆さんへ〜」より)

語録 Edit

  • 「えー本日(またして)もこの現代文におつきあいいただこうというこの時間……」
  • 「えー黒板ご覧ください」つ扇子 \ペペン/黒板
  • 「私のやっていることは本番のシミュレーションです。本番では講師が説明しない中で、 論の具体例を浮かべている暇もなく解かなきゃいけない。」
  • 「こ~いう感じでですね…(と言いながら手で円を描くジェスチャーをする)」
  • 「早稲田かな?ンホホホホホホ慶応かな?」
  • 「プシューッ、プシューッ」
  • (演習後)「終わってしまったァ......(哀愁)」

著作 Edit

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