小池翔一

Last-modified: Mon, 18 Dec 2023 10:01:06 JST (129d)
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小池翔一(こいけ しょういち)は、駿台予備学校現代文科講師。3号館,市谷校舎,横浜校に出講。

経歴 Edit

  • 1982年生まれ。
  • 駿台予備学校お茶の水3号館東大文系スーパーにて1年間浪人。
  • 東京大学文科三類入学。
  • 東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程(広域科学専攻相関基礎科学系)単位取得退学?
    • 科学史・科学哲学研究室所属。
    • 専門は哲学・倫理学(自由・自由意志(論))

授業 Edit

  • 霜栄師のようなコンパクトな板書をする。ぎこちない字をかく。
  • 対立対比関係など文構造に注目をするいわば王道なスタイルを貫く。
    • 段落冒頭の接続詞に(機械的にならない程度に)マーキングする、MECEの法則、ポイント板書など、霜師のスタイルに通ずる部分もある。
  • 早口であり、口頭で説明される情報量が多い。プリントで授業を受ける場合は集中していないと大事な点を聞き逃すことも。
  • 通期では基本的に霜師のテキスト編集の狙いに沿った授業を展開する。しかし霜師よりも授業のクセがなく、尚且つきちんと論理的に文章を捉えてくれるため市谷生を始めとする理系の生徒からの人気も高い。
  • テキスト以外にセンターの過去問を用いた授業も行う。
  • 講習では、師が担当する講座が夜コマの場合、必ず超HG化する。
    • 2015年度冬期講習にて、お茶の水校で19:50に終わるはずの講習が21:30に終わることがあった。
    • センター系の演習講座では、休憩は評論文の読解が終わったら10分と言う変則的なものだった(本人曰く「50分授業がウリの駿台で90分も授業してしまってごめんなさい」とのこと)。2016年度冬期講習のB期間の初日に、21:40まで延長した。約2時間の延長である。学習スケジュールには注意。
    • 時間の都合上、センター系の講習ではプリント中心の授業となり板書はプリントを写す程度しかしない。しかしそれでも時間内に終わることはなく、上記のように超HG化する。
      • 師は自分の講習を通じてプリントとノートで一冊の参考書が出来ることを目標にしているらしい。事実、師の授業を受けると書店では中々見かけない、テクニックではなく正統的な読解法による現代文の良質な参考書が出来上がる。
    • 2017年度より担当を始めた東大現代文では、設問の解説以外は板書中心の授業となる。
      • ちなみに最終日以外は50分以上の延長がなされ、最終日も30分程延長するというセルフハイグレード
  • 問題を解説する際は、その文章に関連した背景知識を説明してくれることも多い。
  • 残念ながら市谷校舎において後期の出席率はそこまで高くない。というのも担当している教材が現代文(国立大対策)であり、二次試験で国語を使わない学生の出席率が下がるためである(ただ、後期は基本的にどの授業も出席率は下がる)。
    • ただし後期の授業ではセンターの過去問を用いた授業を行うので、個人的にその週は出た方が良いと思う。
  • 師がテストなどの作問を担当する際は、難しい文章が選ばれる傾向がある。
    • 師曰く「こんな文章ばっかり選んで、僕がヤバいヤツだってことがよく分かりますね(笑)」とのこと。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 岩科琢也師、平井隆洋師と並ぶ現代文科の若手筆頭講師。
  • 市谷校舎では火曜日に大島保彦師と同じ机に向かい合って座っており、お互いの授業でお互いの名前が出てくることから師弟関係が築かれている模様。
    • お互い哲学専攻なので気が合うのだろうか。
  • 若くして3号館市谷校舎のSAを任され、大島師にもその実力を認められていることや全国模試の作問に携わり、さらには霜栄の著書「生きる現代文読解語」の後書きに超一流講師とともに名を連ねていることからかなりの実力の持ち主。
  • 兼業をしていたため、偽名(小池ひろえ)での出講であり、パンフレットの講師紹介に一切写真や名前がなく、講師の座席表にも写真がなかったが、2017年度パンフレットより本名と顔写真が掲載されるようになった。本名は小池翔一
    • 東京大学の科学史・科学哲学研究室のウェブサイトでは、なぜか「しゅういち」となっていた。
  • 入不二基義師主催の哲学研究会に所属している。
    • その研究会の活動成果として入不二基義師の著書「英語で読む哲学」で共著している。
  • 就活をしたことがないらしい。
  • 中性的な顔立ちのため女生徒に大人気である。
    • もちろん師の授業内容でファンになる生徒も多い。
  • 師は、市谷校舎現代文(国公立大対策)の授業(主に東大の過去問等を扱う非常にハイレベルな講座)を担当なさり、理三、京医志望以外の多数の医学部受験生にとっては不要と思われがちだが、それでも授業を受け続ける熱烈なファンも多い。
    • もっとも、共通テスト現代文の授業だけでは演習量が不足するから、皆受けるべきである。
  • 驚くことに小学生の頃習字を習っていたらしい。
    • そのためか、チョークやシャーペン、ボールペンに関してはえぐい(自称しておられた)が筆ペンは綺麗に書けるのだとか。
  • 2015年後期授業辺りから授業中の雑談の割合が増えた感があるが、センスの良いユーモアであることが多く、授業の質は非常に高い水準で保たれている。
  • 講義では、頭を上げて生徒側を見るたびに激しい速度でまばたきをしているのがわかる。(雑談ではみられない)
  • 大学生の頃から血圧が130を越えているので、高血圧向けの特保食品のCMを見るとイラっとくるのだとか。
  • 中学の頃はバスケ部だったそう。
  • 鷲田清一が好き。
    • 学部時代、東大での集中講義を受講した。内容は覚えていないが、素敵な人物だったとのこと。
      • 覚えているのは休憩明けに鷲田清一が「東大のトイレで行われている変態的行為ってなんですかねぇ」と言ったことくらいなのだとか。
    • また、師が北大実戦を作問した際、鷲田清一の文章を題材としたところ、その年の琉球大に全く同じ部分が出題されたのだとか。
  • よく雑談をされる。政治的な発言や自身の浪人生活の話が多く見られる。雑談中は黒板にもたれている。
    • 共謀罪の話題で30分近く喋り倒したことも。そういった(主に左寄りの)雑談のせいでチャイムを3回鳴らすことも多々あり、生徒の中には不満を感じる人もいるようだ。
    • 政治的雑談と補足事項の解説と本当の雑談だけで1授業使い、本文の解説は数行しかしなかったことも。特に理系の生徒からはこういった点が不評のようである。
    • ちなみに師の政治的な雑談は(左寄りであることを念頭に置けば)メディアとは違った観点を見せてもらえるという点で有用である。
      また、そうした雑談の最後には、「最終的には君たち自身が正しいと判断したものを信じれば良いけどね。こういう考え方もあるということはぜひ知って欲しい」とのフォローが入る。
    • 非常に興味深い内容が多いが、先生の言うことは全て正しい、と盲信する事が無いように注意。こういう考え方の人もいるのだ、程度に留めておこう。師がつねづね仰っていることではあるが
    • ここに書き込まれた為か最近は政治的雑談は殆どされない。
    • 市谷では医療に関する雑談(保険制度やエイズ等)もなさる。小論文や面接で使えることもあるので一聞の価値あり。
    • 授業を切ってゲーセンや自習室に行っていたそうだが、決して予習を怠ったことはないのだそう。
    • 駿台在籍時は森茂樹師の授業を受けていたそう。下記のディズニーランドまで歩いた時も森師の東大文系数学を受講したあとだったとか。「僕が受けてた頃から全然見た目が変わってないんですよね、森先生は(笑)」とのこと。
  • 授業中に歌を歌うことがある。これは「ひろえ」名義の最終年度である2016年度から突如始まった。市谷n(≧2)年目の生徒は突如の変貌に驚いた。リクエストがあったクラスでそれに応えてくださるようだ。
    • 2016年度市谷校舎では授業中、師の歌声を聞くことが出来た。オペラやマイケルジャクソン、ビートルズなどを披露した。
    • 2016年度夏期講習で、坂本九の名曲『上を向いて歩こう』を披露したものの、師の授業を受けたことの無い生徒が反応に困り、ドン滑りした。
    • 2016年度市谷校舎2号館での後期初回授業にて、教卓に立つや否や THE BOOMの名曲『島唄』を披露した。前期に師の授業を受けていなかった生徒はポカンとしていた。だが独唱終了後の授業は大変真面目であり、現代文の授業にも関わらず寝てしまう生徒は殆どいなかった。ユニークな一面を持ち合わせつつも、確かな実力に裏打ちされた授業が展開されていることがうかがえる。
      • 2021年度3号館でも熱唱された。きれいな歌声がフロア中に響き渡った。
    • 2017年度3号館では、冷戦の話題でThe Beatlesの名曲『I Saw Her Standing There』を熱唱した。初めてのことに生徒は困惑していたが、シャウトの部分では大爆笑が起こった。
      • 文系クラスでは霜栄が乱入し、歌に合わせてゴリラダンスを披露していた。
      • 2019年度3号館でも熱唱された。やはりシャウトの部分でウケていた。
    • 2017年度東大現代文(夏期講習)では、解説了後に何の脈絡もなく上着を脱ぎタンクトップ1枚でQueenの名曲『We Are The Champions』を熱唱した。師を知る生徒から笑いが起こったのは言うまでもない。
    • 2017年度3号館にて、Michael Jacksonの名曲『Heal The World』を歌ってみせた。ノリのいい生徒が「Thank you Michael!」と叫んだのに対し、「Thank you, I love you」と返し投げキッスまでしてくださるというサービスも見られた。
      • ハロウィンの時期だったこともあり、この日師はマイケル・ジャクソンが「ヒストリーツアー」で着用していた衣装のコスチュームを身に纏い出講していた。教室に入るや否や英語の口上を述べ、ターンとシャウトを披露した。
    • 2020年度は、前期最終講でジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌『いつも何度でも』を披露した。
      後期最終講では、Nat King Coleの『Smile』を披露した。
    • 2021年度は、前期最終講でTHE BOOMの『島唄』を、後期最終講では、中島みゆきの『糸』を披露した。
    • 2023年度は、後期最終講でJohn Denverの『Take Me Home, Country Roads (カントリー・ロード)』を披露した。雑談からの綺麗な流れで歌に入った。
  • 浪人中、講師に散歩を勧められ、3号館からお台場を経由してディズニーランドまで歩いたらしい。
  • 服のセンスが奇抜であり、2018年5月ゴールデンウイークでの3号館の東大文理系の授業、そして市谷校舎では、独特の色と模様の服を着てきて、「気分はゴールデンウイーク。ゴールデンウイークが俺に合わせに来ている」と言って授業をしていた。
    • 2018年9月にも似た服を着てきた。「まあこういう風にやっていきますけど…いや服の話じゃないですよ笑」
    • 2019年5月ゴールデンウィークにも上記の様な大変奇抜な服装で3号館に現れ驚きと笑いを誘った。しかもそのまま電車で夜の横浜校の授業に向かうと言っていた。しかし翌週はなんと白シャツ黒スラックスのどシンプルさでそのギャップで再び笑いを誘っていた。
  • 2019年度市谷校舎の最終講では、英語で選挙に行こうと書かれた、大変シュールなTシャツを着てこられ、参議院選挙に行きましょう!と授業中に生徒へ向けて呼びかけていた。一方,「選挙なんか行く暇があったらテキストの復習しろ!受験生に選挙権なんかないんだよ!」と仰った講師もいる。いずれにせよ、最終的には、受験生各々が判断すべきでことあるのは言うまでもない。これもまた、選挙の件に限らず、師がつねづね仰っていることではあるが。
  • 上記のように師の授業の最大の魅力は、おそらくユーモアさであろう。雑談やまれに行われるリサイタル(熱唱)目的で受講する生徒も結構いる。
    • そのためセンターしか国語を必要としない生徒が多い市谷校舎でも、2022年までは、センター対策の授業は切って、小池師の授業はきちんと出るというパターンがあった。
  • 2000年に東大を受験し、国語の問題形式が大幅に変わったことに驚いたらしい。なおその年は不合格で一浪の末に合格した

駿台遍歴 Edit

外部リンク Edit

著作 Edit

  • 英語で読む哲学』(研究社、2012年)
    • 入不二基義師との共著。小池師をはじめとする各分野を専門とする若手研究者が、それぞれの思想のエッセンスのつまった文章を抜粋して、入不二師が教育的な配慮のもと英語と哲学の解説をおこなう形式をとった書籍。

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