喜壽屋仁志

Last-modified: Sun, 09 Jun 2019 21:52:27 JST (8d)
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喜壽屋仁志(きずや ひとし)は、駿台予備学校現代文科講師。立川校,横浜校,藤沢校,千葉校に出講。

経歴 Edit

  • 兵庫県淡路島出身。
  • 明治大学文学部文学科日本文学専攻卒業。
    • 専攻は山東京伝など江戸後期の文学。指導教官は水野稔。
    • 「京伝合巻の演劇への依存の要因」

授業 Edit

  • 非常に個性的でありながら丁寧な授業。根本は駿台の王道である客観性を重視した読解だが、霜栄師以上に、徹底的に文章構造を意識して捉えて解釈していく。生徒にも一切の主観的要素を排して読む事を第一に求める。
    • 自分なりの解釈で読解することを「小学生」や「趣味」だと言い、非難する。
    • 師の授業の多くの時間は“読み方”や“解き方”と言った、問題に臨む姿勢を指導し正すことに割かれる。それ故に本文の内容や解答にはあまり触れない。テスト演習形式の授業で模範解答があれば尚更である。
      • 生徒が自分で考えて今後使えるようにする(似た問題に対応できるようにする)ために、あえて解説を省略することも。
      • ここまでくると英語科の構文主義に近いものを感じることもしばしば。
    • 問題を解く際は「検査目的は…」と言い、何を問われているのかを明確にして進める。そして、各設問で問題文の範囲を設定してから解答を出す。
      • 解答例を板書する際、「大事なのは答えではなくどこを使ったかだ」ということを強調し、解答例をそのまま写すことをしないようおっしゃる。
    • 駿台に限らず個性の強い講師が多い現代文科だが、師は駿台現代文科で一番クセがあると言って良いかもしれない。
      • 特に言葉遣いが顕著。「検査目的」「対比材料」「追跡」「処理」「裏打」...などなど師の独特の用語を理解するのは中々大変ではある。
      • そのせいか、講習アンケートの評価はあまりよろしくないそうだ。一方で本人は意にも介していないようである。
    • この超論理的な思考プロセスは大学受験のためではなく、大学合格、さらにその後の読書行為を意識したものとなっている。受験勉強を通して正しい“読み方”を学ぶことで、今後の人生においても難解な文章に怯むことなく臨めるそうだ。
      • 多くの駿台講師とは違った意味でアカデミックと言えるかもしれない。
      • そんな他の現代文講師とは一線を画した授業を展開する師であるが、このような授業形式は秋本吉徳師に頼まれてとの事。この独特な授業展開のせいで1つ大学をクビになったと仰っていた。
    • 「現代文の理論を叩き込んでくれる。教えてはくれない」と形容した生徒がいたが、非常に的を射ている。
  • 上記にもある通り、大学は科学をしに行く所だと言い、そのため現代文も一貫した方法で取り組むことを強く勧める。
    • 興味のない文章でも現代文の読解の訓練をしているならば、筆者の主張をつかむことができる。故に人として現代文が大切だと言う。
    • 推薦入試などでは現代文の訓練がろくにできていないまま入学する生徒が多いため否定的に考えている。
    • 医系のクラスだと、自己流の現代文解釈をしている受験生に「患者さんの訴えを自己流で解釈する医者なんかにかかりたいか?」と警鐘を鳴らすことも。
  • 読み方が中心の授業なので、師の真価はセンター・私大の選択肢問題で現れる。
    • また書き方のノウハウが必要となってくる東大現代文には向いていないものの、京大現代文早大現代文には最適と言える。
  • 読み方や解き方に多くの時間を割く一方で、ごく稀に、記述解答例に対して理解を助けるために、江戸時代の文化などの例え話を用いることがある。
    • 「もうじきオリンピックシーズンですから、こういう話を知っておくと、友達できたりします。」
  • かなり毒舌。授業態度の悪い生徒に注意するのは普通だが、真面目な学生にも危機感を持たせるべく常に警告し続ける。
    • 現代文の勉強法や受験生の態度などについて良くない点を指摘する際、しばしば独特のイントネーションで「死ねー」と突っ込む。イントネーションは「し↑ね↓」。
    • 数年前、病に倒れ2週程授業を休講なさったことがあり、その際命の危機だったそうだが、それでも復帰してすぐの授業で「死ねー」を連発なさっていた。
      授業中に「はい、君ー」とよく言うが、これは別に誰かを当てているわけではなくクラス全体のことを指している。
  • キヅヤボードと呼ばれるサイトを持っている。
    • 本文の処理トレーニングの為に、師が厳選した素材を公開している。本文のみ掲載され、あくまでもトレーニング用。これをこなすとかなり実力がつく。
    • 嘗てキヅヤボードは掲示板形式で公開されていて、質問等を書き込めたそうだが、大昔に荒らし行為をする不埒な輩が現れたそうで、現在は一方通行だとお詫びなさっていた。
      • 荒らしは特定された上で呼び出されたそうだが後はご想像の通りである。
    • 現在キヅヤボードは移転し、受講生のみが閲覧出来るようになっている。雰囲気を知りたい人はこちらを参照
  • 正直、初めて受けた人などは何を言ってるのか全くわからず茫然としてしまうかもしれない。ただ、そこを我慢して何度も何度も師の語りを聞いていると、段々理解出来るようになってくる。
    • 師の授業に慣れておくと、大学入ってからどんな教官の授業もわからなくはない・まだマシと感じられるはず。特に文系。
  • 霜栄師が作成したテキストを評価する一方で、現在の入試問題には深い背景知識などを必要として解答すべきレベルの問題が存在しない事から、作成意図とは敢えて異なった授業を展開することもあるが、合格するための効率を考えれば納得できる話でもある。
  • クセのある授業なので、講習で単発的に取るのはオススメしない。一年をかけて受講することで意味を持つ授業である。
    • ただ高3にもなれば駿台で現代文の授業を取らず自学することを勧める。

担当授業 Edit

通期

直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

人物 Edit

  • 30年以上独自の姿勢を貫くベテラン講師。3号館市谷校舎にも出講していた。
    • 癌を患ってから、授業数を一気に減らしたそう。
  • 愛称は「キズヤン」
  • 駿台でも一二を争う個性的な容貌・ファッションである。
    • オシャレであるが、どことなく怪しい独特の雰囲気。その姿ゆえ、大島保彦師を始めとする他講師からネタにされることもある。
      • 梅雨のある日、市谷校舎で授業する際に持参した傘が、仕込み刀のように明らかに不自然な柄の長さであったため、大島師と関谷師から「喜壽屋くん、君は今からどこに喧嘩に行くんですか?」と言われたとか。
    • 現在はそこまででもないが、黒魔導師という言葉がぴったり合う服装のときもあった。長い髭にサングラス、予備校講師には到底見えない。
      • 平井隆洋師によると、師が人混みに向かって歩くと、人混みに道ができたらしい。
    • ベレー帽やニット帽を愛用されている。和嶋慎治に似ているとも。
  • 授業中の口調も極めて独特である。文の切れ目ごとに語尾を伸ばし、話す一文は非常に長い。集中して聞かないと何を言っているんだかサッパリ分からなくなる。
    • 昭和の政治家演説っぽさがあるだろうか。やしきたかじんとも。
    • 「この問に於ける〜〜検査目的は〜〜〜◯◯でありますから〜〜〜従って〜先ほどの段落にあった対比材料を踏まえ〜〜〜傍線部の〜逆説に隠された〜〜筆者の疑問を〜明らかにしつつ〜〜まとめあげなきゃいけないわけで〜〜〜(まだ続く」
  • 秋本吉徳師、関谷浩師といった国語科の重鎮と親しい。
    • 関谷師とは「思い切った事も言い合える仲」であるとのこと。
    • また秋本師をかなり畏怖している。山本義隆師と対になる存在だと評しており、絶対に逆らえない相手なんだとか。最早秋本組の若頭である。
      • まだ師が講師一年目、スーツで教鞭をとっていた頃、横浜校エレベーター内で初めて遭遇した時からの、とても長ーーーい付き合いであるようだ。
      • 年明けに秋本師と同じタイミングで横浜校で授業を行う時はわざわざスーツを着ていた。実際には、師が勘違いしていただけで秋本師はいなかった。
      • 当の秋本師は冗談で師のことをヤクザ・人間ではないとまでボロカスに言っていた。と同時に親友であるとも仰り、信頼している様子。
  • 見た目や授業中の怖さから話しかけにくいが、淡路島出身の関西人であり、非常にお喋り好きな方である。
    • 数回会話を交わすだけで覚えてくださり、親しくしてくださる。一緒に喫茶店や喫煙所に行ったという生徒もいる。
    • 質問対応も気さくで、トンチンカンな質問をしても、笑いながら「アホ」と突っ込むだけ。罵詈雑言が飛ぶようなことはないため気軽に質問に行っても問題ない。その他、授業以外ではとても優しい。授業の厳しさも優しさゆえである。とても生徒思いである。
    • 授業中と授業外のギャップが最も激しい講師と言えよう。教室での師しか知らず、会話が成立するか不安がる生徒がいるが、一対一では普通の喋り方である。
    • また、用務の方やCLに対しては物腰柔らかである。用務の方々と仲が良いようで、授業前などに廊下で談笑なさる様子がたびたび見られる。黒板を消してもらう際にはたいてい「すみません、よろしくお願いします」とおっしゃるなど、
    • 一方で教務が気遣いできてない時には注意することがある。師は教務の無能さが分かっているようである。
  • 入試の答案は万年筆・ボールペンで書くべきという信条を持っている。もちろん今はそんなことを要求する大学はないので、鉛筆を渋々認めている。
    • これは、何度も消して書き込んだ汚らしい答案を提出するべきではないという師なりの考えに因るもの。下書用紙を十分に利用し、綺麗に一発で書き上げることを生徒に求めている。やけに汚いと減点対象でなくなると脅すことも。
  • パンフレットの写真と実物が全く違う。しかし、イベントのチラシ等に掲載される写真は、比-較的現在の師に近いものとなっている。
  • 鷲田清一を尊敬している。鷲田氏の文章を扱う際は異様に楽しそうである。
    • 師曰く「現在の大学受験で一番出るから」らしいが、その際共に名を挙げる内田樹の文章ではそこまででもない。やっぱり好きなんだろう。
  • スモーカーである。
  • 入試にとどまらない、入学後の話をしてくださる。師曰く、本が読めないやつは大学行かずに100回死ぬべきだそうだ
  • 全国レベルで知られている大学に行くようにと促すことがある
  • 日本はもうアジアの頂点にはいないためいつまでも自惚れている場合ではないと警鐘を鳴らしている。

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