多田圭太朗

Last-modified: Sat, 11 Aug 2018 12:46:00 JST (8d)

多田圭太朗 (ただ けいたろう) は、駿台予備学校現代文科講師。1号館,3号館,町田校,横浜校,あざみ野校,札幌校に出講。

経歴 Edit

  • 東京大学文学部国文科卒業。

授業 Edit

  • 駿台に限らず、現代文は講師の個性が顕著に出る科目だが、師の授業は癖がないというのが最大の特徴。まさにオールマイティ、万人受けといった言葉が相応しい。それでいて駿台の王道の読解法からは全く外れない。
    • 悪く言えば無個性であるが、現代文という模範解答が定まりきらない科目において強烈な個性に染まり過ぎるのはいささか問題である。師の記述解答は非常に丁寧で高得点の狙えるものであり、霜師よりも解答の質は上であるという意見も多い。これは特に現代文の得意な生徒の間で共有されている意見であり、信用して良いものであろう。
    • 講習などで初めて受講する場合でもおすすめ。
    • 言いかえれば、これまで現代文を癖の強い教師に習っていだが故に現代文を毛嫌いするようになってしまった人にとっては、師との相性は非常に良いだろう。師の授業を受けて現代文への態度が180度変わる人もいる。
  • 論理展開を大事にし、現代文を解くときにやりがちなフィーリングによる解き方ではなく、根拠ある解き方を明示して下さるので、これまでとは一風違った現代文の見方が出来る。
    • キーセンテンスの発見を重視し、その方法論を教授する。
    • また、評論文の読解の際に形式段落による区切りの他に話題によって区切る意味段落の必要性を説く。この意味段落による区切りで、メリハリのある読解ができて高得点を狙えたという学生もそれなりにいる。
  • 記述問題の解答のクオリティーの高さが光る。答案へのプロセスも明瞭。
    • 板書が多いために必死になって書き写していると、その完成度の高い答案に至るプロセスを聞き逃してしまう可能性もあるので、適度に書き写しながら、解答の根拠をしっかり聞いて、解答の分析を念入りに行おう。受け方の工夫次第で現代文の能力を相当上げる事が期待できる授業である。
    • 後述の要旨も極めてクオリティーが高く、時にはとても真似できるようなものではない表現も使われる。真似できる範囲で参考にすると良いだろう。
    • 東大の二行問題について、(師よりもさらに年長で老眼が進んでいると思われる)採点官の読みやすさも考慮して5,60字程度までで納めるよう指導する。林修のように字数を気にしなくてよいとする指導をやんわり批判する。師曰く、「(少なくとも普段の学習においては)字を小さく書くことではなく、美しくまとまった答案を書くことが努力の方向性として正しい」とのこと。
    • 問題文のコピーをしてそれに書き込みながら受講することをを師は勧めている。
  • 板書も整理されており、パチパチッと音がするように書く(受ければ分かる)。
  • 雑談は(担当教材で違いはあるかもしれないが)1授業で2、3ネタ程話し、大概面白い。
    • 師の浪人時代の経験則や扱っている文章に関する教養など役立つ話も多い一方、文章に関するネタ話や髪に関する自虐ネタなどもそこそこ挟む。
    • ちなみに時々笑えないような話もなさる。
      • 昔同じ剣道の道場にいた先輩がオウムにハマってサリンを撒いて死刑になった話*1や、ガスマスクフェチと死体フェチを併せ持った友人の話などなど……。
      • オウムの話は、人生は一度踏み外すと大変になるから、一度きりの人生を大切にしよう、という教訓的な面もある。
      • 上に挙げたのはまだマシな部類で、とてもこのWikiには書けないような話もされる。非常に反応に困る。
    • 時折本などを勧めてくることもある。大学に入ったら読むといいとのこと。
    • ちなみに雑談の頻度は何故か講習の方が上がる。
  • 適宜、今後の学習について師やその友人の例を踏まえてアドバイスしてくれる。
  • 生徒を指名し、テーマや意味段落の切れ目を答えさせることが時々ある。
  • 生徒の受講姿勢に厳しめ。
    • 居眠りは禁忌である。
      • 講習会だろうが、面識のない生徒だろうが、居眠りをした生徒は基本的に公開処刑される。この点では近年では雲幸一郎師以上の厳しさである。
      • どうしても眠かったらその回は出席しないのが吉かも。
      • ただし、師は生徒に休日はしっかり睡眠をとるよう勧めているので、あくまで授業中の居眠りにのみ厳しいようである。
      • 睡眠は生理現象であり、本人にはどうしようもない面がある。ナルコレプシーの生徒は師の授業をとらないように。
    • ノートを取らない生徒にも厳しい。
      • 例えば、授業中に「いつまでも(大学に)合格できない生徒は、大抵はノートをしっかりと取らない。」と言う。
    • また、質問や添削は、判るところと判らないところを明確にして「判らないところだけ」を聞きに行く姿勢が好ましい。
      • これをせずに「全部見て下さい」等の愚かな依頼は、丸投げと見なして好意的に受け止めてくれない。
      • 疑問点を明確にしてしっかり伝えれば、かなり丁寧に応じてくださる。時には文章の読み方まで教えてくださることもあるので、恐れずに聞きに行こう。
    • 怒ると怖いからか一部のクラスでは授業を切る生徒が続出する場合もある。
      • テキストすら持ち込まずに内職をし挙句の果てには居眠りまでしていた不届き者に対して怒ったときは相当声を荒げていた。(そもそもここまでひどい授業態度の生徒に対しては、生徒の授業態度を注意する講師であれば誰でも怒るだろうが。)
    • 常識的な受講姿勢をすればいいだけのことなので、あまりひるむ必要はない。
  • 雲幸一郎師に授業の雰囲気が似てるとの声も。
    • 寝ると厳しく怒ったり、丸投げするような質問の態度を嫌ったりと、ある意味雲師から毒舌分を若干なくした感じであり、雑談の頻度も似たような感じである。
    • 雲師のように、実力あってこその厳しさ(常識的な受け方をすればいいだけではある)である。
  • 予習時に問題文の要旨(120字以内、ものによっては100字以内)を書くことを勧め、師は問題の解説が終わると自身の要旨を板書する。また、自分で要旨を書いたら見てもらえる。
    • 要旨は何度でも見てもらえるのでOKが出るまで粘り強く見てもらおう。
    • 書き方がわからない時は聞きに行くとヒントをくださることもある。
    • 当たり前かもしれないが、小説については要旨は要らないとのこと。
  • 小説を始めて取り扱う際には小説の読み方ガイダンスをしてくれる。共通一次時代からのセンター現代文を例に、注意すべき表現を系統立てるので得意な人にも改めて勉強になる。
    • 人間として、人の感情の種類をどれだけ知っているかが小説の読解に大きく関わってくると師は語る。
    • そのため、前期から夏休みにかけては読書することを推奨している。
      • 特に理系の男子生徒は物語は殆ど読んだことが無い人が多いであろうから、少し読むだけでも全然違うと仰っていた。
    • 小説の読み方についてはあまり詳細に語らない講師もいる中、師は詳しく語ってくださるので、今まで小説をなんとなくで解いて来た人にも非常に参考になる。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 霜栄師や内野博之師と比べると目立たないが、確実にトップクラスと言える実力を持つ。
    • 若手講師を除けば、現代文の名講師として霜・内野の次に名前が上がる。
    • 関東から札幌校に出講している講師は霜師、内野師、そして多田師の三人のみであり、このことからこの三人は関東現代文講師BIG3と言っても過言ではないかもしれない。
  • お茶の水では珍しくヘッドセットを常備している。たまにピンマイクも使う。
    • ヘッドセットを使う講師は基本声が大きいが、師はその例外。少し癖のある喋り方である。
    • 雑談を話す時の師は普段にも増して声が小さくなり、聞き取り辛くなる。師の雑談は大抵面白いものが多いので、少しもったいない気がする。
  • 1週間のうち2日間は札幌に出講しているため、首都圏での授業は少なく、2015年度のお茶の水では3コマしか持っていなかった。
    • 6月や11月に休みが月一日なのをボヤいていた。札幌→大阪→仙台→名古屋と日本中を行脚させられるらしい。
  • 模試作成にも多く携わっている。
    • 18年度第一回駿台全国模試の小説を担当。
      • 受験の現代文にしては珍しく恋愛小説だった。(川上未映子『日曜日はどこへ』)
      • 「どうせ今の君達には全く関係ない世界でしょ。だからたまには楽しめるかなと思って」
      • 模試前の授業でもこの出題に関係する師の考えや狙いが聞き取れた。(具体的には小説を読むようにしよう、恋愛の問題は結構差が出るといった話など。)
  • 古文科の上野一孝師と年齢が近い模様。その割にはやけに若々しく、まだ3~40代位に見える。
  • 2017年度後期よりiPad Pro 10.5インチモデルを使い始めた。
    • 2018年度に高1のアクティブラーニング講座を担当するらしく、生徒にiPadを使わせることもあるらしいので、自分も使えないといけないと判断したためだとか。
    • 解答を板書する際などに頻繁に用いる。2018年度の高卒クラスの時点でiPadの熟練者のような雰囲気であった。
    • 2018年度の夏期講習ではiPadは使われておらず、テキスト本体を持参してらっしゃった。
  • 2017年度より稲垣伸二師の後任として3号館スーパー東大理系に出講。
    • さらに2018年度より横浜校SAの京大現代文も担当。後継者として白羽の矢が立ったのだろうか。
      • 喜壽屋師は上級者向けの授業を展開するため、理系にとっては多田師の方がわかりやすいのではないかという声もある。
  • ドイツ文学があまり好きではないそうだ。
    • 「『魔の山』とか『ファウスト』とか読んだけど。ああ難しかったなぁという感想しか出てこないんですよねぇ」
  • スタートレックが好きらしいが、ほとんどの講師はスタートレックを知らず漢文の宮下典男師しか分かり合える人がいないと嘆いていた。ついでにスターウォーズも好き。
  • 未だに熱心な週刊少年ジャンプ読者らしい。
    • 「次々に連載始まりますからね、やめられないですねぇ」
  • 音楽を聞く習慣が全くなく、歌手を全く知らないらしい。しかし浜崎あゆみだけ知っている。
    • 理由はネットサーフィンをしている時に整形前の写真を見てしまったから。
  • 2014年2月の大雪の際、京葉線が止まってるのをいいことにディズニーまで地下鉄で行けるところまで行き、そこからタクシーで行って、閑散としたディズニーランドを一人堪能されたそう。
    • 曰く、大半のアトラクションを3周されたらしい。またシーは午前で制覇されたようだ。だがスプラッシュマウンテンだけは濡れて寒かったから1回だけにしたとおっしゃっていた。
    • 大雪が降った後かつ京葉線が動いていない時に是非ディズニーに行くべきだとおっしゃっていた。
    • 台風の日も空いているがアトラクションが止まってることもあるので注意とのこと。
  • 東大文学部出身もあって、電通など広告代理店勤務の友人が多いそうだ。
    • その内の一人の結婚式では福山雅治からビデオレターが来ていたとか。
    • 同窓会をするといつも新橋開催になり、友人達は散会後に会社へ戻っていくらしい。
      • 「とんでもないブラックですよ。駿台も良い勝負ですけど。」
  • 師が講師になって2〜3年の頃、大宮校ハイレベルクラスの記述対策現代文(任意選択)の授業を持っていた。最初は200人教室に120人もの生徒がいたらしい。しかし殆どの生徒は現代文が必要なかったので、日に日に人が減り最終的に残ったのは12人だったそう。
    • そして、最後まで残った人たちはいつも後ろの方に座っていたため、生徒との距離感を毎回物理的に感じていたとか。教室前方がガラ空きの状態を目にすると、今でもそのことを思い出さすそうだ。
    • あまりにも人数が少なくなってしまったので、小さな教室に追いやられてしまったこともあるらしい。
    • なお最終週では12人のうちの1人から花束が贈呈されたとか。
      • しかもそれは男子生徒からだったそう。
  • 30歳を過ぎてから起こったことは全てつい最近のことに感じるそうだ。
    • 最近のことに感じる例として、ソ連崩壊などを上げていらっしゃった。この理論ならば見た目に反してそれなりのお歳であるようだ
  • 毎朝6時に起きて風呂掃除と洗濯をされているらしい。
    • 「雑事は山積みですから」

著書 Edit





*1 その人について、早稲田大学に通っていて、画期的な論文を書いたものの当時評価されず人生が狂いはじめた、また2018年7月6日のオウム死刑囚7人執行で執行されなかった、とおっしゃっているので広瀬健一元死刑囚と思われる。その場合は2018年7月26日に執行されたことになる。