内野博之

Last-modified: Fri, 29 Sep 2023 21:08:57 JST (239d)
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内野博之(うちの ひろゆき)は、駿台予備学校現代文科講師。立川校校長2号館,池袋校,自由が丘校,吉祥寺校,立川校,横浜校に出講。

経歴 Edit

  • 1954年、東京都生まれ。
  • 東京都立西高等学校卒業。
  • 東京大学文学部国文科卒業。
  • 東京大学大学院修士課程中退。

授業 Edit

  • 記述で満点を取ることを念頭に置いているため、師の要求するレベルは非常に高く、授業はハイレベルである。
    • 1年間師についていけば受験日までには現代文で他を圧倒出来る程まで力がつく。
    • 師の授業がハイレベルすぎることと、やる気のある生徒だけがついてくればいいという師の信念ゆえ(おそらく、師の授業が本筋に入る前にあまりの批判の多さに辟易してしまった生徒が多かったことも関係している)2019年度池袋校のSAでは切る人が続出した。後期になる頃には7.8人程度しか残らなかった。非常にもったいない。
      • ただ、生徒が少なくなってからの方が師はかなり生き生きと授業をしておられた。自身が現代文と生徒に真摯に向き合っているからやる気のある生徒に教えるのが好きなのだろう。
    • 師は自らが担当するコースに所属する生徒全員の模試成績をチェックしている。生徒が板書、メモを取っている間にクラス担任が作成した成績の載った座席表をチェックする。(全く同様のことを鹿野俊之師もする。)
      • 生徒の学習状況をとてもよく理解されていて、一橋コースでは、折を見て、センターの過去問をもってきて演習してくれることも。
      • この情報を元に授業冒頭で現代文にとどまらず、勉強に対するアドバイスをする。非常に参考になるのでしっかり聞くべし。
  • 勉強のコスパを強く意識するよう仰る。(特に共通テスト)
  • 文章や出題者の意図を「細かく読んでみせる」授業で生徒から強い支持を得ている。
    • 出来るだけ作問者の意図に沿って、構造や設問の指示、必要とあらば接続詞や文末の助詞にまで細心の注意を払いながら、落ち着いた物腰で解説するので、疑問などは残らないとても満足のいく授業である。
    • 特に設問の問い方の違いは出題者の意図まで推測し分かりやすく解説する。
    • 文章の筆者や作問者の意思を尊重する姿勢のため、東大現代文のテキスト内で東大の過去問が一部改題されていることについて、作成者の霜栄の改題意図を理解しつつも、東大の「完成された問題構成」を弄ることには消極的な意見を述べられたことがある。
    • 東大現代文に関するMECEの法則(設問全てで文章全体をもれなくダブりなく回収できること)については霜栄と同じ考えをもっているが、具体例からも出来る限りの情報を読み取ろうとする点で霜栄とは異なる。
    • 心情表現をチェックしながら読むことは文学部出身の人間のやる事ではない、と仰る。東大国文学科では心情表現に注意するなどという教え方はしていないとのこと。何に注意すべきかは授業にて教わろう。
  • とにかく霜栄師や東進ハイスクール林修氏などの他の現代文講師とは異なる解答の作り方をするので、どの解答がよいか問題ごとに比較してみるのがよい。現役時代に林氏の授業を受けていた生徒の多くは、師の方が数段レベルが高いが、より納得できると言う。
    • 師曰く、同内容表現を探すなんてことは誰でもやることであり、それだけでは「幼稚」「怠惰」。
  • 傍線部から解答要素を探そうとする受験生を一番下のレベルと一蹴し、解法を用いた読解では不完全な解答しかできないと主張している。解説を聞けば納得するとともに世間一般の参考書や講師、自らの読みがいかに不十分なものであるか痛感させられるだろう。
  • 一年受けて初めて師の考えに賛同できるかもしれない。
  • 理系が強い駿台の文系の雄でありながら一番論理的な講師との呼び声も高い。
    • 日々多くの受験生が師に「読んで魅せ」られている。
  • レベルが高いという理由で授業を切るものがいるが、非常にもったいない。師の言う通りに取り組めば非常に実力がつくが、これは一年間受けてみないとわからない。
  • 著書のライジング現代文は師が授業でおっしゃっていること・エッセンスが詰まっている名著である。(絶版
    • 復習用にいいかもしれないが、師の授業を切ってこれのみを行うということはしない方がいい。ライブでこそ師の素晴らしさが本当にわかる。
  • 記述を添削してもらうとかなり厳密に見てもらえる。
    • 全てのコースに共通して内野師の添削はかなり厳密・詳細であるといえる。内野師自身が授業で常に満点の答案を目指しているため、添削で生徒の答案に接する際にも、自身に課しているのと同レベルのかなり厳密な添削になる。
  • 声が小さいにも関わらずマイクが割と下なので声が通りづらい。しかしすぐに慣れるので心配無用。
    • 生徒に「大きく喋ってほしい」とお願いされていることを知ったあるクラス担任が、師のマイクの音量をほぼフルボリュームにまであげたところ、内野師の通常呼吸すらもハウリングするという珍事件が起きたことがある。
  • 大事なことはほぼすべて口頭で説明する。
    • 授業に集中しないと要点をききのがしてしまうので注意。
    • 文章の解説はほとんどは口頭での説明で、解答例や問題に対するアプローチなどが載ったプリントは授業終了後に配られる。
    • 板書はあまりしない上、消すのも早く、字もあまりきれいではない。
    • 師はメモを取ることの重要性を説いている。いつまで経っても、黒板の板書をただ写すだけという所から卒業して欲しいという意図もあるらしい。
  • 師の授業の唯一の難点は、解答及び前置き解説板書の際の異常なスピード及び乱雑さといったところである。しかも無言で板書する。
    • 消されるのも早い。初めて師の授業を受けた生徒は本文の説明と板書のスピードの差ににおどろくことであろう。
  • 生徒への小言、他の講師・学校の現代文の教え方や各種模範解答への批判が多い。
    • 授業中に寝るなどの基本的な受講態度に怒るのはもちろん、生徒の意識、勉強法などについて批判は多いが、それらは至極もっともなことであり、師の指導を支持する生徒は多い。
      • かつては一橋大コースでは怒っても東大理系コースでは怒らなかったそうだが、現在ではどのコースでも怒る。まあ、寝る方が悪い。
    • 各社の過去問の模範解答、さらには駿台の東大実戦や青本の模範解答も批判することもある。しかしこれは全て「文章や出題者の意図を論理的に細かく読んでみせる」という信念のためであり、解説されると納得することがほとんどである。
      • 授業によっては青本赤本河合塾・代ゼミ・東進(林修氏)の模範解答を列挙したプリントを渡されるが、師に褒められる解答は滅多に無い。解説の度に「先生なのに、時間かけて答え作ってるのに、何でこんなことが分からないの?」と世間一般の現代文教師の質の低さに憤られる。
      • しかし、2022年度の東大第1問の駿台の解答は「私はこれで基本的にはいいと思います。」とかなりの高評価をされていた。
    • 講義中、2011年センター評論、問1の漢字問題(ア)「キョソ」と同じ漢字を含むものを答えさせる問題を扱った際、「なにが、僕は彼女のなだらかな丘陵に挙措を失っただ…。週刊誌にまで取り上げられて。恥ずかしい。受験生が覚えやすい例文を目指したって…。受験生に失礼じゃないかと思いますけどね。」と霜栄(の参考書)を痛烈に批判していた。たとえ同僚でも言わなくてはならない事はきちんと言う、批判意識と正義感が強い方なのだろう。
      • このエピソードからも伝わるが、師は下世話な話が好きではない様子。女子生徒を「お嬢さん方」と呼び、テキスト内に恋愛小説的な物語があり、その中で男子にしか分からないような下世話な事項がある場合、「このようなことをお嬢さん方がいる前で解説をしたくない」といった理由でまるまる飛ばし、自身の持ってきた問題を解説することもあった。
      • このように非常に紳士的な側面がある。
    • 「しかし」のような接続詞に無条件で印をつける教え方について「文学部出身の人間の発想じゃない」と批判している。
    • 師の批判は他教科にも及ぶ。
    • しかし、生徒思いであり、プリントを配る際にも「後ろの方に回してください。すみませんね。」とおっしゃるほどである。授業前に生徒に和やかに話しかける場面も。
    • とはいえ、時に自虐ネタなどで生徒を笑わせることもあり、メリハリのある授業をする。
      • 時々関連するところから話が逸れてなかなか帰ってこないこともある。
      • ブラックジョークが炸裂する。
      • 身体論の話になるとさらに暴走しだす。
    • 批判が多く、授業内容に入る前に辟易してしまうかもしれない。
      • そのため、人によって評価が両極端に分かれる。
      • なお、師は授業に出ない生徒がいることを意に介さない様子だが、アンケートに関して「普段私はボロクソに書かれていますから」と仰っていた。
      • 批判が多いと書かれているが、人物への無秩序な批判は一切行わない。H氏の解答でも、素直に良いと思われた解答は「さすが能力はあるのでしょう」としてほめていらっしゃった。師の批判は、純粋な解答、読み方に対する批判であり、良いものは良いとして、どこの解答であれほめる、というスタンスの方である。
      • なお、師自身は、「僕の解答が正しいなんて全く思っていません。ただ、この解答(青本などを指して)はどう読んでもおかしいと思います。……私は駿台からお金をもらって仕事をしているので、批判するというのは、それなりの覚悟を持って、責任を負うということです。私の解答が違うということであれば、それは素直に責任を負う、そうした覚悟でおります。」とおっしゃっている。
      • 師の人柄やこのような発言から、決して受講生を集めるために他の講師を批判しているわけではないことがわかる。初めて師の授業を受ける人は、師がとかく批判しているように思えて、たしかに辟易してしまうことがあるかもしれない。しかし、師の授業を受けているうちに、師がどのような部分を批判しているのか、また、解答のどの部分に重きを置いてるのかが分かってくるため、最初の数回で辟易せず、根気よく受け続けることを推奨する。
  • 現在師の授業を通期で受けれる浪人クラスは横浜、立川の最上位クラスとお茶の水2号館の一部くらいである
    • 師の授業は通期でこそ、真価を発揮するので通期で受講が可能ならば師が授業担当のクラスを希望すべきである。
    • 特に東大現代文の講習(現役除く)や3号館の授業を降りてしまった。内野師があまり賛同していない霜栄師の教えが今日もまた3号館の東大志望浪人生たちに浸透している
    • 講習は卒生も受けられるのは一橋大国語などのみと少なくなってしまった。東大は内野師が添削しきれないため現役のみになってしまった。
    • このためわざわざ一橋大国語を受けに来る東大理系志望がいないわけではない。
    • 横浜校SXクラスでは東大現代文テスト演習にて毎回内野師の添削を受けられる。なお師はカリキュラムを無視して大体もっぱら東大の過去問を進めていく。平均点が3号館に比べかなり悲惨なのは言うまでもない
  • 東大実戦の問題をあまり良く思っていない。東大の典型的な文章の構成にあっておらず、特に120字が、文章を前から後までギュッと凝縮して棒線部と繋げるといった手法は内野師の授業では禁忌となっている。そのため東大実戦で高得点を取ることはあまり重視していない。 但し、かなり不味い点数(師の基準である20点を少し下回る17点以下くらいであろうか)を取るのは単純な実力不足とのこと。
    • ちなみに、中野師の解答はキーセンテンスをギュッと圧縮したものが多々あるため、中野師も批判の対象に入ることがある。
  • 師の作る東大現代文第四問の解答、解説は、有名予備校講師の中でも群を抜いている。
    • 勿論、随筆、エッセイのみならず、評論の解答も予備校界で師に比肩するものはいない。
  • 2022年の東大入試が特に国語において激難化したことについて師はこれまでなあなあにされていた読みの甘さを徹底的に潰す方針に切り替わったのだろうとおっしゃる。しかし、それと同時に「今までの練習を積み重ねていればそんなに難しい問題ではない」ともおっしゃっていた。
    • かなり細かい彼の読みに時代が追いついたとも言える。
    • 駿台河合塾、代ゼミ、東進どれも大体は1問0点となるような模範解答が紛れ込んでいるとおっしゃる。
    • 受験生、予備校ともに総スカンの中彼の魅せる読み方と解答には目を見張るものがある。
  • 師の同期の中には東大文学部で教官をやっていた者も多く、予備校の解答の大半は笑いものにされているという話が師のところまで来るらしい。

担当授業 Edit

通期

直前Ⅰ期

出講無し

直前Ⅱ期

人物 Edit

  • 第一線から退きつつあるとはいえ、言わずと知れた関東現代文科の重鎮。
  • 霜栄が人気No. 1とするならば、師は実力No.1であるといわれている。
    ただしほとんど浪人の場合はあえない
    • 関西が強い現代文科で関東駿台のプライドを護る名将。
    • 実際通期の出講では、霜栄は東大から私大まで幅広いコースを担当するのに対し、師は難関国公立大コースのみを担当しており、私大コースは一切担当していない。
    • 季節講習ではなぜか東大現代文の担当がない。師のオリジナル講座である特訓・現代文(高3限定)が実質的に“内野師版”東大現代文である。
    • かつては3号館に出講し、演習コースも担当していた。
      • 今でも最上位層を中心に3号館への出講を願う声が大きい。
  • かつては、市谷校舎の医系スーパーコースに出講していた。
  • 1996年度、お茶の水8号館の早慶上智文系スーパーコースで、怒気に満ちた表情でいきなりマイクを外して授業放棄みたいなことしたらしい。
    • が・・・何で急に怒ったのかよくわからず、当然、声は聞こえないし授業の態をなしていなかった。それ以来生徒は内野師を離れ、その年は一年中内野師の授業はスカスカだったらしい。
  • かつては、北大の青本も執筆していた。(執筆年度は不明)
  • また、一橋大実戦の作問担当もやっていた。(作問年度は不明)
  • 駿台の模範解答は相当に批判するが、他の現代文科講師と仲が悪い訳ではない。
    • それこそ、師は霜栄の実力を高く評価している。ただ霜栄の読解法の一部に苦言を呈しており、これが原因となって解答批判に繋がるらしい。
    • 平井隆洋師とは講師室で楽しそうに談笑している。平井師の採用試験面接官は内野師である。
  • 大学時代は山岳部に所属しており、現在も休暇の際は山に赴いている。
    • 駿台山岳部を組織する宮下典男師と良く登っているらしい。ただ師は部員ではないそう。
    • 朝霞靖俊師は内野師宮下師に誘われてハイキングに同行したことがあるらしい。両師とも恐ろしい速さで登ってゆき、ついていくのに必死だったそう。
  • 受験生のときに高橋正治師に習ったことがあるとおっしゃっていた。
  • 物理科の森下師とは仲が良く、同じ日に出講している日のお昼時になると二人で談笑しながらどこかへ出かけるのを目にする。また、授業中にも時折話題に上げる。その時の森下師の呼び方は「物理」。
    • 一方、森下師の授業でも話に上がることがあり、その時の内野師の呼び方は「内野さん」だが授業外だと「うっちー」と呼ぶこともある。
  • 横浜校では秋本吉徳師について度々言及する。なんでも関西弁の恐い人らしい。
  • 一橋大学とはある縁があり、学園祭や当日応援に出向かれている模様である。
  • 日々過去問の研究を行っており各社各予備校様々な過去問集や解答例を持っていらっしゃるらしい。
  • 突如、2020年度夏期講習で『特訓・現代文』、『高2東大現代文』の申し込みを停止し、『一橋大国語』はお茶の水校柳澤幹夫師、横浜校岩科琢也師が代講することになった。
    • どうやら何かしらの手術のため入院されていたようだ。詳しい病状や入院期間は不明だが、重病ではないという。
    • 2020年度前期に新型コロナウイルスの影響で2回しかなかったライブ授業も他講師による代講となった。
    • 後期からは通常通り元気に出講されている。
  • 猫を飼ってらっしゃる。
  • 個別で質問や添削依頼をするととても優しく時間をかけて対応してくださる。
    • ただし、師は生徒の模試結果に大体目を通しているため、ほかの科目が芳しくない場合、現代文よりそちらを優先しろとアドバイスなさる。

著書 Edit

多くの生徒は講習期間中師に習えないのでお勧めであるが、2018年現在絶版となってしまった。2019年3月31日現在、ジュンク堂・丸善・紀伊國屋には在庫がないとのこと。

中古の価格は暴騰している。Amazonでの新品価格は約8000円(定価は約1200円)
なお、秋葉原のブックオフでは680円でたたき売られていた模様。
また、師へライジング現代文の質問をしても答えて頂けるかは不明。
GHS予備校(当時)の宮城啓文先生に「医大受験」(育文社)誌上でボロカスに批判俎上に載せられている。

 

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