セルフハイグレード
Last-modified: Sat, 13 May 2023 18:58:51 JST (715d)
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- 講習会で見られる、ある種の延長授業のこと。「セルフハイグレード⇒延長」である。
- そもそも講習会のハイグレード(HG)講座とは予め1日あたり「50分×4コマの講義、休み時間は3回」の予定で実施される授業のことである。(その分、受講料も多少高くなる)
- 例えば、物理特講 –入試物理classic–、化学特講Ⅰ(計算問題)など。
- もちろんハイグレード講座においても、既定の時定以上の延長は行われる。
- 本来「3コマの講義、2回の休み時間」の授業であるが、講師のサービス(厚意)によって無料で、1日あたり「1回の休み時間と約50分の講義」が追加されることをセルフハイグレードと呼称する。すなわち本来「3コマの講義、2回の休み時間」として開講されているものの、「50分×4コマの講義、休み時間は3回」で実施される授業がセルフハイグレードの定義である。
- あらかじめ計画をして行われる延長授業であって、授業が終わりそうにないから終わるまで延長をする…というものとは一線を画す。
- 例えば福井紳一師は1日の授業時間が250分を遥かに超えることもあるが、師の場合は2回の休みしか取らず、1コマ目にキリの良い110分授業をするような事も往往にしてある(時によっては休み時間がカットされることまである)。そして授業の終了時間は終わってみないと分からない(師自身はある程度の予測を立てているが、生徒に知らされることはない)。師の場合は恐ろしい大延長であってセルフハイグレードではない。(名前こそ無いが、セルフハイグレードより恐ろしい何かである)
- 対して小林俊昭師はスーパー英語総合などで授業開始時にセルフハイグレードを宣告すると「50分×4コマの講義、休み時間は3回」の時定で授業が進行し宣告以上の延長は誤差の範囲内で行われる。これがセルフハイグレードである。
- 小林俊昭師はintegrative英語などでは60分×3コマで授業を行うことがあるが、これは延長授業であってセルフハイグレードではない。最も、integrative英語も最終日はだいたいセルフハイグレードになる(師本人が初日に宣言される。)
- 小林隆章師の場合は、「20分前倒し、30分延長」をすることがあるので実質セルフハイグレード状態だが、休み時間は2回のためセルフハイグレードではない。
- 小池翔一師の場合は、講座や日によるものの、3回目の休憩を取った上で50分以上の延長をすることも多い。セルフハイグレード界の期待の新星(?)と言えよう。
- 朝霞靖俊師の生物★トリプルミラクルの場合は、ハイグレード講座であるがさらに延長をする。休みは3回で1コマが60分程度となっていて実質50分×5コマ程度の授業時間になる。元からハイグレード講座であるのでセルフハイグレードではないが、それを超えるものである。
- 関西では延長と休憩により50分×5コマ、休憩4回となったHG講座はスーパーハイグレード講座(SHG)
と呼んでいるそうで、それに当てはまると言えよう。
- 関西では延長と休憩により50分×5コマ、休憩4回となったHG講座はスーパーハイグレード講座(SHG)
- 白木宏明師の場合は、まず延長を前提にする授業と、延長をするつもりではないが結果的に延長してしまう授業の2つがある。師は授業のキリがいいところで休み時間を挟むため、どちらにしても50分以上の延長をする際は不規則な時間設定をする(敢えて悪く言えば、行き当たりばったり。例:「60分-15分-45分-15分-95分」)ので、セルフハイグレードとは言えない。
福井師ほどではないが、いつ終わるかわからない大延長である。- 休み時間は原則2回なのだが、師のプリント準備のためか休み時間を意図せず15分くらい取ってしまうこともある。ただでさえ授業が押しているので、いつ始まるのかと生徒はそわそわ
- 渡辺幹雄師の場合は、休み時間が一回しかないのでセルフハイグレードどころか通常のコマ数すらこなしていないが、17時開始の授業が21時半過ぎに終わる。
「第三の福井にはなりたくない」とはなんだったのか。
- 講師(小林俊昭師)やクラス担任(さすがに「世に言う・いわゆる」と前置きするが)もこの言葉を使う。もちろん駿台公式の用語、システムというわけではない
がほぼ公式のように見える。 - 日本現代史徹底整理(戦後史)はセルフハイグレードの有無を問わず大延長をする講師が続出したため、2017年度からは晴れて(?)正式なハイグレード(HG)講座となった。
- しかし、福井紳一師は、授業時間も1時間程長くなり、延長時間はあまり変わらないようだ。
- 講師側にとってはその分お金をもらえるというわけでもないので、延長とはいえむしろ有難く思うべきである。野暮な話をすれば、受講者は計算上6200円ほど得していることになるわけだ。
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