化学特講Ⅰ(計算問題)

Last-modified: Mon, 17 Aug 2020 08:41:04 JST (34d)
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化学特講Ⅰ」は夏期講習冬期講習があります。「化学特講Ⅰ(計算問題)」(夏期講習)のページです。冬期講習化学特講は「化学特講Ⅰ(総合実力完成)」を参照してください。

設置校舎 Edit

 東日本地区全校舎

概要 Edit

  • 理論化学の計算問題を網羅的に扱う講座。
  • 化学講座の中で一番受講者が多い駿台伝統の人気講座。
    • 某K塾の生徒もわざわざ受けに来ていることがあるほど。
  • 人気講師ではほぼ締め切りになる。
    • 人気講師らの講座は特に締切が出やすいが、設置数も全体的に多い。
  • 元々は石川正明師が始めた関西講座。

特徴 Edit

  • HG講座である。
    • もともとは6日間講座だったそうで、それを4日間で50分×12コマに圧縮したが、圧縮に無理があり、このコマ数ですべて終えるのは厳しい分量と判断されたせいか、4日間で50分×16コマで行うHG(ハイグレード)講座となった。
    • それでも延長する講師が多い。というより分野としてもテキストの内容的にも(時間が)まだ足りないのである。逆に言えば全く延長しない講師の授業はどこかしらが薄い。
  • 特に化学平衡の分野はしっかり自習問題にも取り組めば、どんな入試問題でも対応出来るようになる。東大・京大志望者ともに、受講価値は大いにある。
    • 東大志望者にとっては、頻出の化学平衡を徹底的に扱うので、大いに取る価値がある。
    • 平衡分野は京大でも頻出であり、受講価値はおおいにある。というか、京大化学という講座が別にあるのだが、実はかなり京大化学を意識しているようにも思える。
  • 増田重治曰く夏は『前期の復習→後期(特に有機)の予習→特講Ⅰで前期の復習が定着しているか確認しつつ(一部は後期予習)レベルの高い問題に触れる』が理想らしい。
  • テキストや担当講師の質を考えると、Sクラスの人で多少化学が苦手でも、本講座の下位互換講座である『化学頻出計算問題の攻略』よりこちらをとった方がいいという声もある。もちろんテキストと自分の学力を考慮した上で決めるべきであって、人による。

テキスト Edit

  • テキスト作成者は石川正明師。
  • 要項ページが石川師著『新理系の化学』(上)(下)の文章を転用しているのがほとんど。
  • テキストは大変良質で、直前期まで重宝する。
    • 詳細な説明がついているので、参考書代わりに使い解き方の完全習得をすること。これこそがテキスト作成者石川師の願い。(理解できる実力が付いていればの話だが)計算問題に関してはこの1冊をやり切れば、他の市販の参考書は必要ないといっても過言でない。
    • しかし、有効数字の取り扱いが雑な箇所がある。2020年度のテキストの演習問題12の答えもそれによって誤っている。
  • テキストは要項・基本演習・演習問題・自習問題からなる。
    • 要項は、図説を交えて非常に理論的に詳しく書かれてはいるが、その分すこし敷居が高く、前提となる理論分野の理解が既に十分でないと、上手く読みこなせないかもしれない。化学の計算分野を可能な限り定量的に説明しているので、人によっては理解しづらい部分もあるかもしれない。後述するように、基本的にこの講座は難関大向けであるので、受講にはある程度のレベルが求められる。
    • 基本演習は、重要問題くらいの意味であり、基本と書いてるからといって易しい問題とは限らず、難しいものも混在している。逆に今現在ではあまり見慣れない問題もあったりする。
      • 石川師いわく「難しい問題でも絶対にやっといて欲しいっていう問題は全部基本演習に入れときましたから、とりあえず基本演習と授業でやった演習問題を完璧にしてください。」「基本演習は簡単っていう意味じゃないです。これはやっとけっていう意味ですからね。」とのこと。
    • 演習問題は、授業で扱う問題。
      • イメージとしてはひとひねりを加えた典型問題くらい。増田師曰く「東大京大や医学部を受けるなら、夏の間に解けて当然なレベル」「予習で解けなかった分野は基礎が分かっていない、あるいは欠落していると言って良い」とのこと
    • 自習問題は、その名の通り自習用の問題だが、基本演習・演習問題より概して難度が高めである。
      • 解答解説が巻末に掲載されているが、あくまで略解であり、些末な小問は解答すら乗せられていない事も多く、やや使いづらい。
      • 自習問題まで全て解けるようなれば、化学の計算問題に関しては完璧と言えるレベルには達するだろう。基本演習・演習問題・自習問題すべて一冊やり切るのも至難の業だが、これを一冊やり切れば、新たに市販の計算問題の本は買う必要はないと言っても過言ではない。
    • 掲載される問題は毎年見直されており、最新の入試問題も多く含まれている。
      • 吉田師も、自身のTwitterで「さらに良いテキスト」と述べていた。
      • 一方たいへん昔に出題された入試問題も掲載されている。中には受講生の親が生まれる前の時代の問題も………
  • 一般には、化学反応式と量的関係(化学量論的反応式)とは別に扱われる、化合物内での元素の質量関係、濃度計算、気体反応、有機化学(自習)も「第2章 化学反応での変化量計算」に含まれている。
  • 京都大学を意識してか平衡論に2章が割かれ、重点が置かれている。
  • 受講者の多い講座であり、テキストの活用法については様々な意見がある。以下を参考にしっかり自分で考えて、成績アップにいかそう。
    • 予習で自習問題以外はやっておくべきである。
    • しっかり基本問題と復習に取り組むだけでも充分難関大学に対応出来る力はつく。
    • 演習問題は解けなければ最悪目を通して授業をうければ良い、など。
  • 2017年度から別冊『解答・解説集』が統合されて一冊になった。
    • 人によっては以前よりも使いにくくなった。
    • 一方で、印刷が綺麗になり、小さい文字も潰れることがなく、読みやすくなった。
  • 完成度の高いテキストであるが、関東でも関西でもプリント授業の講師も多い。

授業 Edit

  • レベル:5-8
  • 分量も多く、レベルもやや高め。理論化学の全分野が既習であることが前提。
    • 知識・解法の体系化や一般化を目指している。この講座で身につけた型を元に、重要問題集などで演習を重ねると実力がつく。
    • 講師にもよるが、講座の目的が「計算問題の解き方を習得する」なので、基礎事項の説明はないか、あって公式を確認する程度と思うべきで、得意でない人で受講を希望する生徒は、夏までにまず、自分が講座を受講できるレベルまでに基礎学力をつけることが大事である。
    • とはいえ、ある程度は基本から説明してくれる講師もいるうえ、とくに人気講師であればその説明はとてもわかりやすいので、過度にひるむこともない。
  • ただ、(例えば駿台の本科などで)化学をきちんと学んで来た人ならば、習うことは当然と感じるかもしれない。
    • 前期『化学S Part2』の講師がしっかりしていれば、前期で扱っておりダブる内容も多い。

担当講師 Edit

橋爪健作

お茶の水校を担当。

  • 特に計算分野の授業に定評のある講師で、大量だが綺麗でまとまった板書をして授業を行う(ただし一部の問題はプリントになる)。
  • 師の板書を写したノートは講習終了後にはクオリティーの高い参考書になりうる。
  • 各日20分程度の延長をする。
  • ただし授業は終始淡々としており、眠くなりやすいので注意すること。

沖暢夫

お茶の水校市谷校舎池袋校大宮校を担当。

黒澤孝朋

お茶の水校自由が丘校吉祥寺校大宮校を担当。

  • 原理に忠実な理屈の理解に加え、入試に対応するために「速く解く」ことも重視しており、かなり定評がある。
    • 計算問題を最短ルートで解くことに重きを置いている。
    • 「『解けたぁ〜!』じゃあないんですよ、『何分で解けたか』の方が大事なんですよ。ね?」
  • 師の「授業中に完全な理解ができるように」という意図から、原則としてプリントを使わずに進める。
  • 延長は化学科随一。

増田重治

お茶の水校立川校を担当。

  • 基本事項、演習問題の解説、参考事項など情報豊富なプリントを毎日配りそれを用いて授業を行う。
  • プリントをメインに据えた授業とはいえ、吉田師と同等以上に丁寧かつ質・量ともに高い板書をなさる。プリントだけでは頭に残りにくいという生徒は、同時も板書を写すのも有りだろう。ただ、プリントが前提のため消すのは早いので、プリントに書き込むと情報が1つに集められて良い。
  • また、実際に授業で師が黒板を使って解く際、プリントに書いてある解法よりも、より洗練された解法をとることがある。その際には後日、その解法で作り直した解答をプリントにして配布してくださる。
  • プリントには各種法則の証明のほか、電子論を用いた授業に定評のある師らしい解釈、計算の裏技なども載っている。
    • また、クラウド経由で補充プリントや追加の問題(本講座テキストの弱点を指摘した上で、テキストにないタイプだが特に難関大学では出題されやすい形式のもの)も下さるので演習すると良いであろう(2019年度、師に確認したところ駿台にバレて怒られた為、配布はもうできないとおっしゃっていた)。
  • 2017年度では特に酸化還元反応を重視して授業が行われた。
    • 2020年度でも酸化還元反応を重視して授業が行われた。増田師曰く「酸化還元ができないなら、化学の6割を敵に回すようなもの。」
  • 各日20分程度の延長(最終日は+α)(年々延長の長さが減っている)。

吉田隆弘

お茶の水校横浜校広島校を担当。

  • やはり計算分野に定評がある講師。
  • 基本的にプリントを使わず、橋爪師同様に板書が中心。口頭説明が少し多い一方で深い内容に触れつつ授業を行う。
  • 基本事項は頭に入っており、基本演習はもちろん演習問題の予習をして来ていることを前提で進める。
  • 基礎から丁寧にというわけではないので、説明が理解し切れず消化不良になる生徒が少なからずいる。
  • 当たり前であるが寝ているとブチギレて授業が止まる。周りのためにも眠気対策等しっかりしておこう。
  • 各日20分程度の延長をし、最終日は1コマ増える。
  • 特にドルトンの法則、ヘンリーの法則の説明から問題解説は圧巻の一言では言い表せないほど素晴らしい。

景安聖士

お茶の水校横浜校札幌校を担当。

  • プリントを配るが板書も行う。
  • プリントで基礎事項を確認、説明しつつ演習問題を解いていく。
    • 2018年度から印刷量削減のためにプリントが縮小印刷となったが,見づらい人は通常サイズを用意するので個別に申し出ることとのこと。実際かなり見づらいので貰えるなら貰った方が良いだろう。勿論クオリティの高さは健在である。
  • この講座のメインともいえる、平衡の一般表示を用いた解法は参考として1題だけ扱い、それ以外は基本パラメーター表示の解法で解く
  • 「基礎の学習」を大切にするよう仰り、各分野の基礎を題材としたプリントの例題が自分の基礎の甘さを痛感させる。現役生などそこまで得意でない人がとるにはもってこいの講座。
  • 延長はほとんどない。あったとしても中村師と同様5〜10分ほど。
  • 景安師はこの講座を中級から上級の生徒が受けるものと捉えているため,基本的な問題はプリントで済ませ,プリントの例題と同じものに関しては口頭での説明のみになる。他の講師が延長をする中、景安師はしないのはこのためと思われる。
  • 超人気の割に講座数が少ない上に、増設はしない。
  • 加えて、師の中経出版の参考書は理論分野のみ発売されなかったので、貴重な講座である。

石井光雄

町田校横浜校あざみ野校浜松校を担当。

  • 橋爪師と同様、基礎から懇切丁寧な授業を展開するものの、板書のスピードは健在でかつ、板書量も多い。
  • 各日延長は10分ほどするが、基礎の解説は怠らない。

三上恭平

大宮校を担当。

高野辺康介

大宮校千葉校津田沼校を担当。

西村能一

横浜校藤沢校あざみ野校を担当。

小原英樹

千葉校津田沼校仙台校を担当。

早野益代

津田沼校を担当。

  • 平常授業で扱うものと同じ形式のプリントを使用する。テキストの解説中心ではあるが、プリントを用いて基礎事項もしっかりと確認してくださる。

小山貴央

柏校仙台校を担当。

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