化学特講Ⅰ(総合実力完成)

Last-modified: Thu, 19 Aug 2021 06:27:59 JST (59d)
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設置校舎 Edit

  • 関東エリア全校舎

概要 Edit

テキスト Edit

  • レベル:6-9
  • テキスト編集は吉田隆弘師(2016 - 年度)。
    • 中村雅彦師が監修や校正に携わっている。
    • 紙面自体は、吉田師自身がTeXを用いて作成している。
      設問の答えの下部には、物理科作成のテキストと同様に波線が引かれている。
    • 2015年度までは細川豊師が作成していた。
  • 2019年度は演習問題16題、例題30題、補充問題23題で構成されている。
    • 問題はほぼ大学の過去問と実戦模試の過去問が掲載されている。演習問題の中に一部自習問題も混ざっている。
    • 本講座より難易度の低い『入試化学総点検』(橋爪健作師監修)と比べるとこちらは医学部や国公立大の問題が多く採用されている。
    • 小原英樹師編の『医系化学』は夏冬でカリキュラムが組まれており、夏の続編として冬期は有機化学を中心に扱うため、冬期講座としては特講Ⅰの方が幅広く医学部に対応している。
    • 補充問題には正当率の低かったセンターの知識系問題も掲載されており、なかなかお得。
  • 偶数年用と奇数年用の二種類がある。
  • 夏期講習化学特講Ⅰ(計算問題)』とは異なり、講義部分が割愛されており、かなりシンプルなレイアウトとなっている。
    • テキストのデザインのクオリティはまだ改善の余地があるだろう。
    • ただし、一部例題には簡素なまとめや参考事項が掲載されている。
    • 教科書的知識は各自、通年テキストや教科書などで確認してほしいとのこと。
  • テキストのクオリティは発展途上高いが、全面改訂されてからあまり経っていないためか、誤植がやや多い。
  • 日本医科大や獨協医科大などの問題なども多く採用されており、特に私立医学部受験者にはおすすめ。

授業 Edit

  • 講座の目的は「基礎から高いレベルの問題まで全分野確認する」こと。
    • ただ時期も時期なので、基本事項を1から解説するということは少ない。
  • オススメは景安聖士黒澤孝朋橋爪健作増田重治吉田隆弘
    • 理論無機有機全て扱うので、講師によって重点を置く問題はかなり異なる。自分の弱点などニーズに合わせて講師を選ぼう。
    • また何だかんだレベルの高い問題が多いので、解法も講師によって様々になる。有名講師だから万人向けの解法を使う訳ではない。身の丈にあったレベルの授業をしてくれる講師が一番。
      • 時期が時期でもあるので、下手に知らない講師に手を出すのは危険。通期で習っている講師が自分向けならそれに越したことはない。
  • 吉田師によれば、「この講座で大抵の対策はできるが、志望校の対策講座が設定されているならそちらを優先してほしい」とのこと。

担当講師 Edit

吉田隆弘
お茶の水校横浜校オンデマンド

  • 案の定、理論に時間を割きがち。
    • ヘンリーの法則や蒸気圧の直感的な説明や考え方は圧巻である。計算も非常に早く正確な方法を用いる。
    • 平衡の問題では「平衡状態を探せ」をテーマに平衡状態、非平衡状態をその都度区別してくださり、理解の浅かった人にとっては現象の捉え方が大きく変わる。
  • 本講座のテキスト作成者であり、この講座に関しては最も密度の濃い授業が展開されるだろう。上級者は満足出来、化学は好きだけど計算がちょっと...という人にも向いている。
    • 作成者だけあって、関連発展事項がテキストのどこに盛り込まれているか完全に把握している。復習時にテキストを参照しやすい。
  • 予習をして来ていることを前提で進める。
  • 基礎から丁寧にというわけではないので、説明が理解し切れず消化不良になる生徒が少なからずいる。
  • 当たり前であるが寝ているとブチギレて授業が止まる。周りのためにも眠気対策等しっかりしておこう。
  • テキストに大事なポイントを盛り込み済なので、通期授業や夏期に比べると全然「☆を入れ」ない。☆中毒者には物足りないであろう
  • 必ず延長する。2018年、横浜校では開始時刻を10分早めた上で20分弱の延長を毎日行った。

橋爪健作
お茶の水校

  • かなり分かりやすく噛み砕いて丁寧に解説してくださる。質問対応も素晴らしい。
  • アクロバティックな解法は用いないので、理論計算などがあまり得意ではない人向け。これまでに勉強した内容を確認しながら少し背伸びをして受講するような人も頑張れば付いていける。

黒澤孝朋
お茶の水校自由が丘校吉祥寺校大宮校

  • プリントは原則用いない。
    • 「授業内で完全に理解できるように」という配慮によるもの。
  • 「最短ルートで速く解く」ことを他の講師以上に重視し、そのための実戦的なテクニックやアドバイスを教えてくれる。
    • あくまでも原理に忠実に、付け焼き刃的な変なテクニックではないのでその点は安心されたい。
  • 上述の5人の中では一番幅広い層に対応している。
  • 質問対応はかなり丁寧。
  • 延長は必須。
  • テキストの出来をかなり評価している。

増田重治
お茶の水校立川校

  • テキストの講義問題を解くということよりも、そうした難問の向こう側にある考え方や、所謂解法の「突破口」を伝授するという方針と、4日間の予定進度が授業冒頭で予告される。
  • 師の夏期講習では、基礎を理論的に理解していくことに重点が置かれるが、冬期講習ではこの点がやや異なる。とは言っても、問題解説に入る前に基本事項の確認はして下さる。この際の師の理論や有機のまとめ方は非常にためになり、師のまとめ方を真似て他の分野も自分でまとめてみると色々な知識や考え方がつながってくる。これは直前期においてとても良い化学の総整理になる。
  • 主に理論と有機(特に高分子)に時間を割いて解説する。
    • 糖類など面倒な構造決定を鮮やかに推理する様には文字通り魅せられる。
    • 無機に関しては計画的に時間を割かないことにしており、延長した上での高速の口頭解説と板書で解説するが、プリントに詳解が書かれているので、困ることは無いだろう。
    • 2019年度プリントは、問題の解説と基本事項の解説が加えられたものと、有機分野の心構えと高分子の説明がなされたものが配られた。(通期で有機分野のプリントが欲しかった人にもおすすめ)
    • 滴定の問題及び溶解度積の問題ではグラフを用いて解説される。この解法の破壊力は凄まじい。
  • 師の他の講座と同じように初日に予め演習問題全ての解答が書かれた手書きのものもあるプリントが配布されるので予復習で困ることはないだろう。
  • 直前期の勉強法に相応しい方法論を、自身の受験生時代の経験談を交えて教えてくださる。
  • 基礎理解に抜けがある様では、アクロバティックな解法などに驚嘆するだけで終わってしまう。かなりの上級者向け授業であるので、注意されたい。とは言え、配布される師のプリントをしっかりと復習すれば、基礎理解も含めそのような解法も身に付けることができる。

景安聖士
お茶の水校横浜校

  • 物質量計算や化学反応式の作り方に定評がある。
  • 特に後半の無機有機は非常に簡潔であり、丸暗記に頼らない考え方を身につけられる。
  • 師のほかの講習と同様に各分野の要点をまとめた例題付きのプリントが配布されるが、ほぼ全分野を扱うため、直前期に素早く化学をさらうのに重宝する。このプリントを用いながら授業が進行する。
  • 師は計算問題や構造決定などで、いわゆる上手い解法を用いるのではなく、一定の手続きを経ること(このエッセンスがプリントに詰まっている)で問題を解く。
    • これは受験生が試験場では大抵うまい解法を思いつけないだろうということ、化学にかけられる勉強時間があまりないだろうということを踏まえた、師の信念に基づく。
  • 延長を全くしないので化学が嫌いな人におススメ。
    • 2018年度は問題が重いためか、各日5〜15分ほど延長した。

沖暢夫
市谷校舎池袋校大宮校

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