英文読解S
Last-modified: Mon, 02 Jun 2025 11:13:54 JST (11d)
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使用コース 
- EX国公立大医系演習、EX国公立大医系、スーパー国公立大医系?
- EX私立大医系演習、スーパー私立大医系
監修講師(テキスト作成者) 
構成 
- まえがき
- (1)〜(12)
- (supplement 1)〜(supplement 2)
- For Review
- 本文訳例
- For Study訳例
テキスト 
- テキストは偶数年と奇数年でベースは2パターンある。一部は年度により新しい問題に差し替えられることもある。
- 中堅私大から旧帝大の長文まで、短めの文章から少し長めの文章まで、記述問題から選択問題まで、さまざまな文章で構成されている。
- 難易度は難しめ。
- 久山師は2次・私大演習で「現役生は私の教材を、浪人生は"難しい"読解Sを一年間やってきたわけだけど。」とおっしゃっている。
- 設問や読解の難易度が厳しいというよりは、学習できるエッセンスを余す処なく吸収するのが難しいという感じである。
- 久山師は2次・私大演習で「現役生は私の教材を、浪人生は"難しい"読解Sを一年間やってきたわけだけど。」とおっしゃっている。
特徴 
- 『英語構文S』とは異なり、全文の構文を取って読んではいけない。
- ひとつひとつの英文は英語入試問題研究Sなどの研究教材よりも短く、英語構文Sよりも複雑怪奇な文構造をしていないため、暗唱・音読にかなり向いている。多くの表現がちりばめられているので、必然と英作文でも使えるようになる(なった)。
- 大島氏の授業を受けると分かるが、様々な表現が散りばめられており、かつそれが何度も出てくるように編集しているそうである。(実際、師はよく『ここでの△の用法は〇ページのx行目にもありまーす!』と言う。師は予習の段階で気づいてほしいそうで。
そこまでこのテキストに時間をかけることが出来る生徒は少ないのでは)
- 大島氏の授業を受けると分かるが、様々な表現が散りばめられており、かつそれが何度も出てくるように編集しているそうである。(実際、師はよく『ここでの△の用法は〇ページのx行目にもありまーす!』と言う。師は予習の段階で気づいてほしいそうで。
- テキストから深く、そしてできる限り要素を得たいのであれば、そこまで文章が長くないので予習の際に全訳してみてもいいかもしれない。また要約もオススメ。まとめる際は"何処が主題か"を意識しよう。
- ノーベル賞受賞者、例えばダニエル・カーネマンの文章が10月始めの授業で読めるようになど、問題の構成は良く練られている。
- 全く自分に関係ない芸術論に思えても、実は受験勉強に通じるものがあったりする。ここがこのテキストの妙である。
- 以上から分かるように、大島師が伝えたいことを詰め込んだテキストともいえる。
- 単なるパターン演習を重ねる為でなく、英文を通じて総合的かつ根本的な知を涵養するためのテキストである。業界広しと言えどこれらを主観に据え編纂されたテキストは少ない。ゆえにテキストの狙い通りに扱える講師も少ない。
- ただ受験対策という意味では、テキストの万能性故、どんな講師が扱ってもそれなりの意味を持つ教材である。
- CDのネイティブがかなり感情をこめて朗読している。ある年度は大島師が「絶対聞け。もはやギャグだ。」とまで言っていた。一度は聞いてみよう。
- 2021年度より関西地区でも使用される。
授業 
- 構文を取って和訳するだけしか教えない講師だと『英語構文S』の存在から二度手間になりくどいと感じてしまう。
- 大島師は文法・構文「ばかりに傾倒した」姿勢を強く批判しており、「(構文『ばかり』取る姿勢から)"離陸"しなければならない」とおっしゃっている。
- 表面の文章の奥深くまで突っ込む講師の授業だとその英文の選定がよく考えられていることに気付くはず。
なぜかそういう授業をする講師は担当になっていないことが多い- そのため、文章の表面をさらって模範解答を提示するだけの講師に当たった場合、難易度が高くないのもあってこの授業を切る生徒は多い。共通テスト英語演習ほどではないにしろ、後期の『英作文S』とは良い勝負である。非常にもったいない。
- 因みに、テキスト作成者の大島師は、「このテキストの内容がつまらなくてどうしてもやりたくなければ、テキストを処分してくれても構わない。その代わり、自分の興味のある事でいいから、それに関する英文を本や新聞記事、インターネット等で入手してしっかり読み込むように。」とおっしゃっている。
- 読んでいて、面白いと感じて原書を多読として読みたいと思ったならば、1文をコピーしgooglebooksで検索すると、その本と出会えるかもしれない。ちなみに1例を挙げると、一橋からの出典となっているかなり短い英文は、Henry Bradley氏の著作であり、タイトルは"The Making of English"である。
- とはいえ専門書の多読は英単語がちんぷんかんぷんになり、逐次辞書を取り出してしまうことで多読という目的が果たせなくなるため、オススメはラダーシリーズなどである。英検準1級を取れているのであれば、Level4から始めても良い。ラダーシリーズではないが、通期にて大島師は"True Tales of American Life"をお勧めしていた。実話を基に集めたお話集であり、文体も内容も様々で面白い。池袋のジュンク堂で2800円ほどで売られていた。
輸入の関係か、値段が高い。 - 大島師としては多読や様々なジャンルの文章に触れることも、本テキストの狙いの一つと捉えているのであろう。「世界を広げてみないと」などと仰る。
主な担当講師 
大宮校-LA,SA 早慶志望や難関国立志望の高卒生でも受けられる唯一の校舎。理系は5クラスあり、SA争奪戦は恐ろしい。東大志望は英語入試問題研究Sをコバトシから教わることができる。(この点は大宮校のみ)
- 雑談メインとなりテキストは終わらない。詳細解説プリントは配られる。
冒頭20分程で非常に為になるアドバイスをくださる。しっかりと聞こう。構文に則った非常に学びある授業。要求レベルはとても高いので食らいついていこう。
駿台らしい構文主義に基づく、確実に実力がつく授業、でも板書早すぎて腕がもげちゃう。模試後は元気が出るコメントをくださる。
ちなみにその落ち込む原因の模試は大抵師が作成しているのだが
ーー
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