有機化学(オンデマンド)
Last-modified: Sun, 14 May 2023 17:58:20 JST (20d)
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設置校舎 
概要 
- 春期、夏期、冬期それぞれで開講している。
- 2013年度あたりまでは『有機化学Ⅰ・Ⅱ』というタイトルだった。
テキスト 
- 石川師のオリジナルテキスト(原点からの化学を踏襲)
- テキスト構成は化学Sと同じ。また、講義内容は事前に配布される「授業用プリント」(束になっている)に書き込む形式をとっている。
尤も、同じ束になってついてくる「板書とれなかった時用」のプリントに全て書いてあるので、板書はいちいちとらなくてもいいのだが…。
- ちなみに口頭でのみ説明してる内容も重要な時があるので、「重要だな」と思ったらプリントにメモしておくとよい。
- テキスト内容は充実しているが有機電子論を用いるので苦手な人には向かない。
- 自習問題が42題含まれ、得意な人が電子論を身につけ演習量を確保するというのに向いている。
授業 
- レベル:3-7
- 関東で石川正明師の授業を受けられる数少ない講座。
- 授業内容自体は駿台文庫「原点からの化学」をテキスト・講義化した感じ。
- 夏期、冬期それぞれで開講。
- 冬期の有機化学特講の総集編というイメージ。
- 有機電子論を用いて、深く非常に分かりやすい説明をするが時間の関係上駆け足となる。
- 所々石川師特有の比喩が数多く登場して記憶には残りやすい。
- 12コマで延長無しで進むので説明はかなりハイペースとなり、初学者には向かない。
- 有機全範囲を12時間で無理やり終わらせようとする。(1~2日目は芳香族まで、3~4日目は高分子の分野を扱う)そのため、有機が初学である者が取れば確実に消化不良を起こす。
- 映像授業であり時間の制約で細かい部分はどうしても手薄くなるので難関レベル以上の対策には補強が必要となる。
- 有機電子論という、大学範囲の解説をするので、有機化学は一通り学習済みでイマイチ有機の概念がわかってないなら、有機の概念を学ぶ意味で取ってみてもいい。
- 本気で有機を極めたい(またはもっと有機電子論による深い理解を求めたい)なら石川師がテキスト作成している冬期の『有機化学特講』をオススメする。但し、内容が内容なので、人によっては大学進学後に取った方がいいかも。
- これは他の有機の講座にも言えることではあるが夏期の場合、『高3スーパーα化学』では前期で有機を扱うので、有機の講座を取るよりも前期の復習に専念すべき。それ以外の校内生は後期に扱うが、夏期の段階では前期の復習や『化学特講Ⅰ(計算問題)』があり理論の方が優先度が高いので、もし取る場合は計画的に。
- それに加えて、芳香族までをやりたいなら『夏からの有機化学』と『化学特講Ⅲ(有機化学)』が、高分子分野をやりたいなら『天然有機物と高分子化合物』があり、それらの方がじっくり習えるので、夏期にこの講座を取る意義は薄いと思われる。
- 一方、冬期に有機をやりたい場合、『有機化学特講』は負担が大きすぎるので、この講座を取って総ざらいするのも良い。
- 他の石川師の映像講座にも同じことが言えるが、この講座が撮られたのは旧課程の頃(2008年撮影)であることは念頭に入れておくべき。
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