英文読解の着眼点

Last-modified: Fri, 28 Oct 2022 13:11:04 JST (578d)
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著者は関西英語科主任の桜井博之
問題形式としては長文読解問題の形式をとっている。

  • 副題で「言い換え・対比で解く」とあるように設問に対して特定の解法を用いて実戦的に解くことを目標とする参考書兼問題集。オーソドックスで癖のない良問が掲載されている。
  • Part1とPart2に分かれており、Part1では「対比」「言い換え」「因果」を軸に設問別の解法を紹介し、Part2で20題の演習問題に取り組めるように編集されている。
  • Part1は薄いが、これに取り組まなければPart2の解説に付いていきづらい可能性がある。
    • 文章題における設問別の解説はきちんと過程が書かれているのでかなりありがたい。
  • 中長文ほどの文章に数個の設問が付されており、それを制限時間内で解いてゆく。案外制限時間が短く設定されており苦労するものもいるかもしれない。
    • あくまで取り組む際の一例だが、10題あたりまでは制限時間以内に解く。その次に大量の文章が載った問題集を解く。そして解答を確認し、解説を本書片手(方法論が頭に入ったらなしで)に書く。(もしくは研究問題や英文読解教材を使うのも良い。精読型の講師の場合は特に)この方法で解けるようになったら残りの10題をやる。というのも後半10題はちょっと難しい。
      • ちなみに余談だが哲学者は理論が正しいか確かめるため多くの書物を漁る。理論を適用するためには実践が伴われる必要がある。その分量は人によりけりだがいずれにせよ多読はすべきである。
  • 解説は懇切丁寧。師の性格が滲み出ている。
    • まず設問の解答を示し、設問一つ一つに着眼点・設問別の解法を示したあと、解法のプロセスに法って解説が展開される。大変丁寧に「対比」「言い換え」を念頭に置いた解説である。
      • この際に例の△・▽がふんだんに用いられている。
      • 場合によってはそれらを表にして視覚的にわかりやすくしているものもある。
    • 武富直人師は国公立大学の英文読解対策の参考書・演習書としてうってつけであると本書を高く評価している。
  • 問題は冊子になっており、解説部分と切り離せる。
  • また問題冊子とは別に各文章の英文見取り図と解法indexを載せた冊子も付いてくる。かなりカオスな様相を呈しているが、「対比」「言い換え」という着眼点を身につければ別に不思議なことはない。むしろ実戦でどのように情報を整理したらいいかという手助けになるだろう。

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