「読む」ための英文法

Last-modified: Sat, 16 May 2020 10:06:40 JST (297d)
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  • 田上芳彦著作
  • 現役でも高卒でも師が通常授業で文法を教える際の理念の1つは「読解に応用できる文法力」を養成することであり、この本はそのエッセンスをまとめたもの。
  • 内容は「市販の参考書には扱われていないが、読解では頻出な文法項目」について辞書的にまとめたものであり、扱う内容は普通の文法書よりマニアックである。そのため文法の参考書といえども、中~上級者レベルの学生が対象となる点に注意が必要。
    • 田上師曰く「英語の偏差値が65」がひとつの目安らしい。偏差値がこれより低い人は他のことをやるべきだという。
    • 英語構文S英文法Sで扱われる事項も載っているが、それらの教材よりもむしろ英語入試問題研究Sなどのような読解メインの教材でよく見かける事項の方が多いかもしれない。
  • 田上師は文法面からの長文の分析に非常に優れており、膨大な数の入試問題を研究した上で作成されているので参考書の質は高い。クオリティに関しては大島保彦師も太鼓判を押している。
  • 田上師によると構想から完成まで10年以上を要しているそうで、そのことからもこの本の質の高さがうかがえる。
  • 主に上位レベルの生徒から非常に高い評価を受けている模様。英語の得意な人は是非一度書店で手に取ってみるとよい。
  • 高1、高2のSα英語を受けた人は良い復習プラス発展学習となるだろうし、高3から駿台に通うような人も準備として読んでおくと良いかもしれない。もちろん英語が得意な高卒生にもオススメ。総括して、英語の基礎力が完全に出来上がっている生徒が、力をより伸ばすための文法参考書である。
  • 構想から完成まで10年以上を要したのに、5年で絶版となってしまった。売れ行きを重視し、名著を尽く絶版にする駿台文庫の担当者は見る目がないといえよう。

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