新・物理入門

Last-modified: Tue, 23 Jul 2019 14:06:36 JST (33d)
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概要 Edit

  • 山本義隆師の著作。
  • 1987年初版。
  • 高校で扱わている物理について、ときにきちんとした理解を促すために大学の教養課程にまで踏み込んだ解説をほどこしている骨太な参考書である。
    • マクスウェル方程式、角運動量、ポアソンの法則、コリオリの力など、掘り下げたところまで解説している。

特徴 Edit

  • 物理を本気で理解したい人向けのレベルの高い本である。入門とは言うものの高校物理のイロハを学ぶ等の初学者向けの書籍ではないので注意。
    • 敢えて言うならば「(大学で学ぶ)物理入門」である。したがって、高校の「物理基礎・物理」の知識をきちんと習得していることが必要となる。とは言え、数学の制限が無駄にされている高校検定教科書よりもこちらの方がかえってわかりやすいという人もいるので、そこは個人差がある。
    • 特に、既に数学、物理の学習を一通り終えている浪人生は買っておくべき。大学に入ってからも役に立つ良書。大学の教養課程、さらには専門でも使うことができる。
    • 物理を本気で理解して勉強したい人向けの本である。別に受かればいいやという人は手を出す必要はない。
    • 実際、物理の問題は非難関大学(旧帝、早慶未満)ではほとんどが参考書にのっているようなテンプレートな問題であるが、難関大学における物理は見たことないような設定の問題もあり、表面的な公式ではなく、しっかりとした現象の理解が必要である。そういった面での物理に微積は不可欠であり、そして深く現象を学べるこの本は良書である。
    • 一部の大学では講義の補助教材として採用しているほどであり、レベルの高さを察することができるだろう。
  • 駿台の物理は、この本同様微積分を多用するので、授業の補助用に買っておくといいだろう。
    • 笠原師は買うことを強く勧めている。
  • 長年理系の難関大学受験生に愛用されている名著である。
    • 東京大学理科や医学部の志望者に支持されている。
  • さらに、講師間でも信奉者は多い。
    • 前述の笠原師をはじめ、数学の石川師も「神」と崇めている。森下師もたまに話題にする。
  • アマゾンでは賛否両論である。
    • 高校物理のいいかげんさを払拭するような、真の理解ができてすばらしいという評価もむろん多い。
    • 否定的な意見は以下のようなものである。
      • 教育的な配慮から高度な数学を使うことに対する違和感を表明する人も多い。
      • 物理で点をとれるようにするための本ではないので受験むきではないという意見も多い。
      • 科目であり、
      • 似たような内容でも、一般向けの物理の概説書や大学の教科書・参考書で解説が丁寧で解り易いものが現在ではあるので、無意味に難解なこの本に手をだす必然性がない、という意見もある。

新・物理入門問題演習 Edit

  • 新・物理入門問題演習」は本書の演習編だが、入試問題という実例を通して学べるという点で本書よりもむしろ取り組みやすいかもしれない。
    • 基本演習で入試の基本テーマを網羅し、実戦演習で入試レベルまで高めることが出来る。記述演習は入試対策のレベルを少し越えていて、意欲的な人向け。
    • 入試問題に師が手を加えている問題の中には変数分離形微分方程式を解いたうえでグラフを書けという問題もある。
      • なお、記述演習には手書きの模範解答が付いているが、山本師の自筆ではないと思われる。
    • 本書と併用することが望ましいが、ある程度数学ができればこの問題演習だけでも十分勉強できる。問題演習から本書に戻るのもいいだろう。
      • 要項は本書との関連が深いが、問題の解答自体に微積分を使うところはあまりないため。ただし一次近似は断りなく使われるので注意。
    • 問題が古いのが気になるかもしれないが、範囲としては現行課程にも十分対応している。
      • 章立てやテーマの分類などは今の駿台ともかなり共通している。通期のテキストや模試などと比較して見ればよくわかるだろう。

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