薬袋善郎
Last-modified: Mon, 14 Aug 2023 14:48:30 JST (622d)
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薬袋善郎(みない よしろう)は、予備校講師、実業家。薬袋塾代表。メープルファーム出版部主宰。
経歴 
- 1980年、東京大学法学部卒業。
授業 
- Frame of Reference:フレイム・オブ・リファレンス:F.o.R.:判断枠組みによる授業を展開していた。
- 英文を誤魔化すことなく徹底的に理詰めで読んで行く授業であるため、最初のうちの師の授業の進度はF.o.Rの導入もあり、非常に遅く、1時間で数文進むのが精一杯なほどであり、その後も非常にゆったりとした進度であった。
- このような授業であったため、2学期にに入るとある程度実力がつき、師の授業を自主的に「卒業」する受講生が後を絶たなかったが、師のおかげで英文をキチンと正確に読めるようになったという生徒は非常に多い
人物 
- 英語学科でも英文科でもなく法学部出身。
- 初学者、中級者には非常に人気があったが、英語の得意な学生からの人気はいまいちだった。
- 伊藤和夫師の助手時代、普段は3号館の向かいの研究社ビルにあった広い英語科研究室で仕事をしていて、伊藤師に電話で呼ばれると、アカデミー校の上の階にあった伊藤師個人の研究室に行って指示を受けた。(薬袋善郎師Twitterより)
- 駿台講師時代は週に2~3日出講していた。
- 通常授業においては中級クラスの英語構文演習を担当し、現役のクラスも数多く担当しF.o.Rを使った英文解釈を指導していた。
- また季節講習でもオリジナル講座を担当し、締め切りを連発するなど好評を博していた。
- このように、初学者や英語が不得意な生徒に英文の読み方を一から指導することに持ち味を発揮した。
- 駿台時代末期には、TIMEやNEWSWEEKなどの時事英語をF.o.Rで読み解く(その上で受験対策もする)講座を開講していた。
- 代ゼミ移籍後も、F.o.Rを用いた初級者向けのクラスや駿台時代に取り組んでいたTIMEやNEWSWEEKなどを素材にした講座をサテラインで担当していた。
- 基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(黄リー教)では、同書で解説している「英語の仕組み」(単語の役割と相互作用)を理解せずに『英文解釈教室』や『新々英文解釈研究』のような本をやっても、定形表現や形からの類推にとどまり意味が薄く、逆に「英語の仕組み」を理解すればそれらのようなものは必ずしも必要ではないとも説いている。
- F.o.Rについては、師の著書を通じて習得することができる。
- 社会人の英語学習者向けの入門書もある。受験生の英文解釈入門本としても適しているので、興味のある者は手に取ってみると良い。
- 妻は化学科の滝澤佐衣子師。
- 独特な書面・活字の著書多数。
- 『速読英単語』(Z会出版)の出版より先に同様のコンセプトの単語集を企画していた(本人談)。
- 自分で決めた単語集をやり終えると、判子を押していただける。
- たい焼きは「浪花家総本店」より「わかば」。
- 旧四谷校の近隣にある有名な行列店である
著書 
- 『英語リーディングの秘密』(研究社出版)
- 『英語リーディングの真実』(研究社出版)
- 『君の運命を変える 入試英文 速読王伝説(研究社バーチャル予備校シリーズ)』(共著 研究社出版)
- 絶版でプレミアムが付いている。
- 『基本から学ぶ 英語リーディング教本』(研究社出版)
- 通称『青リー教』。
- 『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(研究社)
- 通称『黄リー教』。
- 師は『英語リーディング教本』の前提レベルを下げたもので最終的な到達レベルは同等としている
- 『TIMEを読むための10のステップ』(研究社出版)
- 『TOEICテスト スーパートレーニング 基礎文法編』(研究社出版)
- 『英文精読講義』(研究社出版)
- 『学校で教えてくれない英文法』(研究社出版)
- 『薬袋式英単語暗記法 かならず覚えられる』(研究社出版)
- 『英語ベーシック教本』(研究社出版)
- 『名文で養う英語精読力』(研究社出版)
- 『英語リーディングの探究』(研究社出版)
- 『ミル『自由論』原書精読への序説』 (研究社出版)
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