安田亨

Last-modified: Fri, 01 Sep 2017 00:50:31 JST (53d)

安田亨(やすだ とおる、1953年-)は、駿台予備学校数学科講師。 市谷校舎,東海地区に出講。 大数ゼミ講師。大阪桐蔭高等学校顧問・講師。

経歴 Edit

  • 愛知県生まれ。
  • 愛知県立明和高等学校卒業。
  • 東京大学工学部機械工学科卒業。
  • 代々木ゼミナール講師(1979-1994)。
  • 元 東進ハイスクール講師。
  • 駿台予備学校講師(1994-)。

授業 Edit

  • テキストの解説プリントを毎授業で配った上で、板書して説明するスタイル。
    • プリントには定義や関連問題として過去問なども載せていることがある。
    • テキストの解説プリントを見ながら、板書して説明するが、計算ミスが多かったり、板書の途中で考え込むこともある。恐らく予習は線密にしてこないタイプの講師かもしれない。
    • なお、テキストの解説プリントを配るために、毎回チャイムの鳴る数分前に教室に来る。
  • 板書はきれいではないので注意。
    • ちなみに、黒板に板書する時に「これ落書きだから写さなくていいよ」といって解答以外のことをかいたりする。書いてすぐ消すが、ちゃんと書いておいた方がいいこともある。
  • 喋りに詰まってしまうこともあり、あまり弁がたつほうではないと言う声も。
    • 口下手さのせいで説明が分かりにくいと思われる所も少なくないという意見もある。
    • 自虐的な師の発言を真に受けて「口下手なんだ」と色眼鏡でみがちになってしまう生徒も多い。
    • とは言え、かなりの実力の持ち主であることは間違いない。
  • 雑談で他国の数学教科書の話や、入試の採点事情・大学教授の話などをする。
    • 特に入試に関する話は「答えさえ出せば良い問題」と「記述をきちんと書くべき問題」についての実戦的なコメントが多く、試験場で「受かるため」の問題への向き合い方を教えてくれるのでためになる。
      • 師曰く「入試はあくまで相対評価なので、受験生の出来が悪ければ雑な解答でも丸になるんです。」とのこと。
    • 授業中には大学教授から聞いた入試に関連する話(採点基準や模範解答についてなど)や国際的な数学の基準から見た数学の話(時に高校での教え方に疑問を呈したりもする)などをしてくださる。
    • 大学教授の知り合いが多く、地方の大学の入試問題の作成をしていたこともあるらしい。
    • 数学XS§2の(217)の解説で「これ、一応解答は作って載せておきましたけど、京大の偉い人が『これ自明でしょ』って言ってたし、君らも困ったら自明って書いていいと思いますよ。京大の偉い人が言ってたし。」と発言した。
  • 皮肉屋な一面がある
    • 自分に対して皮肉な目で見れば下記のような自虐的な発言になり、他者に対して皮肉な目でみれば毒舌な発言につながる。参考書を読んでいてもうかがい知ることができる。
    • 現在は御年で丸くなったとおもわれるが、他講師、他の予備校、市販の参考書(数○出版や旺○社や東○出版までも)批判をよくしていた。それがまた笑えるのだったが。
      • 大数ゼミの講義で「数学講師は答え丸写しして読み上げてる人ばかり」と発言した。(その後駿台は別で、森師や雲師は実力十分だとフォローを入れた)
    • 下記人物欄にある山本矩一郎氏に対しても、尊敬一辺倒ではなく、毒をはく場面もあった。
  • 自虐ネタをよく言う。
    • 2013年度の大数ゼミの初回の授業で第一声に「どうも、口下手な安田です」と言ったりする。
    • 代ゼミから駿台に移籍してからはパッとしないと自ら言ったりする。
      • 当初、大阪校に出講していたが関西地区の数学科講師陣から冷遇されていたそう。
      • 特に、関西地区数学科では重鎮である三森司師とは犬猿の仲らしい。(上記のように冷遇された経緯も影響しているよう)。教壇で育毛剤を購入した話をし、使えそうならば、三森師にも紹介しようかと生徒に向かって言っていた。
      • ちなみに、現在では大阪校では教えていないが、大数ゼミの夏期・冬期講習では大阪に出講している。
  • 自然な発想から生まれる解法よりも、高級な知識を利用した解法を紹介することが多いと言う声も。
    • 『東大数学で1点でも多く取る方法 』には生徒でも書けそうな答案・解答をこころがけたとあるので、この意見の信憑性は不明。
    • 今では基本的な知識で難問も処理できる・基本的な知識を正しく応用すれば難問もとけるという姿勢が好まれるが、かつてはまず思いつかないような鮮やかな解答・高級な知識を利用した解法が好まれる時代もあった。
  • 質問対応はやや冷たい。
  • 上記の通り、実力も実績も十分な講師であるが授業自体は意外と普通。(師の前評判に過度な期待をする人や、上級者にとっては物足りなく感じることも) 確かな実力があるのに勿体無いと思う講師である。
    • 近年は板書および説明があまり達者でないというのが主な理由で、師の作ったテキストの解答解説のプリントだけ後でもらって授業を切る人が多い。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 受験業界では著名人。
    • 『全国大学入試問題正解 数学』(旺文社)解説委員としての仕事や大学への数学での連載でよく知られている。
    • 数学講師で師に敬意を抱いている講師は少なくない。特に代ゼミにかかわりのある数学講師はその傾向が強い。
    • もっとも、受験業界やあるいは大数が好きな人の間で有名な人物だが、駿台で教えていることはあまり知られていない。
  • 『大学への数学』(東京出版)執筆者。
    • かつての大数編集長山本矩一郎氏を師と崇める。
      • 山本矩一郎氏は、昭和の時代の受験数学業界では有名人である。
      • 師に限らず、数学講師で山本矩一郎氏に敬意を抱いている講師は少なくない。特に代ゼミにかかわりのある数学講師はその傾向が強い。
      • 森茂樹師と安田師が代ゼミで数学講師をしていたのは、(代ゼミで講師をしていた)山本矩一郎氏の縁による。二人は山本矩一郎氏譲りのテクニックとして、マイクについた紐を使って黒板に円を描くことができる。
  • 高校時代に『大学への数学』を見つけ、それから数学の勉強に明け暮れる。
  • 大学生の時から大数編集部でアルバイトをしていた。
  • 元『全国大学入試問題正解 数学』(旺文社)解説委員(巻頭でその年の傾向を解説する、編集責任者・監修のような立場)。
    • それもあって、各大学の過去の類題の出題履歴、入試数学の流行に詳しい。
      • 安田師だけではないのだが、一部の予備校の講師は入試問題マニアであり、数十年前の入試問題で話が盛りあがったりする不思議な、楽しそうな人種である。
    • 全国大学入試問題正解の顧問を務めてきたが、2014年度からは入試問題の解答集を自分の会社で出版した。
  • 独特な雰囲気の参考書の執筆や大数での連載などを現在でも盛んに行っている。
    • 単に解説が丁寧というのとは違って、自身の学生時代の体験を語りだすなどあまり受験参考書っぽくない饒舌に満ちた不思議な雰囲気の参考書を多数執筆している。
    • 特に『東大数学で1点でも多く取る方法 理系編』(東京出版)『東大数学で1点でも多く取る方法 文系編』(東京出版)は非常に安田色の強い参考書であり、自身の若いころの話が多く書かれている。
    • 自身の書籍はTeXで編集することが多い。
    • 全国大学入試問題正解に毎年執筆していた他、自身の学生時代の体験や、雑談、イラストの詰まった独特な雰囲気の参考書を多く出版している。別解の紹介も手厚い。
  • 師は俗に安田の定理と呼ばれている次のような定理を発見した。
    • g(x)/h(x)がx=aで極値を取るとき、g(a)/h(a)=g´'(a)/h´'(a)が成り立つ。(ただし、h'(a)≠0)
    • この定理は東京出版の『一対一対応の演習』や、他の著者の数学参考書にも取り入れられている。
    • 代入計算時、計算量が減るので便利である。
  • 趣味はバイク、ミュージカルの観賞。
    • 2006年12月には、朝日新聞夕刊の「ニッポン人脈記」で紹介された。
  • 娘と息子が一人ずついる。
    • 息子は代ゼミでアルバイトをしていたらしい。バツ3である。
  • 「すうじあむ」というサイトに本人名義で書き込んでいらっしゃる。
    • 相当の長文で熱心に持論を展開していることもあるが,特有のユーモアが原因で揉めることもなお,最近はあまり書き込みがない。
    • 2017年の大数ゼミで、名古屋大の解答速報について、言及し、僕の作った参考書にまんま同じの出て、
      解答速報作ってる人が安田師と話したらその参考書を持ってるといってたので、そのやり方覚えてた?
      と聞くと、覚えてないですと返され、ショックだったそう。数学はやはり、印象が強くないと忘れますとおっしゃった。
    • 大数ゼミにて、高3スーパー数学についても言及した、関西地区だと毎回テストをするのに、なぜ関東はやらないのだと、少しあきれていた。それに加えて、代ゼミは終わったとおっしゃった。
  • 東大の入試では、理類数学(1日目)は6題のうち完答は2題しかできなかったそう。2日目の試験(理科2科目・英語)がしっかりできたので、合格できたと語っている。

著書 Edit

  • 安田亨が選ぶセンスをみがく良問54 数学Ⅰ・A』(旺文社)
  • 『入試数学伝説の良問100―良い問題で良い解法を学ぶ』(ブルーバックス)
  • 『東大数学で1点でも多く取る方法 理系編』(東京出版)
  • 『東大数学で1点でも多く取る方法 文系編』(東京出版)
  • 『ハッと目覚める確率』(東京出版)
  • 『2週間で完成 整数問題』(東京書籍)