基本英文700選

Last-modified: Fri, 27 Jan 2017 02:21:49 JST (148d)
  • 鈴木長十伊藤和夫の共著。英文解釈教室ビジュアル英文解釈新・英文法頻出問題演習などと並ぶ、伊藤和夫の代表的著作の1つ。
  • 英文和訳や和文英訳対策に有用な知識が含まれる短い英文が700個、細心の注意をはらいつつ、ならべられている。
  • 本書には、古風あるいは不自然な英文が多く現在では使用する価値がないという評価と、いやたとえ古風でも今なお使用価値はおおいにあるという対立する評価が並存している。
  • 否定的な側面からみれば、どちらにしろ古風であるのは衆目の一致するところであり、売り手である駿台文庫側ですら、本書の改正版の序文に「独特の硬質な文体」という言葉で、本書の英語が現在一般に使われる英語の表現とは異質であることを、ほのめかしているのだから、歴史的な役割を終えたのでは、ということもできる。
    • 現在駿台で教鞭をとる秋澤秀司師も英語が古風すぎて実戦的でないと指摘している。
      関西の駿台で教鞭をとり英作文の著書もある竹岡師、英語科の古参講師で長く駿台で英文法と英作文中心に教鞭をとってきた飯田師、代ゼミの講師で英作文分野の学習参考書ではベストセラーもだしている小倉氏と、この本に否定的な見方をする講師は多いといわざるをえない。
  • 肯定的な側面からみれば、適時改正をほどこされてるとはいえ、初版が出版されたのは1968年であり、内容の古さは筆者の責任ではなく、たとえ部分的に問題があってもそれでもなお時代をこえて評価される部分がおおいにあることを肯定的にとらえる必要がある、ともいえるかもしれない。
    • 1980年代、「『基本英文700選』を暗記すれば、わからない英文はなくなる」(朝日新聞、2013 11/13)といった本であることを考慮すると良い。今から30年以上前である。