ビジュアル英文解釈

Last-modified: Fri, 25 Nov 2016 11:45:20 JST (418d)
  • 英文解釈教室基本英文700選新・英文法頻出問題演習などと並ぶ、伊藤和夫の代表的著作の1つ。
  • 予備学校の講師としてのキャリアの最後のほうになって執筆された。
  • 英語のひとつひとつの文を文法的に分析する(構文把握する)ために必要な知識・基本的な考え方を紹介しつつ、実際の中・長文で実践していく参考書。英文解釈教室とともに、同種の参考書の、いってみればネタ本のひとつである。
  • 伊藤和夫がいうには、まず体系をしめしてそれを習得し英文に適用させられるようにしたのが英文解釈教室で、体系を示すのでなく英文をよむ際の基本姿勢をおしえることに徹したのがビジュアル英文解釈だ、とのこと。
  • 各回、まず「焦点」という項目で初めて出てくる事項の解説を行い、その後練習問題が掲載され、その練習問題の検討を「研究」で行い、大意(「大意」としているのは伊藤師のこだわりで、実際は和訳例といっていいもの)を示した上で、複数の生徒と伊藤和夫との対話調の文章が続いてその回の注意点や補足・発展的話題などを検討していく、という構成になっている。
  • 対話調なども採用して読みやすさにも配慮してるとはいえ、伊藤和夫の英語の説明は独特の癖もあり現代の視点からいうと硬いといっていいものであり、人によっては読みずらさを感じるはずだが、論理自体はさすが明確。独特の癖にもめげずに読むことが出来る学生なら得るものも多いはず。
    なお、英文解釈教室と違い隅々まで網羅してないという意味で「基本姿勢をおしえることに徹した」とあるだけで、この本で大学入試に必要なことは(どのレベルの大学であれ)きちんと習得できる。
  • これだけ参考書がでまわってもなお、構文把握における(知識ではない)頭の働かせかたを教えてくれる本は、多くは無い。