大島保彦 のバックアップ(No.77)


【講師アンケート2016前期】
大島 保彦(おおしま やすひこ、1955年6月15日 - )は、駿台予備学校英語科講師。東大進学塾エミール英語科講師。駿台大宮校校長。翻訳家。

経歴 Edit

  • 群馬県立前橋高等学校卒業。
  • 駿台予備学校午前部にて浪人。
  • 東京大学文学部哲学科卒業。
  • 東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)満期退学。
    • 修士論文は『宗教比較の可能性-ニコラウス・クザーヌスの場合』。
  • 千葉大学、東海大学などで哲学の非常勤講師も勤めた。

授業 Edit

  • 授業の半分以上が良く言えば教養、悪く言えば雑談で構成される。本人も自覚しており、またそれが師のアイデンティティである。初めは彼の授業があまりに雑談が多いことに驚く者も多いが、1年間という長いスパンで見れば、基礎に重点を置き総合的に学生の英語力を高めようとする師の授業をうけることで、必ずや高度な英文読解力が身に着くことであろう。(講習会では雑談率は減る)
  • 高卒生の通期授業では全く英語を行わないこともある。(2012年はセンター国語で出題された楽隊のウサギの解説を、2013年は全国模試の古典の解説を1コマ丸々使って行った)
  • ある年高熱の中講習会の授業を行った際、雑談をほとんどせず20分前に授業が終了した。その際のアンケートには「まともに授業をするんじゃない、今の時期に大島の授業を取った意味をかんがえろ」と書かれた(2014年語法と読解での雑談)
    • 「僕が作ったプリントとかテキストがちゃんとしてないわけないじゃない。だから、授業が適当でも大丈夫なの!」
  • 講義で扱った英文に関することなら文学・芸術や英語以外の外国語・古典語の話題にまで飛ぶ分野横断的講義を行う。師の雑談はたんなる馬鹿話ではなく(たまに、他の講師のネタを話すがそれはそれで気休めになる)、生徒の知的好奇心を刺激し、学問への興味を喚起する、それ自体が大切な「授業」である。「今の話はわきみちのわきみちだったんですね。今からわきみちに戻ります。」
  • 板書はあまりきれいではないが、みにくくはない。そもそもあまり板書はしない。着席して授業したりすることも。板書代わりに例文などプラスαも豊富な、授業の要点がつまったしっかりしたプリントを配るのでなんの問題もない。
  • 登場した重要単語の語源を語るのに時間を割く。接頭辞や接尾辞、共通する意味などから生徒の語彙を増やそうとする。しばしば、そのまま雑談へと移行する。
  • 各種問題の解き方・考え方もきちんと教えてくれる。生徒目線でかなり参考になる。
    • 自分が学生時代に英語で伸び悩んだ経験があるため、上智大学外国語学部英語学科を首席で卒業したとされる同僚(斎藤資晴師)のような、苦労をしなくても「出来て」しまった人とは違い、生徒のわからないところが自分にもわかるからだという。
    • 予備校講師にありがちな入試問題に対する自己の解法公式の「押し売り」(これで絶対解ける!みたいにいうこと)はしない。
  • 衛星放送だとあがってるのかきちんとしようと変な力がはいるのか、少し魅力がおちるので、うけるなら生の授業の方が良い。本人曰く、「僕の意識としては、サテネットはきっちり結婚式、講習会はフォーマル、 読解Sはカジュアル、道しるべはパジャマです。」
    • サテネットの授業で、「これが分からない人は舌噛んで死ね」といったところその音声は削除され、ショックを受けたそう。
      • 「この間ねー、サテネットでタコって言ったらその音声消されちゃったんだよー。これはねー、タコに失礼じゃない?」
  • 東大やそれに準ずる一流大学志望の学生を対象とした授業を受け持つことが多いこともあり、手取り足取り1から10まで段取りを踏んで教えてくれるという授業ではない。
    • 口頭説明も多く、文章の論理展開や文の繋がりをさらっと言われて聞き逃してしまうこともある。結構大事で、ためになるので常にメモを取ると良い。
    • 授業のすすめかたも、ある程度できるひとむけのものであり、普通の人気予備校講師とは一線をかくすものである。
    • 通常の大手予備校では、中下位レベルの受験生相手の講師が一番人気で締切になりやすいが、駿台では大島師などの上位層レベルの受験生向けの講師の講座が締切続出という点が駿台の特色といえよう。(恐らく中下位レベルの受験生は河合塾に流れているだろう)
  • 予習はシナリオ作り、授業は自分へのプレゼント、復習は試験中の自分へのプレゼント作りとしていて、常に先の事を考えて勉強するように指導する。
    • そのため、師が要求している予習、復習の水準はかなり高く、そしてその水準を満たしていないと、師の授業の価値を生かすことは難しい。「予習してないって?大丈夫です。みんなの『予習した』は僕の『予習してない』と一緒だから。」
  • 雑談は内輪ネタがおおいという意見もあるので、講習だけの受講者の場合は師の素晴らしさに気づけない人もいるかもしれない。師のよさは通常授業での連続した指導により発揮されると言えよう。
  • 長文において、既知の内容が扱われていることが解ったら積極的に内容を先読みし、読解に詰まったときなどに推理をすることをすすめる。(文系の学生にとっての歴史、理系の学生の自然科学など)
    • これを「知識の密輸入」と称する。授業ではこれの失敗しやすいパターン等も紹介される。
  • 通期の最終講では泣けるほど心に強く響くお話をして下さる。
  • 顔を覚えてもらうと、授業の中で「いけにえ君」にされる。
  • いつもは時間を犠牲にして正確さを確保しているのだから、たまには正確さを犠牲にしてスピードを確保する練習を行うことを薦める。
  • 女子生徒には津田塾の資料請求をするよう薦める。津田塾の問題は非常にオーソドックスであること、資料請求すると問題、解答、講評を無料で送ってくれ、いい問題集になることが理由(長文攻略法、大宮より)

人物 Edit

  • 小林俊昭師と並んで英語科で最も人気のある講師であるのは勿論、現在の駿台を代表する講師の一人でもある。
    • 基本的に駿台予備校英語科の名で外部で何か行う場合は師が担当されることが多い。
  • 小林隆章師、雲幸一郎師、雲孝夫師、太庸吉師、勝田耕史師、坂井孝好師、福井紳一師、須藤良師、霜栄師など多数の同僚の駿台講師をよくモノマネなどでネタにする。仲がいいからできることである。
    • 特に山口紹師とはかなり仲が良く、よくネタにする。
    • 大宮校市谷校舎の場合、山口師のネタが多い。お茶の水校だと少ない。講習のオンデマンドでも山口師をネタにするときもある(15/16年の英語アウトプット200+αにて)。
      • 例えば、かつて模試の問題を作成した際、選択肢に(e)task というのを入れていたらしく、これについて「カッコイイ、タスク、なんて、いけない選択肢を作ってしまいました。反省します。」とおっしゃっていた。
      • 2015年度の市谷校舎での前期通常授業で、普段大島師が火曜日に授業を行っている日に、市谷校舎で用事があると山口師が突然出講した(この日世間はGWであった)ので、「今日はタスクがなぜか市谷に来ているから、いつも通りに悪口言えないんだよね」とおっしゃっていた。しかし、結局はいつも通り山口師をネタにしていた。
    • 雲師、森師、霜師の一般名詞漢字1文字トリオは、説明の中でも良く登場する。
      • 例:「名詞にyを付けると~っぽいという形容詞になります。例えば、雲っぽいはcloudy、森っぽいはforesty、霜っぽいはfrostyですね。」
  • 東京大学入学前、まだ自身が駿台生だった頃から多様な外国語に興味を持つ。授業中にも必要に応じてドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ギリシャ語、アラビア語、ペルシャ語、中国語、韓国語、エスペラント語、ラテン語等の知識を引用する。本人曰くかじったことのある言語は40以上に達するという。
  • エスペラントは午前中に勉強を始め、午後には新聞を読めた(2015年大学準備講座
  • 知識量で言えば科目の枠を取っ払って、駿台講師の中でも1,2を争うほど。その知識量は授業中の雑談で主に展開される。
    • 分野横断型の講義はさることながら、時折、特にリベラルアーツ重視の入試に有効な、構造主義的勉強論も強調する。ある一つの汎用的な思考システム、各教科を統一的に解釈するためのメタ視点、手法を提示する。
      • 具体例としては、化学・英語・古文の構文などの有機的なつながりを示唆、ないし列挙することが挙げられる。また、勉強はリンクをつくることでもある、とたこつぼ型の学習をしている受験生を頻繁に啓発する。
    • 引っ越しの時、本だけでトラック4台分になったらしい。(秋澤秀司師談、曰く「化け物」と。)
    • 美術や音楽にも造詣があり、授業でも時折触れられる。ピアノの腕前も良いらしい。
  • チョッキ(ベスト。魚釣りに行く時にきるような類のもの。)好きで、頻繁に着用している。
    • 須藤良師は「釣りバカのハマちゃんみたいな格好してるのに何ヵ国ももしゃべっちゃうんだから人は見かけによらないねー」とおっしゃっていた。
    • 代ゼミの看板講師である西谷昇二氏と年齢がひとつしか変わらない。驚き。(むしろ西谷氏が年齢の割に若すぎる)
  • 頻繁に髪の毛ネタをふる。
    • 師の前で髪の毛ネタはNGであるらしいが、本人は頻繁にネタにする。
    • (growの説明で)「growはね、自動詞なの。昔の辞書引くとね、『growは放っておいても勝手に成長するものに使う。たとえば髪の毛』って書いてあったんだよ。勝手に成長する……?非常に違和感を覚えたんだよ。」
  • 誕生日プレゼントに雲幸一郎師から万歩計を貰ったそうで師の体型を気遣われているよう。どっちが授業中歩き回ったか競争しようと言われたらしい。
  • 奥さんは駿台の教え子であり、あるときとある電車内で声をかけられたのが始まりであったことが本人の口から語られている。この日は偶然違う車両に乗ったらしく、運命的な出来事だったとのこと。
    • 50歳を過ぎて生まれた幼い子供もおり、おじいちゃんと間違われるのが悩みの種。
    • 愛犬はゴールデンレトリバーである。
  • 高校生時代理系を選択していた大島師は浪人時に文転し、そこから1年で東大文科に入学した。
    • 一年間で東大世界史をやってのけたことに関し、渡辺幹雄師は大島師の事を度々賞賛する。そんな彼に対し親しみを込めて“素敵なハゲ頭”と呼んでいる。おそらく自虐ネタではないだろう。
  • トーマスで学ぶ英文法という講座を作りたいらしい。
  • 2006年6月には JACET 関東支部大会の全体シンポジウム「なぜ英語力は低下したのか?」に参加している。
  • 関口存男ら優れた語学者を尊敬している。
  • 駿台の講師には多いことだが最近左翼的な発言が目立つ。
  • 簡単な模試のことは「ピヨピヨ模試」(主に全国判定模試)、偏差値の低い大学のことは「ピヨピヨ大学」と呼ぶ。
  • ある授業において師がティアラのことをティラミスと発言し主に女子生徒からの笑い声が目立った
  • 恐らくこのwikiのネタを一番提供して下さっている師である
  • 浪人時の3月1日に麻雀をし、心が不揃いのまま3月3日東大の1次試験に失敗。しょげる。3月4日、吉川英治と松本清張と松下幸之助の伝記を買いあさる。理由は「全員学歴ない人だったから」。3月5日、ピンク映画を見に行く。3月6日合格してた。またしょげる。9日、数学をあと15分から三問解。
    以上の内容が師の口から語られている。
  • 毎年、3号館の大学準備講座を担当。

担当授業 Edit

講習に関しては、人気講師であり、東大コースのパンフレットにも掲載されるため、外部からの申し込みが多く、締切られるこも多い。

通期

直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

著作 Edit

学習参考書 Edit

  • 『とっても英文法』--(研究社 1997年12月) ISBN 4-327-45121-5
  • 英語長文問題集―文を超えて、文章を読む』--(駿台文庫 1998年1月) ISBN 4-7961-1028-3
  • 『合格へのカウントダウン20日間 英検2級最短攻略本』--(監修 学習研究社 2006年5月) ISBN 4-05-402945-0
  • 『合格へのカウントダウン20日間 英検準2級最短攻略本』--(監修 学習研究社 2006年5月) ISBN 4-05-402946-9
  • 『英米史で鍛える 英語リーディング』--(研究社 2010年7月) ISBN 4-327-45230-8

一般書 Edit

著訳書 Edit

  • ゲーリー・ズーカフ『踊る物理学者たち 』--(共訳 青土社)
  • ゲーリー・ズーカフ『カルマは踊る』--(共訳 青土社)
  • ハンナ・アレント『精神の生活』--(佐藤和夫訳・翻訳分担 岩波書店)

発言録 Edit