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原点からの化学シリーズ
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石川正明師の著作。 *概要 [#we109519] -テーマ別、分野別に分冊された石川正明師の集大成的本格派参考書。 --駿台文庫でここまで本格的なのは秋山仁師の数学、安藤達朗師の日本史くらいである(いずれも絶版)。 -元々は、伊藤和夫師の『ビジュアル英文解釈』、秋山仁師の『発見的教授法による数学シリーズ』と同じ「駿台レクチャー叢書」だったが、「駿台レクチャーシリーズ」をへの改称を経て、現在は「駿台受験シリーズ」に統合されている。 *特徴 [#l8d04519] -「原点からの化学」というタイトルで、ときには中学理科に戻って説明していると冒頭に書かれている通り、高校化学が未習の人が使うことを想定されている。 --それでも内容のレベルは高く、初心者には辛いものがあるかもしれない。 --『新・理系の化学』を初心者向けにリライトしたものなので、化学初心者・中級者にとっては『新・理系の化学』より遥かに読みやすい。逆に上級者にとっては冗長かも知れない。 --駿台全国模試で偏差値60(つまり普通の模試だと偏差値70)くらいは取れる人が使うべきとの声もある。それだけレベルの高い書籍といえる。とはいえ、初学者でも頑張れば食らいつけるものもあるのも事実ではある。 -内容は石川師が創始した駿台らしいアカデミックな化学で、ときには学習指導要領範囲外に踏み込み、丸暗記を徹底的に排除している。 --地方の受験生にとっては非常に心強い味方になる。化学で困ったら、一旦書店で立ち読みしてみるとよい。これほど解説が丁寧な化学の参考書は少なく、かなり唯一性が高い。 -「化学の計算」、「化学の理論」、「化学の発想法」、「無機化学」、「有機化学」の5分野が出版されている。 --『理論化学』では混成軌道、『有機化学』では電子論に触れている。 -化学という学問の性質や知識のまとめが説明される『化学の発想法』と計算問題を扱った『化学の計算』の二冊に化学全分野の最低限知っておくべきことは網羅されている。 --『化学の計算』は石川師が直接テキストを編集していた時代の夏期講習の「化学特講Ⅰ(計算問題)」を書籍化したもの。出版年が古いせいか、現在の化学特講Ⅰと比べるとレベルやクオリティはかなり落ちる。化学特講Iを取れる人は講習に出よう。%%かなりしんどいので覚悟は必要だが%% ---夏期講習の化学特講I(計算問題)はコロナ禍に入ってから田舎でもテキストが自宅に届いて受講できるようになったため、地方在住の受験生にとっての価値も若干落ちてしまった。が、あちらと章立てなどの構成は近いので、書店で下見に使うくらいのことはできる。 -『化学の理論』『無機化学』『有機化学』は「オーバーワーク」「趣味の領域」、「やるとネタは仕入れることができるが、直接、点にはつながらない」との声もある。時間、余裕が無い人や高度な内容に触れたくない人は注意。 --理論では、熱化学方程式、反応速度、平衡、結晶格子、化学基礎の構造関係の部分、気体、溶液を扱う。特に平衡、構造関係、気体部分のフォローが手厚い。 ---かなり基本的な部分から丁寧に説明しており、典型問題の解法もなかなかに載っている。原点シリーズにしては、扱うレベルは低めといえる。かなりの演繹的な解説が続くので厳しいが、頑張れば、1冊目にこれを使って基礎固めをすることもできる。さすがに効率を考えると、一旦教科書などを一通り見てからの方が良いだろうが。また、典型問題の丁寧な解説を求めて、そこだけ齧るのも良い。%%というか、セミナーや重要問題集なんかをやるくらいなら圧倒的にこっちをやった方がよい%% ---化学の計算と並んで、原点シリーズの中でもオススメ二大巨頭になることもある。実際どれをやるか迷ったら、一旦計算とこれをやるのが1番安全ではある。%%というか、この2冊でも負担はかなりあるので、下手に欲張らない方がいい場合も十分考えられる%% ---2023年春に、新課程に対応した改訂版が出た。現行課程版での誤植も減ったことだろう。また、表紙のデザインがインパクトのある自然現象の画像に変わっている。%%中高生の男子には堪らない、厨二心を擽るような感じである%% --無機化学では、化学基礎のモル計算周辺を除く全範囲と電池・電気分解も扱う。 ---反応式の立式が丁寧に網羅されており、金属イオンの分析手順や各元素などのまとめが秀逸なので、そこに特化した講義系参考書が欲しいならオススメである。知識系は東進の一問一答のような網羅度が高い教材で代替できるので、「どうせ無機の講義系を買うなら解説やまとめが丁寧なものを選ぶとよい、よって原点の無機化学がオススメ」と思う者もいる。逆に、「暗記した方が手っ取り早いしそれでいけそうだからいいや」と思って買わない者もいる。当然読むのには時間がかかるので、あまり時間をかけたくないならそれもよいだろう。 --夏期講習の化学特講II(無機化学)をこれで代替することも一応ある程度までは可能かもしれない。化学特講IIのテキストと構成が似ているからである。金銭面が厳しい方は是非とも購入をご検討されたし。 ---結局、最終的な判断は個々に委ねられるが、講義系参考書を買うなら候補には確実に上がるだろう。ちなみに、無機化学は結局暗記の要素が強いため、無機化学は原点だろうと初学者でも使える。 --有機化学では、高分子化合物も扱う。 ---原点シリーズでも最難関といわれており、高校範囲の逸脱度が最も高い。大学範囲にも首を突っ込んでいる。したがって、最も優先度は低いといえる。 -『化学の新研究』などと同様に辞書としても使える。%%というか、そもそも新研究なんぞと比べてはならない%% -それぞれに対応したオンデマンド・サテネット講座もある。 #embed(50)
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石川正明師の著作。 *概要 [#we109519] -テーマ別、分野別に分冊された石川正明師の集大成的本格派参考書。 --駿台文庫でここまで本格的なのは秋山仁師の数学、安藤達朗師の日本史くらいである(いずれも絶版)。 -元々は、伊藤和夫師の『ビジュアル英文解釈』、秋山仁師の『発見的教授法による数学シリーズ』と同じ「駿台レクチャー叢書」だったが、「駿台レクチャーシリーズ」をへの改称を経て、現在は「駿台受験シリーズ」に統合されている。 *特徴 [#l8d04519] -「原点からの化学」というタイトルで、ときには中学理科に戻って説明していると冒頭に書かれている通り、高校化学が未習の人が使うことを想定されている。 --それでも内容のレベルは高く、初心者には辛いものがあるかもしれない。 --『新・理系の化学』を初心者向けにリライトしたものなので、化学初心者・中級者にとっては『新・理系の化学』より遥かに読みやすい。逆に上級者にとっては冗長かも知れない。 --駿台全国模試で偏差値60(つまり普通の模試だと偏差値70)くらいは取れる人が使うべきとの声もある。それだけレベルの高い書籍といえる。とはいえ、初学者でも頑張れば食らいつけるものもあるのも事実ではある。 -内容は石川師が創始した駿台らしいアカデミックな化学で、ときには学習指導要領範囲外に踏み込み、丸暗記を徹底的に排除している。 --地方の受験生にとっては非常に心強い味方になる。化学で困ったら、一旦書店で立ち読みしてみるとよい。これほど解説が丁寧な化学の参考書は少なく、かなり唯一性が高い。 -「化学の計算」、「化学の理論」、「化学の発想法」、「無機化学」、「有機化学」の5分野が出版されている。 --『理論化学』では混成軌道、『有機化学』では電子論に触れている。 -化学という学問の性質や知識のまとめが説明される『化学の発想法』と計算問題を扱った『化学の計算』の二冊に化学全分野の最低限知っておくべきことは網羅されている。 --『化学の計算』は石川師が直接テキストを編集していた時代の夏期講習の「化学特講Ⅰ(計算問題)」を書籍化したもの。出版年が古いせいか、現在の化学特講Ⅰと比べるとレベルやクオリティはかなり落ちる。化学特講Iを取れる人は講習に出よう。%%かなりしんどいので覚悟は必要だが%% ---夏期講習の化学特講I(計算問題)はコロナ禍に入ってから田舎でもテキストが自宅に届いて受講できるようになったため、地方在住の受験生にとっての価値も若干落ちてしまった。が、あちらと章立てなどの構成は近いので、書店で下見に使うくらいのことはできる。 -『化学の理論』『無機化学』『有機化学』は「オーバーワーク」「趣味の領域」、「やるとネタは仕入れることができるが、直接、点にはつながらない」との声もある。時間、余裕が無い人や高度な内容に触れたくない人は注意。 --理論では、熱化学方程式、反応速度、平衡、結晶格子、化学基礎の構造関係の部分、気体、溶液を扱う。特に平衡、構造関係、気体部分のフォローが手厚い。 ---かなり基本的な部分から丁寧に説明しており、典型問題の解法もなかなかに載っている。原点シリーズにしては、扱うレベルは低めといえる。かなりの演繹的な解説が続くので厳しいが、頑張れば、1冊目にこれを使って基礎固めをすることもできる。さすがに効率を考えると、一旦教科書などを一通り見てからの方が良いだろうが。また、典型問題の丁寧な解説を求めて、そこだけ齧るのも良い。%%というか、セミナーや重要問題集なんかをやるくらいなら圧倒的にこっちをやった方がよい%% ---化学の計算と並んで、原点シリーズの中でもオススメ二大巨頭になることもある。実際どれをやるか迷ったら、一旦計算とこれをやるのが1番安全ではある。%%というか、この2冊でも負担はかなりあるので、下手に欲張らない方がいい場合も十分考えられる%% ---2023年春に、新課程に対応した改訂版が出た。現行課程版での誤植も減ったことだろう。また、表紙のデザインがインパクトのある自然現象の画像に変わっている。%%中高生の男子には堪らない、厨二心を擽るような感じである%% --無機化学では、化学基礎のモル計算周辺を除く全範囲と電池・電気分解も扱う。 ---反応式の立式が丁寧に網羅されており、金属イオンの分析手順や各元素などのまとめが秀逸なので、そこに特化した講義系参考書が欲しいならオススメである。知識系は東進の一問一答のような網羅度が高い教材で代替できるので、「どうせ無機の講義系を買うなら解説やまとめが丁寧なものを選ぶとよい、よって原点の無機化学がオススメ」と思う者もいる。逆に、「暗記した方が手っ取り早いしそれでいけそうだからいいや」と思って買わない者もいる。当然読むのには時間がかかるので、あまり時間をかけたくないならそれもよいだろう。 --夏期講習の化学特講II(無機化学)をこれで代替することも一応ある程度までは可能かもしれない。化学特講IIのテキストと構成が似ているからである。金銭面が厳しい方は是非とも購入をご検討されたし。 ---結局、最終的な判断は個々に委ねられるが、講義系参考書を買うなら候補には確実に上がるだろう。ちなみに、無機化学は結局暗記の要素が強いため、無機化学は原点だろうと初学者でも使える。 --有機化学では、高分子化合物も扱う。 ---原点シリーズでも最難関といわれており、高校範囲の逸脱度が最も高い。大学範囲にも首を突っ込んでいる。したがって、最も優先度は低いといえる。 -『化学の新研究』などと同様に辞書としても使える。%%というか、そもそも新研究なんぞと比べてはならない%% -それぞれに対応したオンデマンド・サテネット講座もある。 #embed(50)
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