大島保彦 のバックアップ(No.48)


【講師アンケート2016前期】
大島 保彦(おおしま やすひこ、1955年6月15日 - )は、駿台予備学校英語科講師。東大進学塾エミール英語科講師。駿台大宮校校長。翻訳家。

経歴 Edit

  • 群馬県立前橋高等学校卒業。
  • 駿台予備学校午前部にて浪人。
  • 東京大学文学部哲学科卒業。
  • 東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)満期退学。
    • 修士論文は『宗教比較の可能性-ニコラウス・クザーヌスの場合』。
  • 千葉大学、東海大学などで哲学の非常勤講師も勤めた。

授業 Edit

  • 授業の半分以上が良く言えば教養、悪く言えば雑談で構成される。本人も自覚しており、またそれが師のアイデンティティである。初めは彼の授業があまりに雑談が多いことに驚く者も多いが、1年間という長いスパンで見れば、基礎に重点を置き総合的に学生の英語力を高めようとする師の授業をうけることで、必ずや高度な英文読解力が身に着くことであろう。(講習会では雑談率は減る)
  • 講義で扱った英文に関することなら文学・芸術や英語以外の外国語・古典語の話題にまで飛ぶ分野横断的講義を行う。師の雑談はたんなる馬鹿話ではなく(たまに、他の講師のネタを話すがそれはそれで気休めになる)、生徒の知的好奇心を刺激し、学問への興味を喚起する、それ自体が大切な「授業」である。「今の話はわきみちのわきみちだったんですね。今からわきみちに戻ります。」
  • 板書はあまりきれいではないが、みにくくはない。そもそもあまり板書はしない。着席して授業したりすることも。板書代わりに例文などプラスαも豊富な、授業の要点がつまったしっかりしたプリントを配るのでなんの問題もない。
  • 登場した重要単語の語源を語るのに時間を割く。接頭辞や接尾辞、共通する意味などから生徒の語彙を増やそうとする。しばしば、そのまま雑談へと移行する。
  • 各種問題の解き方・考え方もきちんと教えてくれる。生徒目線でかなり参考になる。
    ただし、予備校教師にありがちな入試問題に対する自己の解法公式の「押し売り」(これで絶対解ける!みたいにいうこと)はしない。
  • 通期の最終講では泣けるほど心に強く響くお話をして下さる。
  • 衛星放送だとあがってるのかきちんとしようと変な力がはいるのか、少し魅力がおちるので、うけるなら生の授業の方が良い。本人曰く、「僕の意識としては、サテネットはきっちり結婚式、講習会はフォーマル、 読解Sはカジュアル、道しるべはパジャマです。」
    • サテネットの授業で、「これが分からない人は舌噛んで死ね」といったところその音声は削除され、ショックを受けたそう。
  • 顔を覚えてもらうと、授業の中で「いけにえ君」にされる。
  • 予習はシナリオ作り、授業は自分へのプレゼント、復習は試験中の自分へのプレゼント作りとしていて、常に先の事を考えて勉強するように指導する。
    • そのため、師が要求している予習、復習の水準はかなり高く、そしてその水準を満たしていないと、師の授業の価値を生かすことは難しい。「予習してないって?大丈夫です。みんなの『予習した』は僕の『予習してない』と一緒だから。」
  • 雑談は内輪ネタがおおいという意見もあるので、講習だけの受講者の場合は師の素晴らしさに気づけない人もいるかもしれない。師のよさは通常授業での連続した指導により発揮されると言えよう。

人物 Edit

  • 東京大学入学前、まだ自身が駿台生だった頃から多様な外国語に興味を持つ。授業中にも必要に応じてドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ギリシャ語、アラビア語、ペルシャ語、中国語、韓国語、エスペラント語、ラテン語等の知識を引用する。本人曰くかじったことのある言語は40以上に達するという。
  • 基本的に駿台予備校英語科の名で外部で何か行う場合は師が担当されることが多い。
  • 小林隆章師、雲幸一郎師、太庸吉師、勝田耕史師、坂井孝好師、福井紳一師、須藤良師、霜栄師など多数の同僚の駿台講師をよくモノマネなどでネタにする。仲がいいからできることである。
    • 特に山口紹師とはかなり仲が良く、よくネタにする。
      • 例えば、かつて模試の問題を作成した際、選択肢に(e)task というのを入れていたらしく、これについて「カッコイイ、タスク、なんて、いけない選択肢を作ってしまいました。反省します。」とおっしゃっていた。
    • 雲師、森師、霜師の一般名詞漢字1文字トリオは、説明の中でも良く登場する。
      • 例:「名詞にyを付けると~っぽいという形容詞になります。例えば、雲っぽいはcloudy、森っぽいはforesty、霜っぽいはfrostyですね。」
  • 恐らくこのwikiのネタを一番提供して下さっている師である
  • チョッキ(ベスト。魚釣りに行く時にきるような類のもの。)好きで、頻繁に着用している。
    • 須藤良師は「釣りバカのハマちゃんみたいな格好してるのに何ヵ国ももしゃべっちゃうんだから人は見かけによらないねー」とおっしゃっていた。
  • 知識量で言えば科目の枠を取っ払って、駿台講師の中でも1,2を争うほど。その知識量は授業中の雑談で主に展開される。
  • 奥さんは駿台の教え子であり、あるときとある電車内で声をかけられたのが始まりであったことが本人の口から語られている。この日は偶然違う車両に乗ったらしく、運命的な出来事だったとのこと。 50歳を過ぎて生まれた幼い子供もおり、おじいちゃんと間違われるのが悩みの種。
  • 愛犬はゴールデンレトリバーである。
  • ピアノの腕前も良いらしく、授業でも時折音楽について触れられる。
  • 関口存男ら優れた語学者を尊敬している。
  • 分野横断型の講義はさることながら、時折、特にリベラルアーツ重視の入試に有効な、構造主義的勉強論も強調する。ある一つの汎用的な思考システム、各教科を統一的に解釈するためのメタ視点、手法を提示する。
    • 具体例としては、化学・英語・古文の構文などの有機的なつながりを示唆、ないし列挙することが挙げられる。また、勉強はリンクをつくることでもある、とたこつぼ型の学習をしている受験生を頻繁に啓発する。
  • 本人いわく、自分が学生時代に英語で伸び悩んだ経験があるため、上智大学外国語学部英語学科を首席で卒業したとされる同僚(斎藤資晴師)のような、苦労をしなくても「出来て」しまった人とは違い、生徒のわからないところが自分にもわかるからだという。
  • 長文において、既知の内容が扱われていることが解ったら積極的に内容を先読みし、読解に詰まったときなどに推理をすることをすすめる。(文系の学生にとっての歴史、理系の学生の自然科学など)
    • これを「知識の密輸入」と称する。授業ではこれの失敗しやすいパターン等も紹介される。
  • 駿台の講師には多いことだが最近左翼的な発言が目立つ。
  • 引っ越しの時、本だけでトラック4台分になったらしい。(秋澤秀司師談、曰く「化け物」と。)
  • 高校生時代理系を選択していた大島師は浪人時に文転し、そこから1年で東大文科に入学した。
    • 一年間で東大世界史をやってのけたことに関し、渡辺幹雄師は大島師の事を度々賞賛する。そんな彼に対し親しみを込めて“素敵なハゲ頭”と呼んでいる。
  • 2006 年6月には JACET 関東支部大会の全体シンポジウム「なぜ英語力は低下したのか?」に参加している。

担当授業 Edit

講習に関しては、人気講師であり、東大コースのパンフレットにも掲載されるため、外部からの申し込みが多く、締切られるこも多い。

通期 Edit

夏期講習 Edit

冬期講習 Edit

直前講習 Edit

著作 Edit

学習参考書 Edit

  • 『とっても英文法』--(研究社 1997年12月) ISBN 4-327-45121-5
  • 英語長文問題集―文を超えて、文章を読む』--(駿台文庫 1998年1月) ISBN 4-7961-1028-3
  • 『合格へのカウントダウン20日間 英検2級最短攻略本』--(監修 学習研究社 2006年5月) ISBN 4-05-402945-0
  • 『合格へのカウントダウン20日間 英検準2級最短攻略本』--(監修 学習研究社 2006年5月) ISBN 4-05-402946-9
  • 『英米史で鍛える 英語リーディング』--(研究社 2010年7月) ISBN 4-327-45230-8

一般書 Edit

著訳書 Edit

  • ゲーリー・ズーカフ『踊る物理学者たち 』--(共訳 青土社)
  • ゲーリー・ズーカフ『カルマは踊る』--(共訳 青土社)
  • ハンナ・アレント『精神の生活』--(佐藤和夫訳・翻訳分担 岩波書店)