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24カ年徹底分析 テーマ別 東大世界史 論述問題集
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『テーマ別 東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2012年12月1日) 『テーマ別 東大世界史 論述問題集 <改訂版>―28カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2017年3月14日) *概要 [#nae6ab8f] -過去28年分(1989~2016年)の東大世界史の第1問大論述(450~600字)、第2問小論述(30~150字)を徹底的に研究しテーマごとに配列したもので、東大世界史に必要となる数世紀、全世界を見渡す視点を養いながら効率よく論述カを身につけることができる参考書である。 -執筆者は渡辺幹雄(第1問担当)、茂木誠(第2問担当)。 *特徴 [#x88c59dc] -1989年以降の第1問(大論述)と第2問(小論述)の東大過去問とその解答・解説が、テーマ別に再編成されたうえで掲載されている。 --なお、問題は一部編集されている。 --第3問は一切載っていないので注意。 --大論述に関しては青本よりも説明は簡潔にまとまっているが、その代わり知識的な説明は青本より薄めである。 --また、大論述、小論述ともに問題により解説の量はかなり差がある。 --大論述は駿台世界史科基準の加点ポイントに基づきながら解説されている。 -受験生の間で様々な感想がある。 -肯定的な意見は以下の通り。 --世界システム論が紹介されるなど、東大の求める視点を示している点では、他の東大過去問と比べて優れているといえる。 --赤本や他の会社が出している問題集の解答と比べることで知識の整理ができる。いろんな解答があったほうが学習がはかどるという意味ではこの参考書は有用。 --なんだかんだいって自己採点のできる論述問題集は少ないので、この本は有用である。 --赤本と違い、テーマ別にまとまっているので、これから東大対策を始めるひとには取っ掛かりやすい。 --現在では手に入らない青本の解答が手にはいるのは貴重である。 -否定的な意見は以下の通り。 --解説が簡潔であり、同書単体での自習は難しい。 --2006年以前の青本執筆者は大岡俊明師であるが、本書では全て削除されて書き換えられている。そのため師の解答例と比較して批判する声が一定数ある。 ---2006年以前の解答は、関西世界史科の中谷臣師に「著者たちが青本を執筆しなかった2006年以前のものは特にひどいものです。青本に良答があるにもかかわらず、それを無視して誤答を作成してしまった。」とブログで酷評されている。 ---駿台関西世界史科の重鎮・中谷臣師も「第1問の解答例が間違いだらけ」「''駿台・世界史科の氷河期''といっていい『作品』」とブログで痛烈に批判している。 --%%実際、解答は赤本の方がマシだと言う声も多い。%% -ただし、完璧な答案は問題作成者ですら作れない(たとえ公表しても確実になんらかの批判はされる)のであるから、さまざまな欠点を比べることは無意味である。Z会や河合、赤本などと本書を比べ、解答に共通する要素(はみずしまてはいけない部分)や考えを捕らえることが何よりも大切である。 --だれがやっても賛否両論がでるのは致し方ないところであり、いたずらに否定的な意見を妄信するのは考え物である。
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『テーマ別 東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2012年12月1日) 『テーマ別 東大世界史 論述問題集 <改訂版>―28カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2017年3月14日) *概要 [#nae6ab8f] -過去28年分(1989~2016年)の東大世界史の第1問大論述(450~600字)、第2問小論述(30~150字)を徹底的に研究しテーマごとに配列したもので、東大世界史に必要となる数世紀、全世界を見渡す視点を養いながら効率よく論述カを身につけることができる参考書である。 -執筆者は渡辺幹雄(第1問担当)、茂木誠(第2問担当)。 *特徴 [#x88c59dc] -1989年以降の第1問(大論述)と第2問(小論述)の東大過去問とその解答・解説が、テーマ別に再編成されたうえで掲載されている。 --なお、問題は一部編集されている。 --第3問は一切載っていないので注意。 --大論述に関しては青本よりも説明は簡潔にまとまっているが、その代わり知識的な説明は青本より薄めである。 --また、大論述、小論述ともに問題により解説の量はかなり差がある。 --大論述は駿台世界史科基準の加点ポイントに基づきながら解説されている。 -受験生の間で様々な感想がある。 -肯定的な意見は以下の通り。 --世界システム論が紹介されるなど、東大の求める視点を示している点では、他の東大過去問と比べて優れているといえる。 --赤本や他の会社が出している問題集の解答と比べることで知識の整理ができる。いろんな解答があったほうが学習がはかどるという意味ではこの参考書は有用。 --なんだかんだいって自己採点のできる論述問題集は少ないので、この本は有用である。 --赤本と違い、テーマ別にまとまっているので、これから東大対策を始めるひとには取っ掛かりやすい。 --現在では手に入らない青本の解答が手にはいるのは貴重である。 -否定的な意見は以下の通り。 --解説が簡潔であり、同書単体での自習は難しい。 --2006年以前の青本執筆者は大岡俊明師であるが、本書では全て削除されて書き換えられている。そのため師の解答例と比較して批判する声が一定数ある。 ---2006年以前の解答は、関西世界史科の中谷臣師に「著者たちが青本を執筆しなかった2006年以前のものは特にひどいものです。青本に良答があるにもかかわらず、それを無視して誤答を作成してしまった。」とブログで酷評されている。 ---駿台関西世界史科の重鎮・中谷臣師も「第1問の解答例が間違いだらけ」「''駿台・世界史科の氷河期''といっていい『作品』」とブログで痛烈に批判している。 --%%実際、解答は赤本の方がマシだと言う声も多い。%% -ただし、完璧な答案は問題作成者ですら作れない(たとえ公表しても確実になんらかの批判はされる)のであるから、さまざまな欠点を比べることは無意味である。Z会や河合、赤本などと本書を比べ、解答に共通する要素(はみずしまてはいけない部分)や考えを捕らえることが何よりも大切である。 --だれがやっても賛否両論がでるのは致し方ないところであり、いたずらに否定的な意見を妄信するのは考え物である。
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