塩沢一平 のバックアップの現在との差分(No.13)



塩沢一平(しおざわ いっぺい)は、駿台予備学校古文科講師。二松学舎大学教授。横浜校,藤沢校に出講。

塩沢一平(しおざわ いっぺい)は、駿台予備学校古文科講師。二松學舍大学教授。成城大学非常勤講師。横浜校に出講。

2023年度は、大学の国内研修のため研究に専念するためお休みするそうだ。

経歴 Edit

  • 東京大学大学院
  • 東京大学大学院博士課程修了・博士(文学)

授業 Edit

  • 授業は他の講師とは大きく異なり近い席の人同士でのディスカッション方式で行われ(師はこれを「視聴者参加型授業」と言っている)、ディスカッションの後幾つかのグループにディスカッションの結果を発表させる。
  • 生徒に「よござんすか?よござんすね?」と問いかけ、自らの頭を数回左右に振ってから授業は始まる。
  • 他の講師とは大きく異なり、近い席の人同士でのディスカッション方式で行われ、その後幾つかのグループに討論の結果を発表させるのが師の授業の最大の特徴である。
    • 師はこれを「視聴者参加型授業」と言っている。頭の中にあることを言語化して表現することを重視する。
      • 師の授業の雰囲気はかなりのアットホーム感に包まれる。
    • 分けたグループを「〇〇チーム」(代表者の苗字が入る)と呼ぶ。
  • 基本事項は師オリジナルのプリント(通称「丸ぺのプリント」)を使いプリント内での例文では男役は師をモデルにした「丸ぺ大納言」、女役は西野カナをモデルにした「カナ姫」を用いる。また、予習は必ずやってくるようにと仰っており、さらにはプリントの穴埋め、テキストの追加問題などを宿題として出す。
    • とはいえ、基本的には師の板書で進み、実際には1分程度の会話が数回あるくらいである。
      • 助動詞の「る」がなぜ下に打ち消しがつくと可能になるのかを考えさせたり、単なる暗記ではないことを考え表現することを重視するようだ。
  • やたら字が大きいので板書が見にくいということは決してない。そしてやたら赤チョークを使う。
    • 冬季講習の最終日では赤チョークを前列の生徒にプレゼントすることがある。
  • 問いから答えを出すのに必要な道筋、ポイントを考える比重が高い。
  • 基本事項は師オリジナルのプリント、通称「丸ぺのプリント」を用いて解説する。
    • プリント内での例文では男役は師をモデルにした「丸ぺ大納言」、女役は西野カナをモデルにした「カナ姫」を用いる。
      • 2019年からは、女優の北川景子をモデルにした「景子姫」に変わった。
    • 文法事項の暗記法・語呂合わせや練習問題などがびっしり掲載されている。古文の苦手な人はこの補題をやっておくと良いだろう。
  • 丁寧に品詞分解も行うが、文法事項はフランクに触れ、素直に暗記するよう促している。
    • 松井誠師のように細かく体系立てては教えない。
    • 文法問題の正答率はは平均7割だと示し、文法を使った解法を示す。
  • 専門でもある和歌に関してはかなり突っ込んで解説する。特に景物に関する知識は、実際のセンターに出てたものをあげ色々紹介する。
  • また、予習は必ずやってくるようにと仰っており、さらにはプリントの穴埋め、テキストの追加問題などを宿題として出す。
    • 宿題をやらずに授業に出ていることがわかると怒る。が、怒鳴ったりはせず、諭すように怒る。
  • 寝ている生徒がいれば必ず起こし「現世に戻れ」と仰る。
  • かなり好き嫌いがわかれる講師である。横浜校では、後期かなりの人数が授業を切っていた。
    • ただ切った生徒の多くが国立に合格していなかったのは事実。(ならば切らなかった生徒の国立の合格率と切った生徒の国立の合格率を明確に出して示してもらいたい)
    • この授業切ったから国立受からなかったってことは、ただ生徒の学力が全体的に低かったからとしか言いようがない。
  • ディスカッション参加の面倒さもあってか、かなり好き嫌いが分かれる講師である。授業を切っている生徒も見受けられる。
    • 授業を切って受かった者もいれば、ちゃんと授業に出て受かった者もいる。当然それらの逆もいる。結局のところどっちにしても自己責任である。
    • 大学のゼミを模したある意味アカデミックな授業ではあるので、合う人好きな人はどこまでも楽しめる。
    • 4月当初全く古文ができず、一年間師の授業を受けて質問等も積極的に行っていた理系コースの生徒がセンター古文満点を獲得している事実もある。なので全く出来ないという人は出た方が良いと思われる。
  • 「なむ」、「なん」を強調して言いがちである。「な〜ン」と言う。

担当授業 Edit

通期

直前Ⅰ期

出講無し

直前Ⅱ期

人物 Edit

  • 親しみやすい人物である。生徒には師を「塩沢さん」もしくは「一平さん」と呼ばせる。これは師自身のポリシーに基づく。
  • 添削などを出すと名前を覚えてくれる。
  • 大学での研究分野は「平安から現代までの歌」である。そのため和歌だけでなく最近のJ-POPなども研究対象となっており、よくライブに行く(あくまで"取材"として行くのであって決して"娯楽"などではない)。
    • 大学では経済系の分野の専門も持っているらしい。
  • とても親しみやすい人柄で、添削などを出すと名前を覚えてくれる。
    • 生徒には自分のことを「塩沢さん」もしくは「一平さん」と呼ばせる。これは師自身のポリシーに基づく。
  • 和製アル・パチーノといった感じのちょっとダンディなおじさん。髪をたくし上げる癖がある。
  • 上記にもある通り大学教授との兼任講師。
    • 大学での研究分野は「万葉集から現代までの歌」である。そのため和歌だけでなく最近のJ-POPなども研究対象となっており、頻繁にライブに足を運んでいる。
      • 新元号「令和」発表時には、その典拠の解説を幾つかのメディアから求められていた。
    • J-POP研究は手広くやるようで、かつては山崎まさよしや斉藤和義などの論評が月刊カドカワに掲載されていた。昨年は西野カナに関する論文を発表していた。
      • 最近は主に三浦大知を研究対象としている。
      • 師曰く、ライブに行くのは「遊び」ではないそう。
    • 最近、三浦大知に関する論文を発表したそうだ。「三浦大知のファン文化研究 : お花企画を中心として」https://ci.nii.ac.jp/naid/40022072700/
    • 三浦大知研究の第二弾を発表したという。「三浦大知のファン文化研究:おみや交換を中心として」https://ci.nii.ac.jp/naid/40022556892/
  • ダブルメジャーとして高等教育、大学アドミニストレーション研究も行っている。大学教育学会でも発表しているらしい。
  • 2020年、大学では当初の開講時期、4月にオンラインで授業を始めたことを、Twitterで述べている。
  • 板書時、右手で書いたり左手で書いたりする。いわゆる両利きである 。
  • 秋本吉徳師とは仲が良い。三輪純也師とも親しく、授業中に互いの名前が出てくる。また、宮下典雄師をジェントリー宮下と呼ぶ。
    • 「細かい文法は塩沢、お前がやるんやろ?って言われたけど逆らえないよね」
    • 秋本閥の一角らしく、古文Ⅱβの不備を訂正・補足することもある。「これじゃ教えたいポイントが伝わらない」とのこと。
  • 久山道彦師とも親しく、お互いの大学での話題で盛り上がるらしい。特に、師にとって久山師は「道導のような存在」とのこと。
    • なんでも博士号を取得するきっかけを作ってくれたのが久山師なんだそう。何度も博士号取得を勧められ、ずっと応援してくれたんだとか。

著書 Edit

学習参考書 Edit

一般書 Edit

  • 『万葉歌人 田辺福麻呂論』(笠間書院)

論文 Edit