村山正雄

Last-modified: Sat, 08 Dec 2018 11:52:03 JST (199d)
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村山正雄(むらやま まさお)は、元駿台予備学校世界史科講師。歴史家。

経歴 Edit

  • 東京大学文学部東洋史学科卒業。
  • 東京大学大学院修士課程修了。
  • 東京大学大学院博士課程修了。
  • 元東京外国語大学非常勤講師。
  • 元青山学院大学大学講師。

授業 Edit

  • 授業の始めに必ず生徒がハッとするような質問を投げかけながら授業を行う。
    • 以下に師自身が駿台80周年記念誌に寄稿した文章の中で具体例を挙げられていたので引用する。
      『最近(97年11月)日本とロシアの首脳が会談した「クラスノヤルクス」というシベリアの一都市がある。日本とロシアに介在する未解決の重要問題の一つは領土問題である。そして国境紛争、領土策定、という問題は古来世界史上の大きなテーマである。
      この機会に関連する事項を少し復習してみよう。そこで私は質問する。(ばあいによっては最前列にすわっている諸君の一人、仮にA君を指名する)とたんに教室がしーんとしずまりかえる、緊張が強制される所以。
      (1)中国がはじめてロシアに対して対等の立場で結んだ国境に関する条約名を言って下さい。(答、1689年ネルチンスク条約)次はB君に(2)その時のロシア皇帝は?(答、ピョトル大帝)中国の王朝名と皇帝は?(答、清/聖祖康熙帝)という具合にたたみかけるともう教室はそれこそ静かなることはやしの如し、である。ついでに「アイグン条約」と「北京条約」は?とういうようにロシアの東方進出のプロセスを少しまとめてみるわけである。こうしてある程度諸君との交流がすすんできた結果、わかったのは概して諸君の勉強は地域で言えば内陸アジア(中央アジア)、西アジアについて不足している。時間的には近現代、ことに現代史の部分に欠落がある。そこでそれを補強する意味で冬期講習15時間をこれに充当することにした。共同通信社に提携して最新の史料をもらって教材を作成したり、苦心しさが企画としてはよかったと思っている。』

人物 Edit

  • 1970年代の駿台を支えた知る人ぞ知る受験世界史業界の伝説的講師。
    • その存在はいまなお予備校講師に一定の影響を与えている。
  • 人柄も非常に良かったようで教え子の中に尊敬する者も多かった。
    • 更には社会人になっても講義が忘れられず、ノートを大事に保管し続ける者も多かったという。
    • 「あなたはカリスマ的教祖だよ、ここをやめて一派を開いたら」(神田孝夫師)
  • 研究者としては石上神宮七支刀の研究を行っていた。

著書 Edit

  • 『世界史ノート』(駿台文庫)
    • 現在は絶版となっているが名著として名高い。

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