小柴値一
Last-modified: Wed, 07 Dec 2022 00:56:04 JST (500d)
Top > 小柴値一
小柴値一(こしば ねいち)は、国文学者。元駿台予備学校古文科講師。元武蔵高等予備校講師。
経歴
- 元 旧制青山学院中学部教師(?)。
- 元 國學院大學講師。
- 元 和洋女子大学文家政学部国文学科教授。
- 和洋女子大学日本文学・文化学会編「和洋國文研究」通号16・17(1981-12)によると国文学科創設十五周年の1981年度に退官なされたようだ。
授業
- 「50字で書け」という問題に対して丁寧にマスを搔くので生徒は焦れったかったとか。
担当授業
- 国文・文法
- 昭和16年の「大学入試正解」(研究社)より。
人物
- 国文学者(専門は不明)。
- 國學院大学などでも大学教員として教鞭もとった。
- あの伝説の桑原岩雄師よりもさらに一世代上の講師(國學院の先輩?)。
- 戦前から出講し、94?歳でお亡くなりになるなるまで生涯現役を貫いた。
- 劇作家、演出家の岸井良衞氏(きしい よしえ、1908年(明治41年)3月21日 - 1983年(昭和58年)11月15日)に影響を与え、同氏は江戸文学に興味を持つようになった。
- 非常に酒好きだったらしく、二十歳の誕生日に日本酒を四枡空けたという。
発言録
- 「他の予備校の生徒は落ちるべくして落ちた。君たち駿台生は落ちるべからざるべくして落ちた。だから、来年は大丈夫。」
- 同時期に教鞭を執っていた武蔵高等予備校でも、駿台の教室と勘違いして同じことを言ってしまったらしい。
著作
- 『江戸小咄研究 頭註』(東治書院、1934年5月10日)
- 『雨月物語要解(文法解明叢書25)』(有精堂出版、1957年4月20日)
- 2010年11月16日にデジタル化されており、閲覧可能。
論文
- 小柴値一(1967)「西鶴の修行時代」, 和洋国文研究 (5), pp.67-79, 1967-06, 和洋女子大学国文学会.
- 小柴値一(1972)「滑稽本の成立(古稀記念講演)」, 和洋国文研究 (8), pp.1-5, 1972-03, 和洋女子大学国文学会.
- 小柴値一(1975)「白鳥先生を憶う (白鳥省吾先生追悼号)」, 和洋国文研究 (11), p8, 1975-10, 和洋女子大学国文学会.
- 小柴値一(1976)「『風流』について」, 和洋国文研究 (12), pp.1-6, 1976-11, 和洋女子大学国文学会.
ーー
Amazon