授業を切る

Last-modified: Tue, 21 Nov 2023 12:04:48 JST (149d)
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  • 「授業をサボる」の別称。
    • 「ブッチする」「消える」などとも言われる。
  • 体調不良や別の用事があるなどの理由による「授業を休む」とは別の概念。
  • 多くの生徒は「授業をサボる」と言わず(一種の自己正当化で)「授業を切る」と表現する。
  • 授業担当の講師が大きく影響し、後期になると切る生徒が多くなる。
  • 褒められた話ではないが、他の授業に潜るため、早く家に帰りたいからと不純な動機で切る人も少なくない。
  • 授業を切った生徒が、クラスメイトに「○○の授業切ってるよ」などという謎の自慢を始めたあたりから、少しずつ伝染していくように授業中の生徒数が減っていく。これぞ、「赤信号みんなで渡れば怖くない」理論である。
  • 今日は寝落ちしそうだから講師に怒られないように帰ろう、などという些細な理由で一度欠席するとその翌週からもサボり癖がついてしまう可能性が極めて高い。缶コーヒーを飲むなりして眠気対策をする事は可能である。最初に自分を甘やかさないのが大切である。
  • 先週の授業を休んでしまった上で録画も見ることもある。大半がこの理由である。
  • 授業の出席率は講師や担任の評定に関わるので、フロンティアホール等で摘発したり自習室の貸し出しを拒否したりすることもあるが、校舎・年度によって対応は大きく異なる。
    • 担任はよく「授業を切ってそれが原因で落ちたとしても責任を取れない」と言う。当然だがちゃんと授業に出て落ちても責任を取れない。良くも悪くも自己責任である。逆に取捨選択を強く勧める担任もいる。
    • クラス担任によっては教務室のモニターや廊下から授業の様子を監視・空席確認をし、SIカードで出席確認したか否かを見たうえで、授業を切った生徒を摘発することもある。
  • 因みに切る生徒よりも内職や睡眠をする生徒の方を嫌う講師がほとんどである。
  • そもそも親にお金を払わしておいて授業を切るのは如何なものかと唱える人もいる。
    • 逆に高いお金を払わせておいて切りたくなる授業をする駿台側もどうか、という傲慢で一般的な意見もある。
  • 自分の勉強時間の確保のため講師がイマイチな授業は切り、合格に必要な授業だけ出るようにと仰る講師もいる(講師自身も予備校経験がある場合が多い)。
  • ロングホームルームを切る人もいる。
    • クラスによってはLHRの時間を利用して小テストが行われるが、これを面倒くさがってLHRを切ったり、小テストが終わる時間を見計らって教室に入るような人もいる。
  • 切られやすい授業としては以下の傾向がある。
    • 在籍コースの中で比較的低難度の授業。
    • 1時限目の授業。
      • 寝坊、だるい、通勤ラッシュが嫌…など理由はさまざまなのだろうが、何故か2限から平然とした面持ちで教室に入ってくる人もいる。
    • 5時限目で終了の日の時の5時限目の授業。
      • つまり昼休みで帰るor自習室に籠る。
    • 受験に使わない科目の授業。
    • 欠席することに特別口出ししない講師の授業。
      • 講師の中には、欠席者の名前を逐一チェックする人もいる。
    • 同教科を担当する他講師の授業に比べてインパクトに欠けたり速効性が欠けていたりすると感じられてしまう授業。
      • 同教科を複数の授業に分け、それぞれ違う講師が担当することが多い駿台だからこそ、だろうか(このようなシステムを批判する講師もいる)。季節講習で受ける講師の選択肢が拡がり、一年間ついていきたいと思える講師も見つけやすいが、良講師ではあるが他講師と比較され相対的に地雷とされて授業を切られてしまう、という場合も少なくない。
      • アカデミックな授業を展開する講師が多い中、確かに一般に言う正統派な授業をする講師が埋もれてしまう感は否めない。
      • 駿台に入学すると、高校の授業とは違った面白さを得ることもでき、またそのような授業が映えるのも事実である。
    • どう考えても不当人事のように思われる講師の配当がなされている授業。
      • こればかりは個人差である。どうしようもないのである。
  • 開講後数週でまだ授業や講師の本質を理解していないうちに「面白くない」「ためにならなそう」等の理由で切る人もいる。
  • 気持ち悪い発言をする講師の授業は切られやすい。(飯塚敏夫師談)
    • 勉強は積み重ねであり、担当講師のスタンスを理解し、自分のものにするのにも時間がかかる。人にもよるが、少なくとも数週間で講師や授業の本質を見抜けるくらいなら苦労しないのである。教壇に立つ講師は教えるプロであるのだから、まずは授業に出席しよう。どうしても不向きだったら季節講習でその講師の授業を取らなければいいだけのことである。
      • 具体的には、夏が終わるまでは授業は切らずに喰らいつく方が良い。夏を越えたあたりから、合格に必要な実力が付いていると模試でわかる科目について、受けるかどうかを整理するとよい。とはいえ、整理した上でも、切る授業は1,2コマ程度に収まるのが普通である
  • 「あの師に怒られたorいつも怒るからイヤ…」という理由で切る人もいる。大体の講師は然るべき理由があって叱っているので、一度その理由を自分で考えてみよう。実際、クラス内で講師に怒られていない人がいるのも事実である。
    • 余程受け入れ難い理由で叱られた、授業に参加しても講師からの当たりが理不尽に強い、などのことがあればクラス担任や他講師に相談したり授業評価のアンケートにその旨を書いてみたりするとよいだろう。
  • 次の授業に備えて切った授業が終わるのを教室の外で待機していると、ホームルームなどで同じく授業が終わるのを待機している担任と鉢合わせることがあり微妙な空気になる。
    • マーク模試などでコンスタントに点が取れている教科のセンター対策授業などなら大抵の担任は理解を示してくれるが、模試で大した点も取れていないのに授業を切った場合などは、この上なく気まずい。
  • 大学生になるとほぼ全ての人が一度は行う。せめて駿台生の間はちょっと我慢しよう。
    • 俗に言う、「自主休講」ってやつである。大学の先生は面白いから、しない方がいいよ
  • 帰国子女のため英文法の授業を受ける必要がないからといった理由で英語系の授業を切る人も稀に見られる。このような理由は担任も理解を示してくれるため、事前に相談・報告してから切ろう。
  • 何より大事なのは試験本番で自身が切られないことであるのだから、何をするべきかは自分の良心に聞くべきである。
  • どの授業でも多かれ少なかれ得るものがある。もし切るなら、その時間に授業以上の密度の勉強をしよう。

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