阿部雄二
Last-modified: Sat, 25 Mar 2023 05:12:46 JST (370d)
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阿部雄二(あべ ゆうじ)は、元駿台予備学校数学科講師。2号館,町田校に出講していた。
経歴
- 1977年、東京大学大学院理学系研究科修士課程(数学専攻)修了。
- 修士論文「或る種の二重特性的方程式のCauchy問題について」(1976年度)
- 1980年、東京大学大学院理学系研究科博士課程(数学専攻)単位取得満期退学。
- 2017年度をもって駿台を退職。
授業
- 授業ではただ解答や考え方を示すのではなく、師のおっしゃるところの「心の動き」という実際に問題を解く際の精神論を交えた解説を行う。
- 師は数学の問題を解く際には経験に裏打ちされたある意味"勘"や"ひらめき"のようなものが必要だと考えているそうで、それらをスターウオーズに喩えてフォースと呼んでいた。
- 駿台の授業はそれらの「フォースを覚醒させる」素晴らしい授業であるとおっしゃっていた。
- 問題の背景を解説する際には高校数学の枠組みを超えて数学の奥深さを語ることがしばしばある。
- 季節講習では、長年「東工大数学」を担当していた。
担当講座
通期
- 数学X#
- 数学XH
- §4 お茶の水校(2号館)・ハイレベル国公立大理系/ハイレベル私立大理系(SP,SQ) 2017年度
- 数学研究SS
- 数学研究ST
- スーパー医系数学研究
講習
人物
- 駿台の中でも群を抜いてパンフレットの写真とは容貌が異なっており、山本義隆師と同様か、それ以上のご高齢に見える講師である。
- 関西の阿部茂師とよく混同される
が、向こうは人気講師である。 - 若手の頃は、「東大の数学科出の、若手のホープ」と、数学科の他の講師に言われていた。*1
- 東大数学科在籍時に、ゼミの教官から数学の難問を解くために性格悪くなれと言われ、カルチャーショックを受けたそうである。師曰く東大数学科の中でもトップクラスの人達は本当に性格が悪いことがあるらしい。なお、師は性格が悪くなりきれなかったとおっしゃっている。
- 高校3年の夏の間には当時の旺文社「全国数学入試問題集」を解き終えていたらしい。
- その中でも室蘭工業大学の入試問題はよく覚えているらしい。
- 「数学がわからないということがわからない。」とおっしゃっていた。
師にとっては数学がいちばん楽だということらしい。- 問題を解いている途中にふと、学生時代の話をしてくる。
- オチがどこであるのかわからないところがオチであると言われており、クラスからは回数を追うごとに彼が面白いと気づき始める生徒が多い。
- 板書の最中にチョークが折れ、そのチョークが彼の頭に当たるという事件が起こったが、彼は集中しているのかぼけていたのか何一つ反応を示さなかった。
- 真っ黒のズボンに真っ黒のミズノのポロシャツを着用している。
- 円を描くのがとてつもなく下手である。
- キメ顔をしてくる事が多々ある。
- 謎のなまりがある。
- 作家の立松和平風だった。
- 「おーーとっとっとーー」と言うことが多く、「おーとっとっとっとっとーーー」ともまれに発言する 。
- なぜか直線をひくために黒板消しを使用することがある。
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