角田和孝
Last-modified: Fri, 15 Dec 2023 15:04:16 JST (104d)
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角田和孝(かくた かずたか) は、駿台予備学校日本史科講師。1号館,大宮校,立川校,柏校に出講。
経歴
- 1955年生まれ。
- 専修大学文学部人文学科卒業。
- 史学コース。決めるセンター日本史B参照。
授業
- 個性やクセが強い駿台日本史科の中では比較的オーソドックスで史料に重点を置いた授業を展開する。
- 検定教科書に準拠しつつも、難関大で差がつくポイントは深く掘り下げて説明される。
- 進度はゆっくりであるため、前期と後期にそれぞれ1回ずつ補講を組む。しかし、早慶大日本史演習では各回30分以上延長することで補講は組まずに終わる。
- 私大系の講座を多く持っているが、論述指導の評判も高く、国・私問わず幅広い指導を行える講師の一人である(かつては、一橋大日本史を担当していた)。
- 村請制や金融恐慌、松方財政といった一橋における頻出論点を扱う際「一橋受験者は寝言で言えなきゃダメなんだからね。」とおっしゃる。
- 授業はプリントで進められる。しかし、2018年度より板書もするようになった(進度の関係でプリントも用いる)。
- 基本的に穴埋め式ではないが、アンダーラインやマーカーを引くように指示される。
- プリントはかなり細かく書かれている。また板書はとても少ない。
- そのため師の話した事をしっかりメモする事がポイントとなる。
- エピソードと称して話される内容は、テキストやプリントに記載されていない語句や系図を使って、出来事を繋ぐ因果関係など。他講師の中にはメモを取るように指示する人もいるが、師はされないので注意が必要。差がつくポイントほど口頭で説明される傾向にある。聞き漏らすこと無くメモをとろう。
- プリントの量は膨大である。通常の通史のプリントの他に駿台文庫の日本史史料集のコピー、各テーマ史などのプリントが配られる。
- テーマ史のプリントは初期の方で配られたものであっても終講まで使うので授業の際には必須である。
- かつて一橋大担当だっただけに社会経済史のテーマ史は特に充実している。
- プリントに書かれている用語は、その用語のレベルごとに字体を変えている。
- 私大クラスの場合は、
・センターレベルはゴシック体
・センター不出・私大レベルは楷書体
・教科書不記載だが私大で出題されたことがある用語は隷書体
で記されている。
- 私大クラスの場合は、
- 開講してすぐに設問形式別の対策として有効な大学(史料問題対策なら○○大学の問題みたいな感じでテーマ史、史料、用語力、正誤、図版、論述の6形式)とその問題例を配布し、以降も範囲ごとに取り組むべき(知識整理に有効、論述に使えるフレーズが設問文にあるetc)過去問を適宜配布してくれる。
- 授業では駿台の日本史史料集を使う。
- 通期では最初の授業で史料集を使用する旨をおっしゃる。
- 持っていないと授業理解に支障を来すので、もし持っていなければ購入必須。
- 持っていなくても毎回何枚かコピーを持ってきてくださることもある。
- また、開講から何週間か経つと論述指導もしてくださる。
- 論述の指導内容は日本史の知識はもちろん、設問文からどういう思考回路をして知識を取捨選択するかや、どんな言葉を使うか、どの様に文を繋ぐかなど国語的観点からの指導を徹底してやってくださる。
- 論述の姿勢を教えるのが終わると、東大・一橋大・京大と志望大学別にして論述指導を行ってくださる。東大の場合、師は塚原師の東大日本史25ヶ年を使って指導するため、大宮校の場合、通期で塚原師タイプと福井師の両方の論述指導を受けられる。
- 上記の通り、師は長らく一橋大日本史などの講習や、青本の執筆を担っていたため、一橋大の日本史には特に精通しておられる。そのため、一橋大志望者には、自身が作成し、以前の講習で使用していた、解説・分析・まとめが載った大量のプリントとともに、実践的なアドバイスをくださる。
- 授業中は、教材に沿って中学社会レベルから難関大レベルまで幅広い内容の質問を生徒全員に向ける。特に生徒を指したり回答を要求されることはないが、師が問いを投げかけた時の生徒の反応で生徒がその内容を予め理解・認識しているかを確かめているとのこと。
担当授業
通期
出講なし
- 日本文化史(古代・中世) (町田校、大宮校、柏校)
- 日本文化史(近世・近現代) (大宮校)
人物
- 病気や高齢のために出講数は少ないが、福井師と並ぶベテラン実力派講師。
- おそらく駿台日本史科講師陣のなかでもっともセンター試験を研究している。
- 教科書を見る時は索引から読んで、時には「しりとり」のように歴史項目を繋げてみるように仰る。
- 通期でも講習でも、かなり広い地域で講座を持っている。
- 過去問演習をするときに、東進の「大学入試問題 過去問データベース」を利用することを勧める。
- 基本的にYシャツ・スラックスといった格好で授業をするが、夏場は急に格好がラフになり、アロハシャツのようなものを着てくることもある。
- 雑談では頻繁に食べ物の話をする。
- 仲が良いのか、塚原師の参考書をよく推薦しておられる。
- 特に『日本史実力強化書』に関しては強く推しておられた。
- 「塚原さんの強化書は、持っておいた方が良いと思います」
- 特に『日本史実力強化書』に関しては強く推しておられた。
- 声の絶妙なソフトさは森本レオに似ている。
- 気象の研究のために南極大陸以外の大陸を全て渡り歩き、ヒマラヤ山脈やチベット高原に行き研究していたことをたまに話す。
- ただし、過去に何度も南極で研究したいことを上に話すが、却下されているため「駿台で働いて貯金して南極に行くし。」と仰せられている。
- 早大日本史の授業では、生徒が少ないため予習は師独自のプリントを使用しており、どこかしらの大学の過去問を拾ってきている。
- 記述問題の解答の時には「~読み点・まる」と仰せられ読み上げる。
- 授業中にはよく単語を使用したオヤジギャグがあるがウケは・・・・・。
- なので師は「あれ?僕の日本語が君達には難しかったかな?」と仰せられる。
- 2011年に一度脳梗塞で倒れられた。現在は回復しているらしいが、今でも若干呼吸が荒く、整っていないようにも感じられる(関連性の有無はわからない、単にマイクが近いだけなのかもしれない)。
- 元々は法学部志望で、予備校講師になることなど全く考えていなかったが、史学を学ぶうちに日本史講師を志すようになり、現在駿台の教壇に立っている。そのため、いつどのようなきっかけで一生を共にするものを得るかわからない、ということを話されることがある。
- 見た目が強面なので、学生の頃からその道の人だと思われることが多いらしい。笑ったら優しいおじさんである。ちなみに、師の父親は警察官だったらしい。またご先祖は八王子千人同心のメンバーであったそう。
- 教え子である田口康孝師は師のことを「組長」と呼んでいるが、それを聞いていた周りの先生も納得の表情だったとか。
- 学生時代に、一般参加枠でテレビ番組「クイズタイムショック」に出演したことがある(本人談)。
- 延長することを駿台の延長王になぞらえて"ふくいる"という。そして、よく"ふくいる"(もちろん延長の程度は到底及ばないが)。
著作
- 『きめる! センター日本史B(センター試験V BOOKS(6))』(学習研究社)
- 『演習編 きめる! センター日本史B(センター試験V BOOKS(7)』(学習研究社)
- 『きめる! センター日本史B(センター試験V BOOKS(9))』(学習研究社)
- 『演習編 きめる! センター日本史B(センター試験V BOOKS(9))』(学習研究社)
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