英文読解特講(発展編PartⅠ・Ⅱ)

Last-modified: Tue, 26 Dec 2023 03:36:39 JST (121d)
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竹岡広信のオリジナル映像講座
英文読解特講(発展編PartⅠ・Ⅱ)
-難関大学に怯まない読解の足腰を鍛える-

設置校舎 Edit

テキスト Edit

  • 発展編はとても難しい。ものすごく難しい。本当に難しい。そのくせ、とてつもなく量が多い。高卒生が1年間に駿台のテキストで読む英文量の何十倍もある。
    • 竹岡師自身も本講座に関しては難しい、と評するほど。師本人曰く「メチャクチャなテキスト」。
  • 受講にあたっては、相当な覚悟が必要。
    • 関西校の進路アドバイザー曰く、「趣味の領域」。
    • 竹岡師本人曰く、『アンチ駿台特講』(理由は後述の通り。)
  • Part1は2017年4月に、Part2は2018年7月に収録。Part1とPart2はレベルは同じだが扱う英文が異なる。
  • 前書きでは、駿台伝統の「構造分析」から「言い換え・対比」「ディスコースマーカー」まで、巷に溢れる読解法をボロカスにこれでもかも言わんばかりに批判し、多読の重要性を論じている。
    • 特に関東駿台では精読のデメリットに触れられる機会が少ないため、良いアンチテーゼになる。一読を推奨。以下に一部引用する。

      従来、「読解を授業として成立」させるためには「構造分析」や「言い換え、対比」「ディスコースマーカー」などの道具を用いて、「分かった気にさせる」ことでした。昭和の日本の英語教育の大半がこれをやってきました。ですから、現在のようなレベルになってしまったのだと思われます。(中略)実際英文を読んでみると、「構造分析」が必要な箇所などほとんどなく、語彙の力さえあれば読むことが可能です。そもそも「何かを伝えたい」ために書かれた英文に、「分析」しなければ意味がとれないような箇所がそれほど多く出てくるわけがありません。たとえ抽象的でよく理解できない箇所があったとしても、筆者はそれを様々な具体例(多くの場合、データや研究成果)を提示することで実証しようとします。(中略)とにかく数多くの英文を読んでいない人が「速く」読める訳もありません。高等学校の教科書を1冊読んでもせいぜい200ページくらいです。これでは英文を読む足腰を鍛えることなど無理でしょう。

  • 予習量が半端ないため講座までに早く文章を読みパラメモをするのが良い。
  • CDが付いているのでリスニング・ディクテーションの練習ができる。二次で難しいリスニングが出る東京大学、東京外国語大、早稲田教養学部、一橋大学を目指す人は取って損はない。
    東京外大・上智外国語英語を目指す人は必須。東京工業大学、京都大学、京都府立医科大学、自治医科大学などの長文の分量が多い大学志望の人にも良質な講座である。
  • やりきれば、多読が速度や要旨把握の力につながることが実感できるだろう。
  • PARTⅠ
    • 医科歯科大をはじめ東外大、早稲田など量・質共に難関な英文が4題×4日続く。主に関東の大学を想定しているようである。
  • PARTⅡ
    • 英語最難関大御三家 (京都府医、東京医歯、島根医大(現在は島根大学医学部))が中心。
      〈設問を考慮すれば、旧帝大以上〉
      とはいっても、早慶上智の割合もそれなりに高い。
    • 全国屈指の英語長文を扱うので竹岡師も気合いが入っている。
    • 医系英語でも毎年、同大学の英文を扱う。

授業 Edit

  • 英語が得意だと自負している学生にとっては何が足りないのかを知るに最適な講座だろう。夏期に受講すると秋以降の勉強の指針を与えてくれる。
    • 東京外大・上智外国語英語を目指す人は必須。長文の分量が多い大学志望の人にも良質な講座である。
    • 実はこの講座は私立医学部志望者にとっても有益である。順天堂、自治医大、慶應医学部など多くの私立医学部では短時間で大量の英語長文を読み進める事が求められる。この授業では細かい文字かつ3ページ以上にわたる「読む気が失せる」タイプの長文に大量に取り組むことで、それらへの抵抗を減らし、読むスピードと問題を正確に解くスピードを上げる事ができる。文字通り「読解の足腰を鍛える」事ができるので、英語を安定した得点源にしたい医学部受験生にもオススメできる。
  • 量・質共に難関な英文最難関の読解問題を4日で16題扱う。
  • 師はこの講座を通して量をこなすことで、方法論を学ぶだけでは決して得られない、直観力(曖昧さ)を得られると説いている。
  • 現役生は理科や社会に時間を費やすべきかもしれない。高卒生は春期、あるいは夏期の受講がよいだろう。

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