秋本吉徳

Last-modified: Thu, 23 Mar 2017 21:29:35 JST (35d)

秋本 吉徳(あきもと よしのり、1947年 - )は、駿台予備学校古文科講師。日本文学研究者、清泉女子大学文学部日本語日本文学科教授。1号館2号館横浜校に出講。

経歴 Edit

  • 武蔵中学・高等学校卒業。
  • 京都大学工学部中退。
  • 静岡大学人文学部卒業。
  • 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻修士課程修了。

授業 Edit

  • 関谷師とならぶ駿台古文科の重鎮。授業内容は対照的。
  • 文学史などの古文常識をふまえて、接続助詞や敬語に注目しつつ、本文の内容をおっていくことを主眼としたハイレベルな授業を展開する。
    • 文章を読む姿勢は英語講師の大島師に近いものがある。
  • 時に授業が高度といわれるのは、文法にあまり時間をさかないからだろう。関谷師のような、文法を1から10まで体系的に、順を追って説明するようなタイプではないと思う。
    • 無闇に品詞分解を行うこと、ただ丁寧にゆっくり読むことには否定的である。
    • 完壁ではなくても一応一通り文法や単語は学習した生徒や、文法を重視するタイプの講師と並行受講できる環境にある生徒が受講するのに適してると思う。
  • ただし、説明にあまり時間を割かないだけで、現代語訳や解釈の際は徹底的な文法理解を求める。
    • このとき、青本などの模範解答を参照しながら時に不備や誤訳を指摘することもある。
  • 辞書を最重要視している。また、便覧も重視しており古典常識や文学史のために使うように推奨する。
    • 一方、市販の単語帳や文法書などに対して否定的である。
  • 板書はとても綺麗で、内容もかなりまとまっている。
    • ただし、板書は早い上に口頭説明ですませる部分も多いので聞き逃しなどに注意。情報量の多い授業である。
    • しかも板書は話が脱線した部分も分けずにそのまま続けて書き、そのあとでその部分だけを消してから続きを書くことがある。
  • ごく稀に生徒を当てる。
  • 現代語訳の添削を受け付けている。
    • 本文、現代語訳、本文・・・というように書いていき、本文にどうしてそこに補いをしたのかという根拠を添えて主語などの補いを徹底的に行い、現代語訳にもその補いを反映させるのがルールである。
      • 本文はまずテキスト通りに書き、その本文に補いを横から追加して書くやり方でやるとよい。
    • 悪いところには×印がついて添削が返ってくるが、×印が重なれば重なるほど、ひどいミスであるということである。
      • 2重に×印が重なっているところはひどいところで3重に×印が重なっているところは代ゼミ以下の最悪のミスであるという。もしそれらが添削用紙にあるならば、すぐに用紙を持って師の元へ来るよう言っている。
    • 1単元丸ごと出したいのであれば、ホッチキスでとめて何枚でも出してもよい。
    • 高卒クラスでペアを組んでいることもある松井誠師のものとは全く異質なものであるため、同時に受けている人は同じように書かないよう注意しよう。
  • 関東の京大対策講座はほぼ秋本師が担当。長年担当している。
    • 京大講座は本来関西駿台が教材作成を担当するが、古文のみ関西の教材を使わず秋本が作成している。
    • 横浜校では京都大学への道という特別授業の古文科を担当している。
  • 青本の古文の解答(上野一孝師)に対しては否定的である。
    • 「英語は5人、数学は雲と小林の2人で作って(恐らく雲くんが解くんでしょうが)いるのにどうして古文は1人に任せるのか?それにその人が信頼できないんですよ~この前の東大添削を作ったのも彼ですが間違えていたでしょ」とおっしゃっていた。解答欄がかなり余っているのに主語や目的語を補わないのは信じられないらしい。
    • 以前は、青本の解答は関谷師と2人で教室の端に座り、実際に解いた後2人で見比べ、「秋本、ここ違うよ~」と2人+監修1人体制で作成していたらしい。
    • 関谷師のことをぼろくそに言っていた時期もあるので、たぶん口が悪いだけなのだと思われる。自分の勤務する大学で上野師に短歌の授業をうけもってもらったりもしてる。
  • センターに関しては速読速解の重要性を説き古文Ⅱβの駿台の扱いを批判している。
    • 「センターの古文は10分、少なくとも15分で解かなきゃいけないんや。だから、あんなにセンターの過去問が載ってるなら1課を50分で解説し終わらなけゃいけない。なのに何で解説に何週もかかるんかなあ。あんなのセンター対策にないわ。それが駿台の悪い所やな。」という発言をしていた。
  • お茶の水校では東大コースの講義を持たない。東大コースのある3号館の閉塞感がきらいらしい。
    • もっとも、昔、内職をしていた生徒を机ごと蹴り倒してから担当がないという噂もある。
      • 生徒に直接謝った経験も1度ではないらしい。
  • 以前は、駿台京都校夏期講習冬期講習古文特講の講義を担当していた。
  • かつて、池袋校の東大文系スーパー、東大理系スーパーの古文Ⅰを担当していたことがある。

担当授業 Edit

通期

人物 Edit

  • 駿台では最古参講師の一人。
    • 唯一呼び捨てにできるのは物理科の山本義隆師だけである。「おい、秋本!」と呼んで席を譲るらしい。
    • ほとんどのベテラン講師とは交流がある。
    • 現代文科の二戸師と仲が良い。以前は現古融合文の直前講習を2人で教壇に立って教えていたらしい。
      • 二戸師が寝坊か二日酔いでこなかったため秋本師が結局現代文部分を解説したというエピソードで有名。
  • 奈良県の出身。関西弁で話す。
  • 大学教授を兼任している。大学での専門は上代文学、特に上代の散文・風土記。
    • 兼任している大学がキリスト教系の大学であるにも関わらず、キリスト教を批判した内容を大学の講義で言ったところ、罷免されそうになったという。
  • 元々は寺社建築に興味があって京都大学工学部建築学科に在籍し、そこから文転し、最終的には東大院をでるという異色の経歴の持ち主。
  • 大学院時代に角川にて辞書編纂のアルバイトをしたらしい。本人曰く「三浦しをんの『舟を編む』そのもの」の仕事だった。
    • その際「をかし」の担当となり用例採集を行なったが、余りにも意味が多岐に渡るので基本的なものだけ記し『「をかし」は文によって意味が異なるので例を踏まえた上で読者自身で考えて欲しい』と注をつけ放棄したところ、注がそのまま掲載されて愕然としたらしい。
    • 更に師の友人がその注を気に入って別の単語にも記載。辞書なのに自分で意味を考えさせる辞書としてそこそこ売れたんだとか。現在は全国の高校教員からのクレームを受けて改訂されてしまった。
  • 口ひげをはやしており、通勤時は黒いサングラスを着用することもある。
    • その風貌からか電車の中でヤクザに間違われたことがあり頻繁にネタにする。
  • 関西人らしいきさくだがアクの強い人物である。毒のあるきわどい冗談も多い。
    • 特に花札の話が出てきた時はジョークがマシンガンのように飛んでくる。
    • 師が通っていた当時の東大は女子のレベルが低く後ろ姿から女だとわからないやつが多かった、とかいいだしたりする。
    • 関西人らしく大の阪神タイガースのファン。
      • 阪神が負けるとそのことを翌日の授業のネタにすることも。(阪神が負けた翌日に質問に行くと少しだけ機嫌が悪いこともある。その時に「死ね」と言われたら前日に阪神が負けたのだと思っておこう。)
      • なお、ベイスターズファンとの取っ組み合いのケンカが全国ネットに晒されたことがあると本人は言う。
      • 巨人が負けると最も機嫌がいいらしい。
    • かつて入試問題の作成をした際に、マーク式であったため面白半分ですべての解答を「1」に揃えたところ主任に「こんなに意地の悪い問題はありえない」と言われたらしい。
      • それを受けて翌年は解答を「1.2.3.4…」としてみたところまたもや主任に苦い顔をされたそうだ。
    • もちろん根は真面目な人で、生徒にもボケカス・死ねなどといいつつ親身になって接してくれる。
  • 代ゼミと青山学院のことをよくネタにしている。小馬鹿にした発言をよくする。
    • (例1)青学だに入らばや
    • (例2)「今年のセンターで満点取れなかったなら人じゃない!30切ったなら代ゼミ!」「難しい問題が出ても大丈夫!代ゼミもいる!(冬期直前講習)」
      • この、助動詞「だに」の説明の際に使われる例文である『青学だに入らばや』であるが、青山をもちだすのは師が学生時代に東京に出てきて好きになった女性が青学の学生だったかららしい。ネタにするのもここからきているようだ。
  • オンデマンド授業開始初期に授業を担当していた。
    • 目の前に生徒がいないので現場にいる人たちを笑わせたりしているうちに、収録内容のほとんどが代ゼミの誹謗中傷になったため辞めさせられたと、冗談でいっている。
  • 授業のない空き時間に頻繁に外出するため、質問したくても講師室にいないことがある。
  • オーロラ輝子の大ファンといっていた時期もある(朝ドラにオーロラ輝子が出てた時代の発言)
  • 国立大学になにかしらのこだわりがあるようである。

編著書 Edit

  • (斎部広成・伴信友・安田尚道) 『古語拾遺 (新撰日本古典文庫 4) 』(現代思潮社、 1976年)
  • 『風土記 全訳注 1 (講談社学術文庫)』(講談社、 1979年)(1)
  • (久松潜一 監修)『賀茂真淵全集 第26巻』(続群書類従完成会、 1981年)
  • 『出雲国風土記諸本集』(編)(勉誠社、1984年)[1]
  • 『常陸国風土記: 全訳注(講談社学術文庫)』(講談社、2001年) ISBN 4061595180 (1)の改題

寄稿 Edit

  • 「古文を自分のものにする学習法」 宮崎尊 『モリモリ勇気の出る受験勉強の集中講義』 (草思社、1990年、pp.168-175.)
  • 「広場(エッセイ)」 『駿台フォーラム』第15号
  • 「大学と高校のはざまで」 特集「教育変革と新しい予備校像」 『駿台フォーラム』第19号