石川峻
Last-modified: Tue, 28 Mar 2017 20:42:19 JST (391d)
石川峻(いしかわしゅん)は、元駿台予備学校化学科講師。
主にお茶の水校に出講していた。
授業 
- 90年代は石川姓のため石川正明師と混同する学生が絶えなかった。
- 石川正明師とは正反対の、暗記中心の演習量重視の授業方針だった(もちろん、理解も大事にはしていた)。2017年現在も市販されている駿台受験シリーズの「有機化学演習」や「有機化学の暗記帳」は師の方針を表したものと言える。
- 90年代には三國小倉の二巨頭の影に隠れていたが、間違いなく関東駿台化学を代表する講師だった。
- 何本ものチョークを用いて複雑な化学知識を系統的に整理する。カラフルで分かりやすく頭に残りやすい。
- 化学に関する雑談も合間にしてくれる。
- 歳の割にはハキハキと喋るため聴き取りにくいことは無い。
お年の割にと言っては失礼だが長身で体力があった講師。
年下の小倉勝幸師や三國均師がしばしば体調を崩すことがあったが
石川峻師はそのようなことはなかった。
質問対応もよかった。 - 暗記重視の教授法のため、当時関東でも台頭し始めた石川正明信者や比例計算の小倉信者からの評価は著しく低かった。
- とはいえ、90年代初頭まで講習会の石川峻師担当の講座はすべて締め切られていた。
- 筆者の主観では、医学部以外の旧帝理系ならば石川峻のやり方でも問題無い。知識を系統的に整理してくれるため、応用が効きやすい。
- 主に3号館の東大理系スーパーコースのSⅠ(有機など)と特設単科 化学 石川峻講座(全盛期は月、水、土の週3日)を担当していた。
担当授業 
- 夏期講習の「有機化学特講」(冬期も)、「無機化学特講」を担当。
- 石川師のオリジナル講座で人気講座。
人物 
- 大学にも所属していた。
著作 
学習参考書 
- 『必修化学 上(駿台受験シリーズ) 』*2017年現在、廃版
- 『必修化学 下(駿台受験シリーズ) 』*2017年現在、廃版
- 『有機化学演習(駿台受験シリーズ)』
- 『有機化学の暗記帳(駿台受験シリーズ)』