東大日本史

Last-modified: Thu, 08 Jun 2017 17:02:50 JST (17d)
夏期、冬期の東大日本史と、直前II期の「東大プレ日本史演習」は授業の進み方は基本的に同じのため、同項に併せて記載する。
  • テキスト作成者は福井紳一
  • 夏期講習では第1問と第2問(古代〜中世)、冬期講習では第3問と第4問(近世〜近現代)を扱う。
  • 東大の過去問や東大実戦模試の過去問、合わせて30題弱がテキストに掲載されている。比率としては圧倒的に東大実戦模試の過去問が多い。
  • 直前プレでは30数題の東大実戦の過去問を扱う。直前の講座としては予習の量がハンパないので、取る際には十分予習の計画を練ること。前年度との問題の差し替えはほぼない上、分野の偏りも大きいため、予想問題というよりは典型問題で知識の確認をするという意味合いが大きいかもしれない。
  • 直前プレのパンフレットにはテスト演習ありとなっているが、テキストの2日間の予定ではすべて講義となっている。
  • ただ問題を解きたいという人は進学情報ルームにいって、過去の「実戦模試演習東京大学への地理歴史」を読んだり写真に撮ったりするとよい。この教材の問題、解説のほとんどは実戦模試演習東京大学への日本史から抜粋されている。
  • 夏期、冬期を連続受講することで全範囲を網羅できる。直前期は全範囲を東大実戦の過去問を中心に練習していく。よって、3つすべてとらないなら直前期だけでもいい。
  • 特に(国立は)東大一本という人は福井師でとると得るものがおおい。逆に、早慶などの私立を検討している人はさまざまな大学の論述を検討する須藤師でもいいだろう。(東大に絞らないならば塚原師の日本史論述のほうがいい。また塚原師や学研の野島氏の論述の方針が好きなら東大志望でも日本史論述の方が良いだろう。)
  • 福井師は延長が激しく、左寄りで受験に関係のない話が多い、須藤師は授業態度に関する押し付けが余りに激しいことなど、どちらも反対意見は強い。しかし、開示を見ると二人とも50点越えの学生を毎年複数輩出しており、どちらかがおかしい・正しいとは言い切れない。好きな方を選べばそれでよい。

福井紳一師講座 Edit

  • 授業でテキストに掲載の全問を解説する。(故に激しい延長の覚悟が必要)ただし、知識整理にとてもよい
  • 東大受験生が見落としがちなポイントなどは、追加のプリントを配布した上で解説が行われる。
  • 他の師の授業と同様に板書をせず師の発言を、テキストや採点基準のプリントなどに、メモを取るスタイルである。
  • 夏期講習冬期講習には、師が問題を解説したあと、予習を生徒で交換し採点しあい、議論を行う時間がある。
    • このスタイルは後に開講される駿台初のアクティブラーニング講座、現代文解答力の開発AL講座と同じである。この点で実質的な駿台初のアクティブラーニング講座と言えるだろう。
  • そのため、予習は必須である。予習しないと他人に迷惑がかかるし受講の意味もなくなる。
  • 詰め込み中心の須藤師と比べ、相互採点を行う師のスタイルは生徒自身による「気づき」を大切にした授業といえる。
  • 直前の東大プレ日本史演習では交換採点は行わず、怒涛の勢いで解説を聞くことになる(全問の採点基準は配布される)
  • 福井師の授業では、東大入試実戦模試の採点講評や駿台文庫の『日本史 論述研究 -実戦と分析-』にあるような(福井師の考える)採点基準が配布されるので、復習が捗る。
  • ただし、この採点基準はあくまで駿台の考えているものであるので注意。とある東大教授によると駿台の解答基準ほど厳密には採点は行わないとのこと
  • 師はあまり公表していないが、2015年度の東大入試においては4問中2問を的中させ模範解答を写せば半分は満点が取れた様である。(と福井師はおっしゃっている。)
  • ただ、論理の丸暗記は悪であるとの考えから、的中には意味がないとの考えを持っており、某予備校の様に的中をした事を大々的に公表していない。ただし青本の解説には書かれている。
  • 塚原師や学研の野島師の論述の方針が好きなら、授業の進み方、論述の方針が合わないかもしれない。(その場合は塚原師の日本史論述をおすすめする。)
  • オンデマンドの場合はただ福井師が解説するのみになってしまい、あまり意味がない。受講するならこの講座はライブで。
  • ただし、直前講座東大プレ日本史演習のだけは別。ライブでも解説のみなので、たいして内容は変わらなくなる。映像なら延長はないので直前では映像を。

須藤公博師講座 Edit

  • 普段私立系を教えることの多い師だが、本講座を勝負講座の1つと位置付けている。
  • 添削は予め約束すれば快くしてくれるが、約束せずに行くと授業準備の忙しさから断られる。校内生でないと相手にされないので、講習のみ受講する人は福井師のほういいだろう。
    • ただ、授業の進め方が、知識面の補充と青本や模範解答の添削で構成されているため、わざわざ行かなくても授業内で指摘された点を意識すれば事足りる。
  • テキストに追加して、ほぼ同量の、東京大学、一橋大学、大阪大学、京都大学、筑波大学の問題が配布され、それらも解説される。
    • 東大実戦の出来およびテキストのできに懐疑的であるため、本物の入試問題で、同じテーマを学ぼうという考えのもとである。(当然だが、東大実戦の中にも出題者の研究テーマを踏まえた良問があり、そのときは素直に褒め、丁寧に解説する。)
    • ただ、同じ時間で倍の問題量を扱うことになるので全体として福井師と比べ内容が薄い印象。(問題をたくさんあびる授業)
  • 「論述の答案は、読めば問いが分かるものが一番良い」という信念で行われる。
    • そのため、本郷恵子教授のインタビューを参照しながら、知識の羅列を答案だと思い込んでいる受験生や出版物を批判し、東大の指定に沿って歴史を再構築する事を求める。
  • 東京大学の設問条件に従うことを強調しているため、その前提として独自の受講ルール(ペンは両手に持ち、メモを取る)を非常に強調する(因果関係が意味不明)。浪人生の通期授業はもちろん、他の講習より厳しい。(よく怒鳴る)
    • ただし、本当に東京大学がそのレベルを求めているかは分からない。ただ、その方が安全に試験場に生徒を送り出せるだろうという師の考えに依る。
    • そのため、怒られるのが嫌だ、不快な思いをしたくないという人は、福井師でとったほうがいい。
  • 東京大学教授の著書の抜粋が配られる。また、師は自分で解釈した東京大学教授の著作物の史観に沿って授業を行うため、師の思考回路に近い形で問題を見ることができる。
    • 当然東京大学は著作物を読んでくることは求めていない。しかし、試験時間が非常にシビアな大学である以上、お金をとって解説するからには、可能な限り準備に協力しようという考えのもとである。
    • 早慶とは別な細やかな知識や歴史的論理の理解を解説され、無駄に思えるかもしれないが、東大教授の本の内容しか話してないので、ちゃんと聞くと知的に面白い。
  • 過去には直前講習で出題が予想される教員別に予想問題が配られたりしたが、悉く外した。
  • 齋藤勝師いわく、「知識の詰め込みを重視する彼が東大日本史を持っていることが理解できない。東大の日本史はある程度の知識の中から情報をそぎ落とす訓練が必要なのに彼のやっているのは真逆だ。」とのこと
    • 須藤師ではなく、エミールと高3スーパーα日本史という現役最上位クラスを担当している今西晶子師に担当してもらいたいとの声も聴かれる
    • とは言え、東大実戦では与えられた初見の資料を抽象化するタイプの問題は少ないが、須藤師はこのタイプの問題も作るので有益と言える。