東大地理

Last-modified: Sat, 20 May 2023 14:39:15 JST (341d)
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設置校舎 Edit

監修講師(テキスト作成者) Edit

テキスト Edit

Ⅰ.入試問題の特徴
Ⅱ.東大入試問題と再現答案
Ⅲ.演習問題

  • 演習問題は、夏期の時点では学習途上であることに留意して、分野が制限されている。出典は東大と東大実戦の過去問

授業 Edit

  • 阿部師曰く、京大を受験するならば、地理論述より東大地理を受講するべき。ただ一橋や筑波は地理論述の方が良いだろうということであった。
    • 早稲田の教育や慶応の商を地理受験する生徒もこの講座のほうが適しているとのこと。

担当講師 Edit

阿部恵伯
お茶の水校を担当。

  • 2016年度より宇野師が担当入りするまで人気No.1であった。
  • テキスト監修者であり、編集意図が最もよくわかる講義を展開する。
  • あまりテキストから逸脱した内容等を扱うことはなく、あくまで講義問題の解説に注力するため、進行は早い。
  • 問の本質を外さず、極めて明快な解答を提示するスタイルのため、あまり詳細な知識を要求しない。
    • このスタイルを誤解して「もっと知識を増やさなくてもいいの?」という初学者や「解答があっさりしすぎだ」という上級者もいる。
  • 「既知の現象から知らない現象の理由を類推する」スタイルで、高等学校の一般的な知識偏重の地理講義とは一線を画したような授業展開をなさる。
    • 故に解答は真似しやすく、地理的思考力を高めるには最もおすすめ。初学者から上級者まで万人にお勧めできる。

井上宏昭
横浜校を担当。

  • 浪人生以外にはあまり知られていないうえ、東大文系クラスの担当が他の2師より少ないため、締め切りとなることはない。2018年度の受講者数は50人程。
  • 模範解答に配点をつけたプリントを配る。
  • 受講経験者は誰しもが、他の講師からは聞けない地理の「詳細な知識」を伝授する講義に満足する。
  • 講義問題で出てきた分野に関しては、一旦基本から応用まで全面展開し、他の問題でも使えるように解説する。
    • 故に進行は遅めである(1問に1コマ以上かけて解説する)。
    • 4日目はかなり駆け足になり、問題の答えについては模範解答に少しコメントをする程度になるが、その問題のテーマについてはしっかり板書して解説していく。
  • 他の2人にくらべ知識の講義が多い印象だが、流行りの「詰め込み型」ではなく、徹底した現象の理由説明を伴うため、教科書では「あまり深追いすると難しいからあっさりとしか触れられていない」ような内容も、師の講義をうけた受講生は不思議と理解してしまう(師は地理講師にしては珍しい理系地理出身である)。
    • 特に、受験生が苦手としやすい自然地理分野に関しての講義は逸品だと言えよう。
  • しかし、前述のとおり、「地理」の理解を深める講義であるため、東大に特化した講義は少ない(傾向などを扱う時間が他の2師より短い)ので、そのような講義を求める受講生は再考されたい。

宇野仙
お茶の水校を担当。

  • 2016年度より担当。途端に受講者数は100人を超える人気ぶりである。
  • 師は「多面的な解答」の作成にこだわるため、例えば一見自然地理だけの問題に見えるようなものでも、社会地理、人文地理からのアプローチを添える柔軟さをみせるなど、上の2人とは若干スタンスの違いがある。
    • 師の著書からも分かるように、これが、地理の論述を学ぶ上で最も大事なことであるそう。
      • そして、簡潔でかつ適切な説明を求める東大の地理においてはこのことが最も求められるとしている。
  • それ故、どちらかといえば上級者向けの講義とも言えよう。
  • 進行のスピードは平均的。
  • 補助プリント集が配布され、講義問題の類題や、師のオリジナル問題などが収録されている。
  • テキストの公式解答に意見を述べることが多く、公式解答例を補うために「どこがどう足りないのか」を踏まえた解答ポイントを板書する。故に師の要求する満点答案は、作成難易度の高い、より綿密なものである。
  • ある程度地理に自信があるような生徒で、「どうもいつも同じような切り口でしか解答の作成ができない」といった生徒に強くお勧めできる。
  • 師はセンター系の授業でも人気を博しており、初学者向けの講義にも定評があるが、本講座は「東大地理」であり、夏までに求められる(最低でも系統地理分野)内容が学習済みでないと、その良さを実感することは難しい。

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