東大世界史/夏期講習
Last-modified: Mon, 13 Feb 2023 18:28:46 JST (435d)
設置校舎
特徴
- 東大の傾向の分析をしながら過去問で演習する講座。
- かつては大岡俊明師の超人気講習であった。
- 駿台は知識を問題に合わせ積み重ねることで論述を解く授業を行い、河合塾は知識を問題に合わせそぎ落とす論述の授業を行うと言われる。
- 実際に、世界システム論が紹介されるなど東大の求める視点を示している点は高く評価されている。
- 大岡師時代の青本を用いた独学を勧める声も根強い。
- 大岡師の解答は、「東大入試詳解シリーズ」には収録されておらず、入手しにくい状況になっている。
- 但し、イスラムなど近年研究が目覚ましい分野に関しては20年前の学説が完全に覆ってしまっている場合があるため、受験生は注意。
- また、世界史には日本史における野島師や塚原師のような存在がおらず、良質な解答がなかなかない。
テキスト
- 作成者は渡辺幹雄。
- テキストの問題は全て過去問。
- 渡辺幹雄師と茂木誠師の著作『24カ年徹底分析 テーマ別 東大世界史 論述問題集』(駿台文庫)はこの夏期の授業と同趣旨の内容を扱っているので、手にとってみると授業の雰囲気がわかる。
- ただし、説明は少なく、同書のみでの独学は難しいと思われる。
- ちなみに渡辺師が夏期に配るプリントは問題集と全く同じ解答・解説である。
授業
- 最終日の最後のコマにテスト演習がある。最終日にはテキスト掲載問題の詳細な解答、解説が配布される。
- 予習でフローチャートを作成し、見てもらうと有用なアドバイスをもらえる。ぜひ作成を。
- 夏期でとることの利点として、以下のような意見がある。
担当講師
- テスト演習は自習となることが多い。
- 授業は2コマ×160分前後。
休み時間が少ない分、ある意味福井紳一師より凶悪かもしれない。
- 視覚的な印象に残る授業であり、周辺知識も充実。
ーー
Amazon